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今週の「ヤバいVR」10選【Vol.4】~'20/5/31
毎週10個のトピックを「ヤバいVR」としてをまとめています.
期限は気力が続くまで.
なんとか4週目。前回のnoteはこちらから。ぜひ一緒にご覧ください。
Elon Musk(イーロン・マスク)氏率いるアメリカの民間企業「SpaceX」が開発した有人宇宙船「クルードラゴン」が打ち上げに成功しました。
Liftoff! pic.twitter.com/DRBfdUM7JA
— SpaceX (@SpaceX) May 30, 2020
明るいニュースは希望を与え、次のアクションの活力になるに違い有りません。新型コロナウイルス以降、一層注目の高まったVR/ARでも、人類の夢を実現するような期待のニュースが毎日届いています。
1.ポケGO開発元・Nianticが500億円超を資金
Nianticは「ポケモンGO」プレイヤーからの情報でARプラットフォームを作成するため、会社評価額40億ドル(約4300億円)で4億7000万ドル(約505億円)の資金調達を実施しました。
Nianticは2カ月前にARスタートアップ6D.aiを買収したばかり。
驚嘆するスピードと解像度で現実世界の3Dマップ化を推し進めています。
2.Magic Leap、CEOが退任
先週の「ヤバいVR」vol.3でもMagic Leapの資金調達について触れましたが、同社の創業者でCEOを務めるRony Abovitz(ロニー・アボビッツ)氏の退任が発表されました。
これまでもMagic Leapは最も注目されるMRデバイスであった反面、様々な困難も経験してきました。先日もtoCからtoBへの方向転換や大規模なレイオフを発表したばかり。今後はその戦略にマッチしたCEOを探している模様です。後任が決定し次第、またお伝えします。
3.MESON、Auggie Awardを受賞
MESONが企画開発を行った「PORTAL with Nreal」が世界最大級のAR/VRアワードAuggie Awardsにて、Best Campaign賞を受賞しました。同社によれば、Auggie Awardsにおけるソフトウェアの受賞は日本企業初の快挙です。
4.#家ナカARSQUAREコンテスト 開催
AR SQUAREを使って新しい家ナカ遊びを考えてみました!
— カンタ(水溜りボンド) (@kantamizutamari) May 24, 2020
トミーVSハト。そしてなんと僕らがキャンペーンをしています!
豪華景品もあたるのでやってみてね!
◆DLhttps://t.co/H3JGuh9iLf
◆キャンペーン詳細https://t.co/MNjsO8xOXT#家ナカARSQUAREコンテスト #PR pic.twitter.com/jgwQSqYVRi
YouTuber「水溜りボンド」が、タレントやキャラクターと一緒に撮影できるARアプリ「ARSQUARE」を用いたキャンペーンを実施中。指定のハッシュタグをつけて動画を投稿すると、最大10万円分のAmazonギフト券が送られます。
応募期間は2020年5月24日(Sun) から6月2日(Thu.)まで。
AR SQUAREを使って新しい家ナカ遊びを考えてみました!
— カンタ(水溜りボンド) (@kantamizutamari) May 24, 2020
トミーVSハト。そしてなんと僕らがキャンペーンをしています!
豪華景品もあたるのでやってみてね!
