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今年の10の目標を考えてはみたが、はたしてどうなる?


お題拝借「10のやりたいこと」に乗っかってみた

わけだが。
”やりたいこと”とは、つまりは願望を述べよということだ。いいかたを変えると、実行することがほぼ確定していることは語るなよ、と釘を刺されているわけだ。
自分でいえば、美術館やライブ、仏像鑑賞などは”やりたいこと“ではなくすでに“やること”という範疇なので、それは”やりたいこと”とは違うよ、と。
なので、本稿は“できたらいいなあ”という確度も意欲もそこそこの願望中心である。

1 行ったことのない県に行きたい

自分にとって旅自体は願望というよりも予定というほうがしっくりくるけれど、しかし、ここ最近の旅先は再訪パターンが多かった。旅に出る目的が美術展や御開帳だったせいで、旅先に選択の余地なしではあったのだけれど、でもそればかりだとやはり、マンネリというか新鮮味がないというか。

というわけで、日本を旅するということ自体を目的とする旅をしたい。行ったことのないところに行くというのは十分な旅の目的になるだろう。

自分の未踏破県は残すところ秋田県と宮崎県の2県。これをもって全都道府県制覇なので、これは行くしかないでしょう。

2 海外に行きたい

旅に出たい願望からもうひとつ。コロナ禍で渡航禁止となって以来、海外旅行はとんとご無沙汰になってしまった。まあ、コロナだけが理由ではなく、忙しくてまとまった時間がまったく取れなくなってしまったなど、いくつもの要因があってのことだけれど、行きたくても行けないというのは相当なストレスになっている。

国内の旅じゃ満足できないこの身体。ちょっと前までは「次はアンコールワットで仏彫刻三昧だーっ」とか「ウィーンで音楽と美術に浸りまくるぞーっ」とか計画していたのに、今は白紙のパスポートを眺めてはため息をつくばかり。ああ、アジアの市場の喧騒やヨーロッパの古城の静謐が自分を呼んでいる。

3 絶景を観たい

これは“旅をしたい”のオプションなのかもだけれど、旅先に限らず、ここ数年、“絶景を観る”ということを強く意識している。
寺院やミュージアムといった施設系は当然のように行くけれど、それだとどうしても活動が街なか中心になってしまうのですよ。なので、比喩的にも言葉どおりの意味でも、視野を広げるために眼福を味わう努力はしていきたい。

大雪渓や大瀑布、水平線のような大パノラマ。巨大建造物の圧倒的なパースペクティブ。夜空に浮かぶオーロラなどの自然現象など、絶景を堪能したい。

4 寺をめぐりたい

冒頭、“寺に行くのは日常”と書いたが、寺関連でもそうそう気楽に行けないものもある。“めぐる”ってのがあるじゃないですか。例えば“七福神めぐり”とか、そういう決められた数の寺院をまわる系のアレである。

自分は現在、坂東三十三観音をまわっている最中なのだけれど、少々足踏み状態が続いている。別に焦る必要もないし、そのゆっくり感も楽しいけれど、2年後の秩父三十三観音総開帳年までには坂東のほうは結願したいかなあ。

それともうひとつ。四国八十八ヶ所霊場も残すところあと十数ヶ札所で結願なのに、四国に行く機会が作れず十年以上もあいだが空いてしまっている。こちらもはやいところ結願しないとなあ。したいなあ。

5 スポーツ観戦に行きたい

自分はいままでスポーツ観戦はしたことがない。というのは嘘だが、物心がついてからは本当に行ってないのだ。スポーツ自体は嫌いではないけれど競技系が得意ではないせいでノットフォーミー。だから自分が楽しむ運動はひとりでできるもん的な登山や自転車だ。

でも野球やサッカーの中継をみていると、まあやっぱり面白いし、モニタ内での観戦では全体の選手の動きがわかんないじゃんね、と最近とみに思いはじめた。

未経験アップデートというオレ的ムーブメントを進めるうえでも、ここはスポーツ観戦に行こうじゃないの。どうせなら手当たり次第で観ていこうじゃないの。野球にサッカー、バスケにバレーあたりは前提に、個人競技のテニスやボルダリングなんかもよさそうだ。
あとは相撲ね。これはぜひ観たいけどお高いんだよね。悩ましい。

6 ギャンブル観戦をしよう

自分はよくいえば堅実派、有り体にいったら小心者。なので、賭け事は海外旅行時のカジノくらいのギャンブルとはほぼ無縁の生活。今後も賭け事をしたいとは思ってはいないのだけれど、現場がどういうものかを経験するのはアリだよなあと思うわけですよ。
競馬、競輪、競艇にオートレースと、それがどういうものなのかを知る機会はあってもいいよね。一度は行ってみるべきだよね、と。こちらも手当たり次第ひととおり行ってみたい。

7 宝くじを当てたい

ギャンブルはしないと言っておきながら「宝くじはいいのか?」という自己矛盾であったり、そもそも”やりたいこと”というよりも”他力本願な妄想じゃないか”という気もするが、剥き出しの超願望だもん。しょうがないよね。
そのためにくじを購入するという行為をするわけだし、やりたいことでいいよね。めざせ10億円!

8 今後の人生を考えたい

ここまで書いてきたお気楽な妄想ではなく、堅実で人生をどう考えるかという話であるが。いままで書いてきたやりたいことを実現するためには時間も先立つものも必要だったりする。そのためのマネジメントをどうするかという計画はしっかりと考えてかないといけないよね。例えばエンディングノートを考えるとか、人間ドックにかかるとかそういう感じ。

なにしろ、宝くじ当たったら人生設計の見直しもしないといけないわけだしさ。そのための準備はしっかりと計画しておかないと。ってどこが堅実な考えなのか?

9 大掃除をしよう

毎年年末に思うのである。どうして部屋かたづけが終わらないんだろうと。

年末の大掃除はいつも中途半端で、ああどうしてもっと早くから取りかからなかったのだろうと、年内完結は無理!と思ってしまう。
で、普段から少しずつかたづけるぞ、今度こそ! と心に誓うまでが新年のお約束なのだけれど、今年はマジでやる。やりたい。今年こそは一年かけて大掃除だ!

といいつつ年が明けて2週間が経過し、すでに雲行きが怪しくなってきている。ああ、企画倒れの足音が聞こえてくる。

10 noteをはじめたい

目標のラストはこれ。昨年から以前やっていたブログやWeb日記を再スタートしようと思っており、というわけで、このnoteがはじまったのでした。

”やりたいこと”ではなく”すでにやっていること”とのようだけれど、書きたいことはこの雑コラムだけじゃないのだなあ。そちらはもう少し準備をしてからと思っているので、自分へのプレッシャーとしてここに宣言してみた次第。

まとめ

以上が10の目標である。しかし、項目出ししてみて思ったけれど、10もやりたいことがあって、それを一年でやりとげるなんて時間的にも労力的にも財力的にも無理だよねえ? 今回取り上げなかった次点の”やりたいこと”も待っているしさ。

まあ、挫折しないようほどほどに頑張ろう。

「G式過剰neo」は99年〜03年にかけて断続的に発表していたWEBコラム「G式過剰」のリブート版です。

24年1月15日 初出

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