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森林リスキリングと教育🏫

私達、はんのう森林みらい塾を卒業しました。
立派な木の修了証を頂き、学生の卒業式みたいな気分だ。まだ森林においては何も成していないハズの大人達全員が自己効力感が上がっていた。

鬼沢塾長がクロージングのときにお話された子供達の教育への逆引きが響いたので、大人のリスキリングとの関係性を考えてみた。
最終回・修了式詳細はこちらのレポートで。

今回、集まったメンバーはみんなそれぞれ自分のスキなコト・モノ・ヒトがある方々だ。
そもそも子供達は、産まれた瞬間からワクワクしか持ち合わせていない。それが、成長とともに得る知識や環境で埋もれていってしまうのだろう。誰しも探せばみんなある心地よさみたいなスキは、成長が体験からではなく頭からがメインになって薄れていく。

社会人になる頃には、みんな、頭がいい顔、になってしまう。気づけば私もそうなっていた。
常にゴールを定めないとボールを蹴っちゃだめだと思い込んでいた。仕事でも子育てでも。
頭と口だけでやれた気になっていた。

ワクワクってなんだろう?
私が思うワクワクは、ゴールは見えないし、なんだかわからないけど、五感から自然と湧いてくる『面白み』みたいなものであって、頭だけで知って起動できる感情ではない。
ボール、蹴るだけで楽しい!ってな具合。

友人の山を目の前にしたら何も出来ない自分に気づいてハッとしたとき、無知の知でワクワクとヒヤヒヤが湧いてきた。それが、私の森林リスキリングの始まりだ。
学生時代研究対象の大海原に航海に出たとき感じた絶望感とワクワク感を思い出した。

センス・オブ・ワンダー アゲイン。

最近、旧友や新しく会う方に自己紹介する際、この話をして、私自身は「海から山に遡上してきた鮭」なんだと説明している。

こども時代…特に義務教育くらいの時期はまだまだ親(大人)の影響が大きい。その世代の子供達に本来の学びを見せてあげるのは親(大人)の背中だと思っている。
イイ歳の大人だからもう遅いと諦めずに、今までとは違う海原(山原⁉︎)に足を踏み出し、ワクワクを呼び起こせたら、そんな姿を子供達に見せられたら、バタフライエフェクトが起きるんじゃなかろうか。

今こそ、親子遠足とか親子林間学校とか教育や会社の仕組みで親こそ森に連れ出しちゃおうよ。
なんなら企業研修は森で実施しましょうよ。チームビルディングとか社会貢献とかカッコイイ冠はいらないから、大人遠足でいい。ゴールを設定しなくていいから、そろそろ若い世代に、とか言ってる子育てど真ん中世代にオススメしたい。
人的資本経営と言われて久しいが、それが会社だけにある用語じゃなく、社会の為・未来の為だとしたら、子育て(子供達への教育)が未来への最大の投資だと思う。
大人のリスキリングの定義を見直して社会(会社)の福利厚生に組み込めたら最高の子育て支援になるだろうよ。妄想が止まらない。

センス・オブ・ワンダーアゲインを大人のリスキリングと定義して、その先に未来(子供達)があると、捉えてみてはいかがでしょうか。
昭和の、親父の背中、って、こういうことだとしたら、深イイ言い回しだ。

目下、わが家では、親の背中を見せる前に、子どもが自ら釣りにハマってくれたので、親は背中を見守るだけだ(笑)
将来、彼らがアゲイン予備軍の大人になったとき、ハッと蘇る原体験になるといいな。

私は、引き続き森林リスキリングして、
大人や子供に背中 見せていくぞ(笑)

見守る側の景色も好き


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