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映画館の広告営業マンが紹介する「シネマアド」#2

こんにちは。yk(ワイケー)と申します。

noteは三回目の投稿になります。前回の投稿では今回の本題である「シネマアド」についての前段として、簡単に映画業界(特に映画館)について書いてありますのでこの後本投稿見ていただけるよ!という方は、是非チェックしてみてください。(https://note.com/ixxx0828/n/ne15a5d743139)

今回は、前回の投稿にも書かせて頂いた通り「シネマアドとは…?篇」の第二弾として、前回の映画業界からいよいよ本題の「シネマアド」についてご紹介させて頂きます。

シネマアドとは…

シネマアドとは、映画館のあらゆる導線を活用した広告・プロモーションメニューの総称です。
ちなみにここでいう導線とは、映画館内で来場されたお客様が通る道のことを指しております。(※以下参考例図)

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シネマアドの各メニュー

各映画館で一部異なるメニューもありますが、基本的には以下5メニューとなっています。それでは以下で各メニューについてご説明させて頂きます。

■1、シネアド(スクリーン広告)
映画館内のスクリーンにて、映画本編上映前に流れる広告枠を指します。
特徴(※一部抜粋)としては、以下になります。

【特徴1:大画面・大音量】
映画館ならではの特別な空間で演出でき、外部情報をシャットダウンした高い没入感の実現が可能

【特徴2:強制視聴完了】
スクリーンに注視するために設計された空間・ルール、寛容なオーディエンスのマインドから、比較的離脱率の高い長尺CMであっても高い浸透率の維持が可能

シネアドに関しては、「シネマアド」の中でもメイン商材になりますので、次回以降にさらに詳細掘り下げた形でnoteに投稿しようと思います。

■2、入場口サンプリング
スクリーンへの入場時などに映画館スタッフがリーフレット、試供品などをサンプリング。

【特徴1:高い受取率】
基本的には、映画館スタッフが半券(※)と一緒に直接手渡しするので、高い受取率の実現が可能(※半券=映画鑑賞券の半分)

【特徴2:ターゲット配布】
「性別」「観賞作品」のセグメントができ、細やかなターゲット配布が可能

■3、デモンストレーション
映画館ロビー内にて、入場待ちで滞留する映画鑑賞前のお客様へ対し、特設スペースからダイレクトなコミュニケーションが可能

■4、チラシ・ポスター設置
映画館ロビー内に設定している既定チラシ・パンフレット設置枠に設置し、映画開始前の来場者へ訴求が可能

■5、レストルーム広告
利用率が高い映画館レストルームの洗面台鏡・個室内扉にステッカー広告を貼り、映画館来場者の多くに訴求可能(特に女性)

上記図(映画館内 お客様導線 例)に記載ある通り、多くのお客様がレストルームを利用。映画館によりますが利用率は、男性女性ともに85%以上になります。

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以上が「シネマアド」基本5メニューとなります。また上記以外にも各映画館で特別なメニューがあったりするので、気になる方は是非チェックしてみてください。参考までに各映画興行会社の広告WEBページのリンク貼っときます。

▼イオンシネマ
https://www.aeoncinema.com/company/publicity/
▼TOHOシネマズ
https://www.tohotheater.jp/news/cinead-news.html
▼ユナイテッド・シネマ
https://www.unitedcinemas.jp/produce/
▼松竹マルチプレックスシアターズ
https://www.smt-cinema.com/business/media.html


以上が基本的な「シネマアド」の説明になります。いかがでしたでしょうか?

次回は、「シネマアド」のメイン媒体である”シネアド”について少し掘り下げてご紹介させて頂こうかと思います。

それでは、次回もたまたま目にする機会がありましたら、是非ご一読頂けますと幸いでございます。

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