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大阪ミキサー計画4

昨日は、扇町公園の昼寝スポットがゾーン空間であるというお話をしました。ゾーン空間とは、私が考えた言葉で、周りのノイズをシャットダウンして作り出した自分だけの空間のことです。
扇町公園の昼寝スポットは、まさにそのような空間で、人が多い扇町公園の中で、周りを完全にシャットダウンして自分だけの昼寝スペースを作り出しているのです。恐らくここで寝ている人たちは、周りの音や人の行き来は全く気にしていません。逆に公園にいる人たちも、ここで昼寝している人たちのことを全く気にしていません。(というか公園と溶け込みすぎて、昼寝している人たちの存在に気づいてすらいません。)このように、人が多い場所でも周りのノイズを遮断し、ゾーン空間を作り出すことで、都市の中に自分の生活を侵食させていくことができるのです。

では、みなさんは自分がゾーンに入れる空間は、持っているでしょうか?
私が思い当たるのは、中之島公園の西側の芝生くらいでしょうか。

扇町公園で昼寝をしていた人たちは、自分がゾーンに入れる空間をいくつも知っているのでしょう。そんなゾーン空間を見つけていくことができれば、生活が家だけでは収まらずに、本当の意味で都市に暮らすということが可能なのではないでしょうか。
ほとんどの人は、家と会社の往復や、最近だとリモートワークが普及したことで家に閉じこもる生活を余儀なくされています。
家で色々なことが完結できることもとても良いことですが、それだけでは勿体無いきもしますし、都市に暮らすということの可能性を潰している気がするのです。

ここからはゾーン空間の探し方を考えていきましょう。
ゾーン空間に大切なのは、周りのノイズだと考えています。
温度や湿度が一定に保たれ、雑音も嫌な匂いもしない、そんな空間があれば集中して色々なことができそうですが、それは違います。以前の記事でも書きましたが、ゾーン空間は「古池や蛙飛び込む水の音」という句と似ています。周りのノイズを断ち切って、自分だけの空間を作り上げる。それこそがゾーン空間なのです。都市を歩いて、少し気になった場所を見つけたら、自分にとって少しストレスがかかるような場所でも、そのストレスを少し我慢して、やるべきことに専念する。そうするといつの間にか、自分のゾーン空間が出来上がってくるかもしれません。もちろんそう簡単にはいきませんが、色々なことを試してみましょう。勉強、昼寝、創作。何かハマるものあるかもしれません。一箇所のゾーン空間で色々なことをするのではなく、用途に合わせてゾーン空間を使い分けるなんてこともできることでしょう。昼寝するならここ、勉強するなここ、本を読むならここなど。。。そんな調子で、都市にいくつもゾーン空間を作るこで、都市に自分の生活を侵食させることができます。

ということで、私もゾーン空間作りをしてみたいと思います。
結果はまたnoteで報告します。

今日は以上です。

佐藤倫太郎

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