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映画館の広告営業マンが紹介!「数字で見る“映画鑑賞料金“の実態」

こんにちわ。映画館で広告営業マンをしているyk(ワイケー)と申します。

前回投稿したnoteは、【映画館の広告営業マンが紹介!「数字でみる“今”の映画館」】という事で“日本の映画館の数”“年間の動員数”など日本の映画館の現状を具体的な数字をもとにご紹介させていただきました。

そして、なんと… ありがたいことに、、、
過去note(1投稿平均)の2倍近いPVをいただきました。

ありがとうございますっっっっっ!!!!!!!!

前々回のnoteも今までで一番の“スキ”をいただき一人で喜んでいたのですが、今回もかなり嬉しい…笑  たぶん見ていただいている皆さんの数字からしたらまだ微々たるものだと思うのですが、個人的には大きな一歩でした!

という事で自分の中でのnoteへのやる気意識が高まっている状態でどんどん投稿していければと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

今回のnoteについて

今回はタイトルの通り、”映画の鑑賞料金”について、以下3つの視点からご紹介できればなと思います。

①現状
②過去/未来
②世界(グローバル)

”今”の映画鑑賞料金

早速ですが、皆さん”今”の映画鑑賞料金ってご存知ですか?

去年、料金の改定があり映画館にもよりますが大体の映画館が「一般:1,900円」と設定しています。その他の料金については、以下の通りです。
(※以下、TOHOシネマズ映画鑑賞料金 一部抜粋)

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ちなみに料金改定前は、一般は1,800円でした。なので+100円値上がりしました。値上がりの理由としては、以下が理由となります。
(※以下、TOHOシネマズ 映画鑑賞料金 改定のお知らせ 参照)

①アルバイト人件費を中心とした運営コストの上昇
②各種設備投資への負担増

個人的な意見としては、映画館に勤めている人間が言っていいか微妙なところですが、やや高いなと感じます…笑

みなさんはどう感じますか?

日本の映画鑑賞料金の推移

今は1,900円だけど、”過去”はどうだったのか! 気になりませんか?
個人的には、昔はもっと安かったはずだけどなー と思ったりします。

では、70年まえからの推移グラフをご覧ください。

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※参照元:ガベージニュースhttp://www.garbagenews.net/archives/1190939.html

こうやってみると74年あたりから95年あたりまで急激に伸びていますね。

また冒頭自分が「昔はもっと安かったはずだけどなー」というのは完全な妄想でしたね。自分が1991年の生まれなので、生まれたときには1,800円台でした。単純に幼児~小/中学生だったから鑑賞料金が安かっただけでした…

あと、物価が全然違いますが、1950年の64.6円って凄いですよね!笑
(大好きなガリガリ君と同じ値段…)

ちなみにこの時代調べてみたら、平均的な勤労者世帯の月収は1.3万円でした。なので今の鑑賞料金より多少高いくらいという感じでしょうか…?
(わかる方いたら教えてください!笑)

最後に今後の鑑賞料金の値上げについてですが、1995年からの横ばいの動きを見ているとここから大幅な値上げはなさそうですね。ただ去年のような+100円程度の若干の値上げは今後もありそうです。(2,000円いったら厳しいな…)

世界の映画鑑賞料金との比較

日本の平均映画鑑賞料金は1,300円ですが… 世界はどうなの?ということで、、、

まずは”映画大国”のアメリカ! アメリカでは平均的な映画鑑賞料金は、1,000円程度ですが、日本と違い映画館や地域によって料金が変わる場合が多いそうです。例えば、物価や平均賃金が高いシカゴでは1,500円程度と
+500円も違うそうです…

また日本以外のアジア圏では、平均して500円~800円程度の国が多いそうです。ちなみに中国はアメリカ同様に地域や設備によって大きく変わるそうで、平均して1,100円~1,500円程度だそうです。ただ中には日本の1,900円を上回る映画館もあるみたいです。

物価の高い北欧は、映画料金も高く日本とほぼ同じ1,700円程度が平均となっています。

そうした中で最安はインド! ちょっと前から”インド映画がアツイ”と言われてましたが、そんなインドは平均320円!!!! 激安ですね…

このトピックの最後に上の料金をグラフにまとめてみたので、改めて比較してみてください。

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※参照元:株式会社サンライズ社
http://www.snr.co.jp/archives/1974/

最後に

以上が「数字で見る“映画鑑賞料金“の実態」となります。いかがでしたでしょうか?

何度も言うようですが、個人的には日本の映画鑑賞料金は改めて高いなと感じました!笑 それでも日本の映画市場は2,000憶円前後をキープしており、その背景には日本人の映画文化の根付きがあると感じます。

ただ今後は、”SVODの勢い(特にオリジナルコンテンツの強化)””New Normal(新たな生活様式)”などの要素により、映画館への来場率が下がることが懸念されています。

ついては、業界全体を通じて”守り”ではなく”攻め”の姿勢で今よりもっと沢山のお客さまに来場頂けるよう日々創意工夫をしていかなければと考えます。(個人で出来ることはたかがしれていますが、それでもやり続ける意味はあるかと)

以上でございます。

それでは、次回もたまたま目にする機会がありましたら、是非ご一読頂けますと幸いでございます。
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※今までのnote一覧
① 映画館の広告営業マンがnoteはじめました
https://note.com/ixxx0828/n/n6cac3a293ec4

② 映画館の広告営業マンが紹介する「シネマアド」#1
https://note.com/ixxx0828/n/ne15a5d743139

③ 映画館の広告営業マンが紹介する「シネマアド」#2
https://note.com/ixxx0828/n/n6b154e808f17

④新型コロナによる映画館への影響まとめ
https://note.com/ixxx0828/n/nc7a0c83aa7d8

⑤新型コロナによる映画館への影響まとめ#2
https://note.com/ixxx0828/n/n1d3c0c72986a

⑥新型コロナによる映画館への影響まとめ#3
https://note.com/ixxx0828/n/n32e975727911

⑦映画館の広告営業マンが紹介!「数字でみる”今の”映画館」
https://note.com/ixxx0828/n/nbc0a00e4a8b7

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