見出し画像

友人が教えてくれること 【 子育ての話 】

 子育ての話をすると、「楽しそうですね」と言われます。一番嬉しい言葉です。

 楽しい理由は、子どもがそもそも好きというのもありますし、子育てというか、妻との生活もそもそも楽しいというのもあります(喜怒哀楽が入り乱れていますが、総合的に!笑)

 しかし、こういったマインドも、「子育ての大切さ」を子どもが生まれる前に気付かせてくれた友人の存在が実は大きいです。正直、彼に出会っていなければ、ワークライフバランスは全く違っていたかもしれません。

 今日は、そんな「気付き」を与えてくれたステキな友人の話をします。彼とは、高校の部活から一緒で、大学(付属上がりなので)、そして社会人となってもFB等を通じて繋がっています。もう出会って20年。

 彼は、現在NPO法人の代表で、学童保育を運営しています。とてもアツいヤツです。例えば先週のFBの投稿を紹介すると・・

画像1

 多分、皆さんが想像している「学童」とは全く違う理念、姿勢で取り組んでいると思います。放課後を「単に楽しい時間、宿題の時間」ではなく、その子の未来が大きく拓けるような時間と位置付けています。

 彼は、以前ダイヤモンドにて生い立ちや学童への思いを語っていました。こちらの記事です。

 そして、今運営している学童がこちら。

---

 「高校の部活メンバーで飲もうよ!」

 数年前、彼がこの学童を立ち上げた際、声をかけてくれました。急だったので少数でしたが5人で集まりました。27歳くらいだったかな?社会人として「転職しようかな~」とか「充実していない」という言葉が飛び交う中、彼はギラギラしながらも爽やかな表情で「俺、世の中変えるよ!」と語っていました。
 もともと部活の立ち位置も盛り上げ役の彼。1次会では「また、いさなが面白いこと言ってるな~」というノリでしたが、2次会に行くと「もっと聞かせてほしい」と夢中になり、最終的に彼の自宅兼事務所のアパートに泊まり、夜通し語りました。

 「非認知能力」「子供の貧困(心の問題)」

 彼が熱弁した「子育て環境・社会の改革」に、興味を持ち、気づけばそんなタイトルの本をたくさん読むようになりました。

 社会人として知っておきたい。そして、自分に子供ができたら、良い環境で育てたい。それは経済的とか習い事、学力という視点ではなく、楽しく「生きる力」の強い子になるという視点。・・まあ、実際、いざ子どもを持つと本の通りにはなかなか行きませんが(私の力量の問題です)。

 そして、もう1点、彼の言動で驚いたこと。それは、学童を運営するにあたり、オール正社員で、みな専門職の人を採用するというプランでした。今、学童に携わる先生は約8割が非正規のアルバイトやパート職員という現状だそうです。しかし、放課後という大切な時間を預かるにあたり、フルタイム体制でなければ用意が全然足りない。そして、それだけ収入を得るべき仕事、得るに値する仕事という事を世に認知されていかなければならない、という社会への挑戦状でした。財務の専門である私にとっては、素晴らしいとは思うものの実現には相当な壁があると感じました。しかし、彼は立ち上げて数年後、その信念とプランをSNSを通じて世に宣言しました。

---

 高校時代は、当時男子校(現在は共学)だったので、どちらがエロいかとか、バーミヤンでいかに安く美味しく満腹になるか、とか下らないことばかり言い合っていた間柄。現在の姿、とてもかっこいいし、嬉しいです。見た目は肥えましたがね 笑。相当無理しているだろうとも思います。でもやりたいことを叶えたい。自分のためではなく、子どものため、そして世の中のため。

 私は彼がFBで発信してくれるのをいつも楽しみにしています。彼の学童への理念や行動を見て、自分は程遠いけれど、少しでも近づきたい。おそらくあの日、一緒に泊まったもう一人の友人も同じ気持ちです。その友人もまた彼の投稿にいつも「いいね」をしているから。

 何事もキッカケって大事ですよね。このような友人の存在って、私は本当に運がいいなと思います。いつも、刺激をありがとう。

#パパの子育て #非認知能力 #推薦図書  

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,602件

お読みいただき、ありがとうございました。 FB:https://www.facebook.com/takayoshi.iwashita ㏋:https://ibc-tax.com/