「圀語」講師イワイダーの考察日誌

"平成生まれ"の"しがない予備校国語講師"。「…

「圀語」講師イワイダーの考察日誌

"平成生まれ"の"しがない予備校国語講師"。「古神道」「言霊」研究家。「星読み」性命診断士。 「日本語(国語)」が普遍的な”響き”をもって「四方八方」まで広がることを祈念して「『圀語』講師」と勝手に名乗る。 浅学の身ながらジャンルを問わず縦横無尽にあれこれ考察中。

最近の記事

【歴史シリーズ】楠木正成に思ふこと【其の三】

「終戦の日」を迎えるにあたって 本日、79回目の「終戦記念日」を迎えました。 (その呼び名に対する議論は一旦は置いておきます) そんな折、 昨日のことですが、驚くべきニュースが飛び込んできました! 皆さんも既にご覧になったのではないでしょうか? 残念ながらオリンピックには興味がなく、 殆ど一切観ていないに等しいのですが、^^; 日の丸を背負って戦った選手の中に、 このようなメッセージを発せられる御方がいたとは!! (しかもとてもお若いのに。。。) 同じよ

    • 出典を調べることの大切さ

      「GHQ陰謀論」の「虚妄」?? 最近になってSNSでよく目にする投稿があります。 ここでは「GHQによって消された言葉」として、 「和多志」「そしじ」「弥栄」 の三つが挙げられています。 さらに、こちらの投稿も。 終盤で言及されているのは、 「真実」を知らない人へのマウンティング という問題です。。(^^;; もしこれらの話が仮に「真実」だとして、 「知らないと比べて優位に立とうとする」 という心根は、本来あるべき健全な状態なのでしょうか? もとい、こ

      • 【七十二候】「腐草蛍と為る」【第二十六候】

        「腐草蛍と為る」(ふそうほたるとなる) 二十四節気「芒種」(ぼうしゅ)の【次候】に当たります。 前回は田植えにまつわる内容をお届けいたしました。m(_ _)m さて、今回は夏の象徴たる「蛍」について。 腐った草が?蛍に?生まれ変わる? と、色々と疑問が出てくるのが現代人の感覚ですね。笑 暦の上でもすっかり「夏」でして、 昼間は汗ばむ季節を迎えておりますが、 「夏」を評したあの名文も取り上げておきましょう!(^O^) 中学生になったら誰もが「暗唱」した記憶があ

        • 「声の学校」に参加しました!!

          ねもっちゃんとのご縁 先日、愛知県の西尾市にあるMJサロン様にて行われた、 ボイスヒーラーのねもっちゃんが主催する「声の学校」に参加しました!! ねもっちゃんとのご縁は、 京都市内で行われたアーティストの布弥さんの個展が初めてでした。 個展の当日は「宇宙声明」と言って、 日本語の母音「うおあえい」と「ん」を皆さんで同時に唱えながら、 即興でのライブペインティングも行われた次第です。(^人^) 個展の初日に参加したわけですが、 布弥さんとねもっちゃんの不思議な

        【歴史シリーズ】楠木正成に思ふこと【其の三】

          【七十二候】「蟷螂生ず」【第二十五候】

          二十四節気「芒種」 さて、そろそろ梅雨を迎えようかという頃になりました。 五月も終わり、六月を迎えましたが、 五月は「皐月」(さつき)と読むことで有名なのは、 無論『となりのトトロ』のお陰様でしょう。笑 五月の「端午の節句」がちょうど「立夏」でしたが、 そもそも「端午の節句」は「こどもの日」と呼ばれることで、 元々の由来が何なのかが見えにくくなっていますね。 「皐月」(さつき)は「早苗月」(さなえつき)とも言われまして、 旧暦五月は梅雨の季節。 「早苗を植

