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外国人におすすめの日本の本5選

先日、読書家の外国人の友達と話していて、
「日本人作家のおススメ本を紹介してほしい
(英語の本で)」
と言われ、あれこれ考え、楽しい時間を過ごしたので、noteにも残しておこうと思う。

ジャンルが偏らないように1ジャンル1つと、
日本人でない作家も番外編で1作品紹介した。

①村上春樹 『ねじまき鳥クロニクル』(純文学)

言わずと知れた、日本が誇る大作家。
『ノルウェーの森』は、あまりにも有名なため、
私の大好きな作品クロニクルを。
暗い井戸に降りる箇所が印象的で、
読み終わってからも、春樹ワールドから、なかなか出てこれない傑作。


②東野圭吾『白夜行』(ミステリー)

続きが気になって、最後に謎が解ける
ミステリーは、読者をひきつけて
作品に没頭させる力がある。
『容疑者xの献身』、『秘密』なども
丁度よい長さなのでお勧めだが、
今回は読書家の人だったので長編小説の『白夜行』を。


③伊藤計劃 『ハーモニー』(SF)

若くしてこの世を去ってしまったSF界の天才作家。
彼の『虐殺器官』を読んで、実世界に支障をきたすほどの衝撃を受けたのは、私だけではないと思う。
『虐殺器官』もお勧めなのだが
国内では、第40回星雲賞(日本長編部門)及び第30回日本SF大賞を受賞、
海外では、2010年フィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した『ハーモニー』を推薦。


④近藤麻理恵 『人生がときめく片付けの魔法』(ライフハック)

40か国でシリーズ1000万部が売れている
「一度片づけたら二度と散らからない方法」について書かれた本作品。
コチラの本をきっかけに、
2015年『Time』誌で著者は「世界で最も影響力のある100人」に選出された。


番外編で。。。


⑤あるときの物語 ルース・オゼキ 

A Tale for the time being by Ruth Ozeki
著者はアメリカ人で、日系2世の母親を持つ女性。
この作品は、カナダの海に流れ着いたお弁当箱の中に、
秋葉原のメイドカフェで働く日本人の女の子が書いた日記が入っており、
日本語を読み解くうちに、主人公も、読者も日記の内容に引き込まれていく
少し村上春樹っぽい独特の雰囲気のある作品。
日本人作家が書いた本ではないけど、当時(2010年ごろ)の、日本の若者が抱える悩みや社会問題などが書かれていてこちらもお勧め。


皆さんは海外のお友達に日本の本をおススメするとき、
だれの作品をお薦めしますか?




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