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イワシとわたしの人vol.1 書く人:橋口毬花

下園薩男商店が運営するイワシビルの商品と、こんなことがあったかもしれないお話をオリジナルの短編小説として連載する、「イワシとわたしの物語」。

今回は、新シリーズ「わたしと山猫」の物語の連載開始を記念して、イワシとわたしを作り上げる「書く人」「撮る人」「読む人」の3人にフォーカスを当てたインタビュー企画「イワシとわたしの人」。

第一弾は「書く人」です。

「書く人」は、2021年4月に入社した広報担当の橋口毬花さん

今回は、イワシとわたしが生まれた経緯、橋口さんのこれまでの背景と広報担当として物語に込める想いについてお話を伺いました。

「イワシとわたし」を書く人:橋口毬花

ー執筆活動はいつ頃から?
 
「小学校低学年の頃からです。姉妹が学校の宿題で物語を書いていて、面白そうだなと思って自分も書き始めました。低学年の頃はファンタジー小説から始まり、高学年になると小説家になりたくて本格的に書いていました」
 
ーでは、中学・高校時代は?
 
「中学校では3年間で原稿用紙280枚くらいの小説(1つの物語)を書きました。高校では演劇部に入り、脚本を執筆したり、自分のことや日々のことを題材にした作品も書いたりしていました」
 
演劇部では部長を務め、リーダーシップを発揮してきた橋口さん。

ー大学時代はどのような活動を?
 
「高知の大学に進学して、書くことももちろん続けていましたが、まちづくりやNPO法人の活動にも興味があり、積極的に取り組んでいました」
 
そのほかにも、本場のよさこいを踊ったり、イベントの企画・運営をしたりと多岐にわたって活動されてきたそうです。
 
人生の半分以上に渡り、執筆活動を続けてきた橋口さんにとって、「書くこと」とはどのようなものなのでしょうか。

唯一続けられるものが「書くこと」


ー長く執筆活動を続けられていますが、橋口さんにとって「書くこと」とは?
 
「私にとって書くことというのは、人の評価に関係なく唯一続けられるものです。できるできないは関係なく、できなくても書く、評価されなくても書くという感じです」
 
人の評価は関係なく、自分の表現したい世界、想いを日々書き残してきた橋口さん。
 
なぜ、阿久根の水産加工会社、「下園薩男商店」と出会ったのでしょうか。

 下園薩男商店との出会い

ーなぜ「書くこと」が好きな橋口さんが、水産加工会社の下園薩男商店に?
 
「就職活動をはじめた頃は、観光や出版業界を目指していたのですが、新型コロナの流行で対面式の説明会が全て中止になって、枠もなかなか見つからなくて。フリーターで物書きを続けて行こうかなと思ったこともありました。
そんな時、姉妹から鹿児島の企業オンライン合同説明会があるとたまたま聞いて。その説明会で下園薩男商店の存在を知ったんです」
 
ーなるほど。その説明会で興味を持たれたのですね。
 
「希望していた業界ではなかったのですが、なんとなく興味を持ったんです。説明会の後に、会社のSNSやホームページ、過去の取材記事やネットに掲載されているあらゆる情報を全部調べ目を通すうちに、この会社のことを好きになってしまって(笑)
『丸干し』のことも知らなかったけれど、取り寄せて食べたらとても美味しくて。パッケージのデザインもすごく可愛くて。こんなに素敵な企業が鹿児島にあったのだと思いました」
 
橋口さんが就職活動を本格化させた2020年は新型コロナの流行が始まった年。
 
世の中が混乱する中、諦めずに就職活動を続けた中で出会ったのが「下園薩男商店」でした。

広報を希望した理由


ー下園薩男商店のどのようなところが好きになったのですか?
 
「会社の理念である、「今あるコトに一手間加え、それを誇りに楽しみ、人生を豊かにする」という言葉にすごく惹かれて好きになりました。大学時代に、まちづくりに関する活動を行ってきたこともあって、自分が掲げてやってきた想いと会社の理念が重なりました」
 
ーでは、どのように広報のお仕事を担当するようになったのでしょうか。
 
「何度かオンラインでやりとりをした後に、下園社長から「採用を考えていますが、どのように働きたいですか」と聞かれて、「広報がしたいです」と答えました。未経験だったけれど、この会社の魅力的な商品をもっと多くの人に広めたい、知って欲しいと思ったからです。
入社した当初は製造業務がメインでしたが、広報業務も行えるように社長が契約書に明記してくださいました」
 
下園薩男商店のSNSやホームページを通してファンになった橋口さんだからこそ、「広報」という働き方が自然と導かれたように思えます。

「イワシとわたし」が生まれた背景

ー「イワシとわたし」は、どのように生まれたのでしょうか。
 
「下園社長がこれまでに自分が執筆してきた作品をすべて読んでくださって。その上で、「イワシとわたし」という企画を提案していただきました。自分にとって初めての広報業務でした」
 
ー提案された時はどのような気持ちでしたか?
 
「これまでに書いてきた作品を読んだ上で、自分を選んでくださったことがとても嬉しかったです。嬉しすぎて、たくさん泣きました(笑)
生まれて初めて物書きとしての自分を認めてくれたのが、下園社長でした」
 
「イワシとわたし」は2021年3月から連載開始。
4月の入社前から、広報業務として執筆が始まりました。

書く人として物語に込める想い

ー「イワシとわたし」は、どのような想いで執筆していますか?
 
「可愛くおかしく紹介するをコンセプトに、商品だけでなくモデルさんの人となりや想いも大切に、話のエッセンスとして物語に盛り込むことで、"誰かの日常の中でその商品があること"を想像しやすいように書いています」

広報担当としての意気込み

ーでは、最後に広報担当者としてこれからの意気込みをお願いします。
 
「9月から新シリーズ『わたしと山猫』が連載開始ということで、阿久根だけでなく南薩を舞台にした物語も始まりますが、それぞれの良さを一緒くたにしないように書いていきたいです。
 
自分が物語を書くという一手間を加えて、商品について物語で知るというようなきっかけをつくり、「手元に欲しいな」と思ってもらいたいです。
 
目標は、「消費者側に一番近い広報」。
消費者の立場で友達におすすめするような熱量で、伝えていきたいです。
 
下園薩男商店の広報担当者として、これからも広報の土台づくりを頑張ります!」


おわりに

「下園薩男商店に橋口毬花が入社したからイワシとわたしは生まれた」と、言っても過言ではないほど、橋口さんの「書くこと」への情熱は読者の皆さまもきっと感じていただけたはずです。
 
どんなに環境が変わっても、新しい出会いがあっても、苦しいことや辛いことがあっても、常に「書くこと」によって自身を表現をしてきた唯一無二の人。
 
だからこそ、「イワシとわたし」の執筆は橋口さんにしかできない広報のお仕事であり、自身がファンとして知ってほしい想いを表現する場でもあると思います。
 
この記事を読んでくださる皆さま、ぜひ、今後もワクワクしながら、消費者側に一番近い広報・橋口毬花さんが紡ぐ物語をお楽しみに。

執筆・撮影:早水奈緒


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