ホントにあった猫とおばちゃんの不思議な話①

子供の頃、道路の角に住んでいるおばちゃんがゴミを食べにくるカラスに
「そんなの食べたらおなか壊しちゃうよ、お仲間にも言っといてあげなさいね」と話しかかると、不思議としばらくの間はカラスがゴミを荒らす姿を見なくなりました。
その角のおばちゃんは野良猫や野良犬とも仲が良く、玄関の前にはいつも猫がお昼寝をする姿がありました。
その角のおばちゃんは子供の私によくこんな話をしてくれていました。
「なにか困ったことがあったらマグロを猫にあげながら話を聞いてもらうと　　　　いいとよ」
「なんで？猫って人間の言葉わかると？」
「猫も犬も人間が何いいよるかわかっとるよ、だから悩みを聞いて助けてくれるかもよ」

その後、私は引っ越し角のおばちゃんと会うことはありませんでしたが、なんとなくこの言葉が頭から離れず、なにか悩みがあったらちょっといいおやつやごはんを猫にあげながら悩みを話すことが普通になっていました。
                                                                        　　　　　　　　　　②へ続く

保護猫15匹と人間達の毎日
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