          【七十二候】「蟷螂生ず」【第二十五候】

          【唱歌シリーズ】「夏は来ぬ」佐々木信綱

          「立夏」=「夏の始まり」を迎えて… 先日に二十四節気の「立夏」を迎えたのに際して、 記事の中で唱歌『夏は来ぬ』について触れさせていただきました。 【唱歌シリーズ】としてましては、前回は 「春」の象徴的な唱歌『花』にまつわるエピソードをご紹介しました。 今回も例によって引用が長くなりまして。^^; とはいえ【唱歌】ですので、 季節を美しい詞とメロディとともに時間をかけて味わうように、 ゆっくりと時間のある時に読んでいただけますと幸いに存じます。m(_ _)m

          【唱歌シリーズ】「夏は来ぬ」佐々木信綱

          【七十二候】蚯蚓出づる【第二十候】

          昼の暑さを肌身に感じる頃になりました。 いかがお過ごしでしょうか? 前回から「立夏」ということで、 いよいよ夏が始まった!! ということを確認できました。m(_ _)m そして、 本年の「二十四節気」の立夏(りっか)は、 「端午の節句」(こどもの日)と同日でしたね!!( ^ω^ ) 「鯉のぼり」って、空で泳いでいるのが不思議じゃありませんか? 実はこれは「雨乞い」の儀式だというお話を聞いたことがあります。 「鯉」(こい)だけに、ね。笑 鯉のみならずお魚さ

          【七十二候】蚯蚓出づる【第二十候】

          【歴史シリーズ】楠木正成に思ふこと【其の二】

          吉田松陰先生に「受け継がれる意志」 前回の記事はご好評をいただけたようで、とても嬉しく思います!m(_ _)m 皇居外苑に佇む「大楠公銅像」の存在に触れ、 「歴史上のNo. 1の偉人」という人気ぶりについてお伝えしました。 「歴史とは物語である」とは、 大人気マンガ『ONE PIECE』においても登場する言葉ですが、 「物語」は触れる人に「感動」を与え、 「感動」は「感じて動く」ところから、 具体的な「行動」へと人を走らせるものです。 先日、インスタライブで

          【歴史シリーズ】楠木正成に思ふこと【其の二】

          【七十二候】「蛙始めて鳴く」【第十九候】

          「夏は来ぬ」!!! 「二十四節気」の「立夏」を迎えました!! ついに、待ちに待った「夏が来た」! ということで、「夏は来ぬ」という唱歌を思い浮かべてしまいます。 こちらの唱歌の詳しい解説につきましては、 【唱歌シリーズ】での記事をお待ちくださいませ!m(_ _)m 「蛙始めて鳴く」(かえるはじめてなく) さて、「七十二候」におきましては、 「立夏」の【初候】を迎えました。 これは本当にびっくりしたのですが、 なんと「五月五日」の「端午の節句」(子どもの日)

          【七十二候】「蛙始めて鳴く」【第十九候】

          【七十二候】「玄鳥至る」【第十三候】

          「二十四節気」の「清明」(せいめい) まだまだ春の程良い陽気が続く今日この頃。。。 いかがお過ごしでしょうか? 「清明」とは、聞くだけでいい響きですよね〜♪( ´θ`) (「性命」とか「星命」とか、同じ音というのもあるのかな?笑) さておき、 「清明心」という言葉が神道でも大切にされており、 「清く明らかな心」は神様をお迎えできる理想の状態を言うわけです。 他にも「正直の頭に神宿る」と言われる通りで、 「素直」という姿勢も同様に尊ばれているわけですね。 (

          【七十二候】「玄鳥至る」【第十三候】

          【シリーズ】「まつりごと」としての政治を考える【其の四】

          『銀河の塔』、遂に発売!!! 先週の日曜日に、静岡県の日本平ホテルにて行われた、 『銀河の塔』出版記念パーティーに参加してきました!! 天気は快晴でしたが、春独特の「霞」(かすみ)がかかっており、 冠雪した山頂部分のみが薄らと浮かび上がる印象的な景色でした! 「霞」(かすみ)については、以前にこちらの記事にて纏めました。m(_ _)m 前回のシリーズにてお伝えした通り、 「新時代のMATSURI」を起こすべく、その教科書として出版されたのが、 『銀河の塔』とい

