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調剤薬局で、何故、症状を聞かれるのか?


皆様はこのような疑問を1度は抱いたこと
無いでしょうか?

私は以前、調剤薬局に務めていた際、患者様から聞かれたことがありましたので、今日は、その事についてお話してみたいと思います。


それは.....
処方せんには....

「病名が載っていないからぁ〜」

と...
ちょっと、NHKの番組に登場する
【チコちゃん】風に言ってみた🌈😆

例えば
わかりやすいところでお伝えすると
【帯状疱疹】と【ヘルペス】
を比較してみた時


原則
帯状疱疹は7日服用
ヘルペスは5日服用
(※私が勤務していたころに扱っていたお薬の話です)

と、

お薬には全て

【適応上の記載】
(この薬はこんな研究データがありますよ〜、このような効能効果などがありますよ〜、この病名や体重・年齢だったらこのくらい飲んでね〜、みないなことなどが示された、専門的な文書のようなもの)

があります。

そのため
薬剤師の先生は、

【処方せん】
(お薬の引き換え券のようなものであり、お薬をこれだけお願いね〜と言う医師からの指示が書かれたもの)

に、
記載のあるお薬や服用日数などから、
病名や症状などの
【おおよその予測】は立つものの
【念のため】
この患者様がどういった症状があるのかなどを確認し、処方せんに記載されているお薬が、適正かどうかなどの判断をしているというわけです

そういったことから、
薬局
(お薬を病院の外でもらう場所)は
患者様にお薬を安全にお渡しする為の

【最後の砦】

といっても過言では無いと考えていた。


そういった意味では、
医師の先生も、医師の先生の指示に従い、医師の側で様々なカルテや指示の入力作業をしている、いわゆるクラークと言われる職業の人も完璧では無いからです。

なので
極々稀なことではありますが...

「帯状疱疹と言われました」
との患者様の処方せんに

5日分と記載があった場合は....
記載があるからと言って、医師の先生の意図も確認せず、そのまま出してしまっては、
しっかりとした治療効果が期待出来ないかもしれない...

さ〜どうしよう...
となってしまう。

よって
患者様を少しお待たせしてでも
薬剤師の先生が、
医師の先生に
【疑義紹介】
(このような指示をいただいておりますが.....と、念のため、お薬の量などに間違いはないかとの疑問を投げかけ、お伺いする行為)

という形で電話にて確認をしている。

これが理由🌈

今日は
薬剤師の先生方は、このようにして、
全ては、患者様に不利益が出ることのないように、との思いで、
お薬の専門家として
日々、安心・安全にお薬をお渡しするべく、
【大切な確認作業】
などもしているといった話でした。


因みに
「病院に聞けば、私の病名ぐらいわかるでしょ!とか....   
問診は病院で書いたから、
見せてもらって!など.....
仰る方も稀にいらっしゃいましたが....
残念ながら、
薬局と病院は別の会社
(法律で決まっている)
である為、
個人情報の関係上...
それはなかなか難しいのです😓


【おまけ】
薬局勤務当時は、こういったことから、患者様の待ち時間を少しでも減らす意味もあり、処方箋を受け取った時点で、お薬の内容によっては、薬剤師の先生の補助として「今日は病院の先生になんと言われましたか?」などお伺いし、お薬代の計算や準備をしている間に、場合によっては、病院へ疑義紹介をするといったこともありました。

なので
今は患者側の立場から、
たまに行く薬局さんには、待ち時間含め様々な効率面からも
処方せんを渡す際には
【念のため】

「今日は〇〇で受診しました。
〇〇と言われました」

と言うようにしています☺️🌈


ではでは🌈🤗
また、お仕事のはてな?
なども、お伝えできたらと思います✨💕



気にいっていただけましたら【スキ】をいただけましたら嬉しいです💕✨🤗
♪───O(≧∇≦)O────♪

※内容については、あくまで私の体験や経験的知識から発信しているものです。 
お薬の相談等につきましては、お近くの薬局、または、かかりつけ薬剤師の先生方にお尋ねいただけますと助かります。🙇‍♀️

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