◆DLhttps://t.co/H3JGuh9iLf
◆キャンペーン詳細https://t.co/MNjsO8xOXT#家ナカARSQUAREコンテスト #PR pic.twitter.com/jgwQSqYVRi
5.VR版スター・ウォーズの新作「Star Wars: Tales from The Galaxy's Edge」を発表
Galaxy's Edgeは、Star Warsシリーズのテーマランドで、カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドと、ディズニー・ハリウッド・スタジオで楽しむことができます。今回発表されたVR作品はそこを舞台としています。
Step into the Star Wars galaxy and live your own adventure on Batuu in #StarWars: Tales from the Galaxy's Edge, coming later this year in collaboration with @Oculus. Learn more: https://t.co/PtweULtLQl #StarWarsTales #GalaxysEdge pic.twitter.com/filIJAwEfD
— ILMxLAB (@ILMxLAB) May 28, 2020
開発はルーカスフィルムの ILMxLABが担当。本作を一方的なユーザーテリングから、ユーザーの行動や判断で物語が展開する「storyLIVING」への大きな一歩のひとつだと述べています。
同社のVR作品としては、既にダース・ベイダーを題材としたゲーム「Vader Immortal」が販売されています。
今回はより物語性が重視された体験になるのかもしれません。魅力的な世界観やキャラクターを持つ作品だけに、没入感は作品の要になるはずです。前作からどれほど進化しているのか目が離せません。
「Star Wars: Tales from The Galaxy's Edge」は年内にリリース予定。
6.能舞台『VR能 攻殻機動隊』ビジュアル公開
VR能「攻殻機動隊」のビジュアルが公開されました。VR能とは「様々な最先端技術を駆使し、世界初のVRメガネなしで仮想現実空間を再現し上演される能舞台」とのこと。
紫色の唐織を羽織った少佐・草薙素子の姿が確認できます。
最新技術駆使した“VR能”「攻殻機動隊」、本ビジュアルに唐織を羽織った草薙素子https://t.co/soMtI8T1fc pic.twitter.com/8AvosJmJbD
— コミックナタリー (@comic_natalie) May 30, 2020
映像技術はこれまでも舞台「攻殻機動隊 ARISE:GHOST is ALIVE」や3D能に携わる明治大学・福地健太郎教授。さらにVR技術を東京大学総長補佐の稲見昌彦教授が担当。演出や脚本以外にも期待の作品です。
開催は「世田谷パブリックシアター」にて2020年8月22日(Sat.)、23日(Sun)の2日間。チケットはイープラスなどで先行発売中です。
7.8K対応の「Looking Glass」が出荷開始
裸眼での立体視が可能なホログラフィックディスプレイ「Looking Glass」が8Kに対応したモデルの出荷を開始しました。購入申し込みは公式サイトから。ただし、価格は明らかにされていません。
利用用途として医療や自動車、建築などのマーケットが挙げられていますが、UnityやUnreal Engineなどに対応したプラグインを提供しているため、今後の価格次第ではエンターテイメントなどへの応用も期待されます。
8.Combine Reality、Project North Starベースの「CR Deck Mk.1」を発表
Combine Realityは、ARヘッドセット「CR Deck Mk.1」 を発表しました。Kickstarterがまもなく開始される模様です。
Project North StarはUltraleapがオープンソースで開発しているARヘッドセットで、自作する他に、既にKitを販売している企業もあります。
同社は既に後継機のイメージもTwitter上で公開。クラウドファンディングのリターンとしても何かしら組み込まれるものと考えられます。
Meet the CR Deck Mk.1. Your portable, open-source headset for AR development. Based on #ProjectNorthStar & built around @ultraleap 's advanced hand-tracking technology, with parts that are easily remixable with off-the-shelf components & modules. Coming soon to #Kickstarter. pic.twitter.com/xbgkQrlHKL
— CombineReality (@CombineReality) May 29, 2020
9.HP、VR HMD「Reverb G2」を発表
HPはVR HMD「Reverb G2」を発表しました。本製品はValveやMicrosoftと提携して開発したもので、2020年秋に発売予定です。
高い解像度や視野角を誇り、音響でも。今後もハードウェアの性能向上は、各社の競争や提携によって加速度的に進化していくと予測されます。
10.HTCの元CEO率いるXRSPACE、コントローラー不要のVR HMDを公開
HTCの共同創業者で元CEOであるPeter Chou(周永明)氏が新たに設立したXRSPACEは、新しいVR HMD「MOVA」とソーシャルサービスを提供する「Manova」を発表しました。
5G-capable VR standalone with default hand-gesture controls. Easy to slip on anytime, anywhere.
— XRSPACE (@xrspace_) May 27, 2020
More: https://t.co/QOmBrzVwO9 pic.twitter.com/uPbGpucANH
ファミリーコンピュータ ロボットのようなユニークな見た目をしたMovaは、5G対応のスタンドアロン式HMDで、ハンドトラッキング機能を採用することでコントローラーいらずの操作を可能にしています。
ソーシャル機能のManovaはアバターを「デジタルセルフ」として本人に近い特徴を反映する容姿になる可能性があります。一般ユーザーへの普及に向けて、アングラなVR SNSのイメージを払拭する狙いや他のサービスとの連携があるのかもしれません。
おわりに
ライブやスポーツイベントは少しずつ再開の兆しが見える一方で、依然として新型コロナウイルス(COVID-19)の対策やリスクは主催者や参加者の大きな不安材料に違いありません。
さらにずっと家にいたり、通勤通学が再開したりすることで人々の心理的なストレスも増えている現在だからこそ、AR・VRが提供できる新しい価値を考える毎日です。
World Maker Inc.ではAR・VRで新しい日常を探索していきます。
一緒に検証していただけるパートナーや開発メンバーを随時募集中です。
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会社のみんなとドーナツ食べます。