          【シリーズ】「まつりごと」としての政治を考える【其の四】

          【七十二候】「雷乃声を発す」【第十二候】

          「雷乃声を発す」(かみなりこえをはっす) さて、二十四節気「春分」の【末候】に当たります。 『春雷』春に鳴る雷を「春雷」といいます。 ここで思い出すのは、今までも度々取り上げてきましたが、 「米ちゃん」こと米津玄師くん。 (同学年だから生意気にも親しみを込めて。。。m(_ _)m) 1億回再生のPVの数が日本一なのは言うまでもない人気の証左ですが、 そのうちの一本にズバリ『春雷』(しゅんらい)という曲が!!(^O^) 数ある楽曲の中でも、個人的にかなり好きな方

          【七十二候】「雷乃声を発す」【第十二候】

          【唱歌シリーズ】『花』武島羽衣

          『花』 「隅田川」と『花』をめぐるドラマ 私は田舎育ちなので、東京はとにかく都会のイメージとして映じてしまい、 静かさを好む性格からは「決して住めたものじゃない」と思っていました。 ですが、この隅田川を中心に描かれた歌詞のイメージは、 春爛漫の美しい情景として目に浮かびます。 『花』という唱歌にまつわるエピソードを書籍より引用します。m(__)m 「唱歌」の持つ力、「詩歌」の表現が与える影響の大きさを思わされます。 (「ミスター◯◯」と呼ばれるのは何でも気分が

          【唱歌シリーズ】『花』武島羽衣

          【七十二候】「桜始めて開く」【第十一候】

          遅れながらの桜シーズン到来!! 桜の開花の遅れが全国的に言われている中で、 今年初めての桜はたまたま立ち寄った京都御所でした!! (案の定、外国人観光客でいっぱいでした!^^;) そこからしばらく経ち、昨日になっても滋賀でお花見をしました🎶 何度見ても味わいが尽きないような、 色々な顔を見せてくれるのが「桜」ですよね!!^ ^ 「桜始めて咲く」(さくらはじめてさく) さて、二十四節気「春分」の【次候】に当たります。 (【初候】は「雀始めて巣くう」でした。)

          【七十二候】「桜始めて開く」【第十一候】

          【歴史シリーズ】楠木正成に思ふこと【其の一】

          「歴史」に刻まれた「暗号」を読み解く さて、始まりました!!(勝手に始めました!笑) 今回から「歴史」に関するシリーズをお届けいたします。m(_ _)m 突然ですが「歴史」といえば、 『ONE PIECE』作中の「ポーネグリフ」を思い浮かべませんか? 麦わらの一味の考古学者ニコ・ロビンが、 隠された世界の歴史である「空白の100年」を暴くため、 主人公ルフィとともに世界を旅しながら探し求めているもので、 それら全てを”ひとつなぎ”にすることで浮かび上がるのが、

          【歴史シリーズ】楠木正成に思ふこと【其の一】

          【七十二候】「雀始めて巣くう」【第十候】

          「春分」の記念すべき日に! 今年は3月20日が「春分の日」でしたね!! 西洋占星学では、十二星座の最初の牡羊座が始まる日として、 「宇宙元旦」と呼ばれる特別な日です。 春分は本当の意味での一年の始まりだという捉え方もありますが、 今年はとりわけ特別な一日だったようで、 ネットでも特別な「祈り」のイベントが行われたりもしましたね!(^ ^) 個人的にも、魂的にいちばん深いご縁のある人と土地に導かれ、 特別な「デビュー」を果たした記念すべき日となりました!m(_

          【七十二候】「雀始めて巣くう」【第十候】