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102 奨学金(学費免除)額の多いアメリカ東部の10大学

娘が志望校を絞るに当たって、来日した様々な大学の入試担当者から話を聞いていく中で、一番重視しなきゃいけなかったのは、どうしても学費でした。

ハーバードなど一部の超一流大学は、家庭の収入が少ない合格者には全額学費免除もあるし、ものすごく優秀な学生さんはメリットベースの奨学金や国内外の団体の奨学金などで、全額免除も狙えるでしょう。

そういう方やお金の心配がない方は自由に大学を選べると思いますが、うちはまったく無理だったので、ニードベースで家庭の収入に応じて最大限免除してもらえる大学を探すしかなかったんです。


そうやって私たちが出会った大学の中でも、日本人留学生の獲得に熱心で、奨学金(学費免除)額が多い大学20校を、2回にわたってご紹介します。

具体的には、学生の負担額(授業料と寮費合わせた全学費)を年間30,000ドル台前半以下にしてもらえそうな大学で、一部有名大学もありますが、多くは日本であまり知られていないレベル5〜3の大学です。

奨学金があってもパーティー大学は省くことにして、安全性の高い、安心してお勧めできそうなところのみに絞りました。


ちなみに、「メリットベース」とか「ニードアウェア」とか、アメリカの大学の奨学金についての基礎知識は、これらの過去記事をご参照ください。


大学の規模別に分け、大学ランク順に以下のようなポイントについて、わかった部分をまとめてあります。

・学生数
・GPAの目安
・必要なTOEFLスコア
・大学の特色
・入学審査で重視するポイント
・奨学金(学費免除)額や学生の支払額の目安

※GPAとは、高校の成績評価を点数にしたもので、4.0が最高。


特に、★のついた5大学が、ニードアウェアでなくフル・ニードベースド/ Full need-basedの奨学金のある、お勧めの大学です。

つまり、経済的援助を必要としているかどうかを審査の対象とせず、必要な奨学金が最大限出される(学費が免除される)という意味で、家庭の収入によってはうちのように年間の負担額が10,000ドルちょっとか、それより低いこともあるかもしれません。

ただし、これらのデータは5〜7年前に私が入試担当者から聞いたもので、現在も同じ、どの学生も同じとは限りませんので、あくまでも参考として、詳しくは担当者との面談でご確認くださいね。


これらは3,000校以上あるアメリカの大学の一部にすぎません。
このリストの中にお目当ての大学がない場合でも、各大学についての説明を参考に同じようなポイントを持つ大学を探していただくといいんじゃないかと思います。


では、以下は有料記事になってしまいますが、必要とされている方のみご参照ください。

まずは、東部の10大学をご紹介します。


大規模私立大学 1校

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