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子どものことばの発達を助けるために

こんにちは。いわたコトバのそうだん室、言語聴覚士の岩田です。

今日は「ことばをの発達を助けるために」です。

分かってるけど、喋れない
子どもたちは「言ってることは理解できてるのに、言葉として出てこない」ということがよく起こります。
そういう場合のおすすめの関わり方を紹介します!

言葉以外の方法もさがしてみる

いきなり「言葉以外!?言葉を伸ばしたいんですけど、」と思うかもしれません。
安心してください。
ここでいう「言葉」は大人が使う言葉です。
(例えば、車、電車、ご飯など、)

子供をよく観察してみると「くるま」は出ていないけど「ブーブ」は出ていたり、ハンドルを握るジェスチャーで車を表現したりしてくれていることがよくあります。

実はこれがとても大切で、言葉の目的は「相手に伝える」こと。
だからジェスチャーや幼児語でも言葉の要素は十分にあるんです!というよりほとんど言葉です!

子供が言葉以外でどうやって伝えてるかが分かればそこにワンステップ加えるだけです。

例えば、ジェスチャーで車を表現していれば、そのジェスチャーが出たタイミングで「ブーブー?」「くるま?」と聞いてあげると結構真似して言ってくれます。(この時こちらもジェスチャーをしてあげると◎)

赤ちゃんでもいろいろ伝えてる!

言葉の目的は「伝えること」。だからジェスチャーや幼児語にも言葉としての機能はある!とお伝えしましたが
生まれたばかりの赤ちゃんとかも結構たくさん伝えようとしてくれています。

例えば泣き声。
泣き声で「お腹すいたよ!」「気持ち悪いよ」「さみしい!」など表現してくれています。
そこに周りの大人がご飯を持ってきたり、抱っこしてくれることで、泣くことにが言葉としての意味を持ちます。
泣くことで相手に伝わった!と経験することができるんですね👍

大人も身振りを使おう!

これはもう、子供が分かりやすいからです!
「洗う」が分からない子供がいた時に、大人が「おてて洗うよ」と言ったとしても子供は理解しにくいです。
「おてて洗うよ」といいながら手をこするジェスチャーをすると
「あ!いつもやってるあれが洗うってことなんすね」と理解しやすくなります。

言葉はすぐには出てこない

言葉を伸ばす関わり方をお話ししてきました。しかし一つ知識として知っておい欲しい事は「言葉は簡単には出てこない!」ということです。

言葉は、理解できてから使えるようになるまでに6ヶ月くらいかかることがわかっています。
覚えたての言葉は分かるけど使えないんです!

だから言葉が今、出てきていなくても焦らず、少し様子を見てみることも大切になります。


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