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第12回びぶりば 〜まちづくり幻想〜

昨年、町の若者交流活動支援事業としてはじめた読書会も1周年を迎えました。(初回〜第3回までは補助金も活用させていただきました!)根が文化系の自分にとっては、同世代〜一回り、二回り上の友人と話ができる貴重な場となっています。(運動も好きなのですが、運動音痴のためスポーツクラブなどに所属する勇気はない←)今回は、家族づれ、お子様連れでも参加もあり、別室で子ども同士が遊ぶ声が聞こえる中の読書会となりました。そもそも、子育て開始のタイミングに引っ越してきた私としても、子供と一緒でも美味しいものが食べられて、新たな発見があるような会を目指していたので、なんともありがたいことです。また、いつも会場と美味しい軽食を用意してくださる飴喫茶庵さんにも感謝です。

今回は、木下さんの「まちづくり幻想」をテーマ本とさせていただきました。いつも何をテーマにするか悩むのですが、原点回帰で「まちづくり」をテーマにした本を選んでみました。

ちなみに、これまでの課題本はこんな感じです。

新復興論、FACTFULLNESS、下り坂をそろそろと下る、コミュニティデザイン、ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー、武器になる哲学、サピエンス全史、日本再興戦略、火怨

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いつもやや価格帯が高めの本になりがちなのが悩みです・・・。今年度はさらに自分たちよりも若者を巻き込めないかと考えているので、補助金申請して参加者が本を購入しやすくできるような工夫を検討しています。昨年度は購入した本を町立図書館に寄贈するなどの活動も行いました。

さて、当日の話題ですが、町の観光や、地域づくりに関わる・関わってきたメンバーが参加してくださったこともあり、木下さんの本を下地に我が町の話に発展していきました。

町民が考える「まちづくりプロジェクト」、補助金採用の際の審査が「学生だから・・・」「町民が一生懸命考えたのだから・・・」とついつい甘くなっているのではないか?そこで子ども扱いすることは、長い目で見ると果たして町にとって良いことなのかどうか?

地方にとって補助金はなくてはならない部分でもありますが、木下さんの本を読むとその功罪について考えさせられます。本の中で、「夢のない上司は退場するべき」という、「地域や会社のビジョン」の大切さについても言及されていますが、読書会参加者からは「そもそも、どうしたら若者がビジョンや夢を持てるようになるのか?」という根っこの部分についての質問も飛び出しました。個人的には、いろいろな生き方をしている人を知っていることが一つの必要条件なのではないかと思っていますが、皆さんはどう思われますか?

私自身の感想は小松理虔さんの「地方を生きる」と併せて別のnoteにもまとめてみておりますので、もし興味のある方がいましたら・・・。

最後に、会話の中で60代の素敵な参加者の方から

「私は、今の私だったら止めちゃいそうなことを、30代で一生懸命やってた。それが、今の私を支えてくれているところがある」

という言葉があり、30代の自分にはとても刺さりました。歳をとってからのタイミングでできるようになることもあるけれど、今だからできることもたくさんある。だから、迷ったらやってみようと背中を押してくれる言葉だったと思います。

1周年のびぶりばは1歳児、30歳、60歳と幅広い年代の方が参加し、その良さを噛み締められる会になりました。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!






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