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保育園の先生、2度目のアフリカでの挑戦③ 〜現地スタッフさんと孤児院に絵本の寄付〜



なんとか到着の1日目

ブルキナファソで街ブラして身の回り品を集めた2日目


そして、3日目はバッチリ活動します。
ビールを飲みにきただけではございません。


目的は絵本を渡すこと

当初予定していたことはお世話になった幼稚園を回ることだったのですが、大規模研修で閉園中なので予定変更。

そのため、ブルキナファソ時代お世話になった方に孤児院を紹介してもらったり、現地スタッフさんに絵本をたくさん渡しておき各幼稚園に寄付してほしいとお願いしたりしました。


お気づきになります?

そうなんです。
かなりの人頼み。

助けられることばかりで人に恵まれたと実感せずにはいられないです。もう常に平身低頭でちょっと身長縮んだと思います。



そして、3日目の朝からたくさんの絵本を持って事務所へ。


ブルキナファソ時代、とてもとてもお世話になった現地スタッフさん方にお会いできました。

特に男性の方とは思い出たっぷりで。
当時の私の大家さんは色んな意味でゴリゴリだったんですが、その大家さんを圧倒できるほどの猛者。

うちの村まで来てくれて一緒にビール飲んだり、色んなことをユーモアと皮肉たっぷりに話してくれるので涙出るほど笑いました。


毎回「俺は隊員の力になりたい。これは仕事だけど、やりたいことなんだ。お前が困った時、昼だろうと夜だろう絶対に駆けつけるからな」と真剣に言ってくれる彼。
ゴリゴリ猛者のイケメン具合に感動するんです。
最貧国の最貧の村に外国人1人で住む私にとって本当に心強かったです。

ちなみに写真にいる2名の方がフランス語の翻訳もしてくれ、各地の幼稚園に届けてくれたので本当に頭が上がりません。
なぜか写真の中の私は喋りながらスマホいじってるけど。本当に一旦スマホを置け



後日。実際に園に訪問し、たくさんの写真を送ってくれました。




事務所に長居するわけにもいかず次へ。
孤児院に行きます。


場所を教えてもらったらタクシーで行く予定でしたが、女性スタッフの方が車を出し案内してくれることになりました。
めっちゃ助かる!!!場所が曖昧だったのですごいホッとしました。



いざ、車で出発し孤児院に到着。

スタッフさんが職員の方々にきちんと紹介をしてくれたので、受け入れ側も安心感が違いました。色んな人に助けれてばかりです。



そして、念願叶ってようやく子どもたちに絵本を読み聞かせすることができました。


結果としては


全然スマートにできなかったよ

私の仏語なんて下手くそだし


そもそも、子どもたちは教育が届かず現地語しかわからない。だから職員がフランス語から現地語に翻訳してくれるっていう2重構造だった。


汗臭いし、泥臭かったかもしれないけど


夢は叶った。



きっとこの日のこの場面は、年をとっても思い出す。

お爺ちゃんになっても、思い出してニコニコしてたい。

「なに わらってんのー!」
って孫に言われたら、嬉々として語っちゃう。

「ふーん」とか「もう なんかいも きいた!」って言われてもまた懲りずに言うんだなぁ。


ん〜ちょっとうざいかも。



さてさて、読み聞かせをして、はいサヨナラではつまらない。たくさん遊びました。フリスビーやピロピロ笛、風船なんかをポケットから出して。

めちゃくちゃ可愛いでしょ?

もし、これに異論があるなら、読む人間違えちゃってますね。
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1部の人を見送ったところで話を戻しますが、この子たちの可愛さはたまらん。私にとって日本人の子どもたちと一緒。

でも、そんな愛くるしい子たちの片方では物の飽和状態で、もう片方では貧困状態。


みんな知ってる。



でも、私は経験しちゃったから。

肌で感じちゃったから。

仲の良いお母さんの赤ちゃんが亡くなり、自分の無力さに絶望しちゃったから。



………何かしたくて。


絵本の活動を鼻で笑う人もいるかもしれない。
でも、多分その人は何もやってない人。

自分たちに何ができるを考えた結果が絵本だった。

私たちにできることが
“生きるための支援”ではなく
“生き続けるための支援”だった。




この日だけでもたくさんの人に助けてもらい、救われてきました。

孤児院を紹介してくれた人
ずっとお世話になったスタッフの猛者さん
案内してくれた女性スタッフさん
ドライバーさん
同時通訳してくれた孤児院の職員の方々


皆さんの協力とご好意で有意義な活動となりました。私と相方の2人では決して届かなかったところまで押し上げてもらいました。本当に感謝でいっぱいです。


でも、ここで感謝だけで終わるのは勿体無いと思っています。自分にも相手にも。


私がとても大切にしている言葉

自分1人の力はとても小さい。

でも、いつだって世界を変えてきたのは

たった1人の情熱からだ

自分の小ささも無力さも知っています。

でも、1人の情熱が伝播することも知っています。

子どもが好き

なんの捻りもないシンプルなエンジンですが、今後も明日も頑張ります。

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