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五輪選手、対戦相手が濃厚接触者でも試合拒否すれば不戦敗! 選手間の感染に責任もたないプレーブックは「五輪貴族」を楽しませ、金儲けさせる奴隷契約!? しかも選手の感染は自己責任! 濃厚接触者と対戦拒否できなければ感染拡大に拍車をかける可能性があるのでは!? 2021.7.28

(文・IWJ編集部 文責・岩上安身)

 東京五輪では、新型コロナ感染者の濃厚接触者との対戦を拒否できないしくみになっていることが、2021年7月25日のしんぶん赤旗の報道で判明した。

 東京五輪のプレーブックに同意することが、大会参加の条件だが、プレーブックでは、「一定の条件の下、濃厚接触者の競技参加は可能」と明記されており、プレーブックへの同意により、「大会や試合を通して感染するリスクを許容している」と五輪組織委が明言したのである。

 もし濃厚接触者との試合を拒めば、拒んだ方が不戦敗になるというのである。

 これは、「五輪貴族」の金儲けのために、大半がアマチュアである出場選手が「奴隷契約」を結ばされているようなものではないか?

 そもそも対戦相手が濃厚接触者かどうかの情報自体、試合参加選手に伝えないという。

 7月25日には、オランダの男子ボート選手など大会関係者10人の新規感染が判明しており、このボート選手はレース出場後に陽性が判明したという。

 この選手は、試合やその他の場面で他の選手に濃厚接触した可能性もある。濃厚接触者の情報が明かされなければ、どこで感染するか不明だ。仮に対戦相手が濃厚接触者であるとわかっても、対戦が拒否できなければ、感染拡大の可能性が高まるのではないか!?

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▲東京五輪のプレイブック第3版(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会ホームページより)

五輪参加選手に濃厚接触者との対戦強制! 試合での感染リスク許容! 組織委がはっきり認める! しかも対戦相手が濃厚接触者かは伝えない!

 7月25日付けしんぶん赤旗が、東京五輪で「新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となった選手と試合をする選手が、対戦を事実上拒否できない仕組みになっていることが24日、本紙が入手した内閣官房の文書などから分かりました」と報じた。

※この記事はIWJウェブサイトにも掲載(https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494890)しています。
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