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【ヘンな家族の珍事件】黒幕は祖父!? 楽しいはずの七五三が恥ずかしい事態に?

『レンタル彼女で自分を客観視!』

幼稚園の先生っぽい管理栄養士/寄り添い系レンタル彼女/結婚相談所助手/イラストレーター/重度の運動音痴/岩井ゆりにゃん@yurina_rkpです。

みなさんは小さい時、七五三やりましたか?

私はですね。七五三。やりました。
7歳の時に。赤い着物着て。

七五三ってそもそも何をする行事なのかよく分からず、7歳の時言われるがまま服を着せてもらって、お化粧してもらって色んなところに連れられて行った思い出です。

そもそも七五三とは、【お子さまが無事に育ったことに感謝し、これからの健やかな成長をお祈りする行事です。起源は諸説ありますが、平安時代頃に宮中で行われていた3つの儀式が由来だといわれています。】らしいです。

一般的には、写真撮影→神社への参拝→家族との食事会が行われるそうなんです。

確かに撮りました。私も。
真っ赤なおべべきて

「にっこり笑って〜!!」って写真撮ってくれる人の横でお姉さんが言ってました。
なんか、持ってたな。
ぬいぐるみかな?タンバリンかな?
私のこといくつに見えてたのかな?
七五三の写真撮りに来てるんだから、7歳だと思ってるか。7歳はタンバリンじゃ笑わないよ。お姉さん。

歯を見せて笑うのができなかった私はお姉さんに「歯が抜けて恥ずかしいのかな〜?」って言われちゃってました。
前歯生えてます。お姉さん。
生え変わってないです。お姉さん。
ただ恥ずかしがってるだけです。お姉さん。
シャイなんです。父に似て。


そんなこんなで、参拝にも行ったんですが全く記憶がございません。

なぜなら、その後の家族の食事会の記憶が鮮明だからです。


そもそもなんですけど、うちは家族で外食というものをほとんどしないんです。

保育園のみんなが家族で回転寿司食べに行ったとか、ファミレスでお子様ランチ食べたとか、そういうのを聞くとすごく羨ましかったんです。

家でも私と祖父と2人で夜ご飯が多かったですし、なかなか行けるような状況ではなかったんですよね。

なので初!家族での外食!!
しかも!なんか!豪華なお座敷のお店!

ただこの初めての外食。
私たち家族3人だけでの食事会じゃ無いんです。親戚の人が集められて、私のことをお祝いしてくれちゃってるんです。

その数、10人!
子供ながらに、知っている人もいれば、知らない人もいました。

しかも、これを企画したのは父。
(コミュ力と女子力の高い)祖父ではありません。(コミュ障の)父です。
そんな企画力あったの!と今なら思います。

当時の私は初めての外食に浮かれて、真っ赤なおべべ着て従姉妹のお姉さんに隠れてキャッキャしてたんです。
みんなが大人用のお膳が配られる中、私のはお子様用のお膳を前にキラキラした目で見ていました。

私がそんなことをしている間に、親戚一同が集まる中、一人前に出ていって、七五三の挨拶をしていたんです。父が。
「えー、みなさん、本日はお忙しい中わざわざお越しくださって……」みたいなかしこまった挨拶です。

大勢を前にして、何か書かれている紙を持ってお話ししてるんです。

そこで、従姉妹のお姉さんいいました。
「お父さんの隣に行っておいで」と。
ゆりな少女は思いました。(行きたく無い)と。

早くこの目の前のご飯が食べたい。
私が前に行ってどうするんだ。
父がしゃべってるし。いいだろう。
そう思っていたんです。当時は。

今考えると、七五三の主役は私ですし前に出るべきです。
もっというと、父は大勢の前で話すなんてそうそうしないんですよ。
大抵大勢の前でお話しする代表は祖父。

うちでの絶対権力は祖父なので、祖父が言えばそうなるのが基本なんです。
これはあくまで予想なんですが、この七五三のお祝い外食。表立って企画、実行してるのは父ですが、やったほうがいいと言ったのは祖父。
誰を呼ぶかを決めたのも祖父だと思うんです。

多分父がやるって言ったら、こんなに大規模な七五三ではなかったと思います。

家族3人で家でお祝いとかだったと思うんです。

絶対権力には父も逆らえないので、企画をして、人前でお礼の挨拶とかしているんです。

そのことを知ってるのか知らないのか、従姉妹のお姉さんは「行っておいで」と私に言ったもんだから、私も口を膨らませて前に立っていました。
当時の写真があるのですが父は緊張して全く笑っていません。
その横で私は怒っているんです。
今見たらすごく面白いのですが、当時の父からしたら全く面白く無いですよね。

せっかく企画して、人前に立つのが苦手なのに、娘が人前で怒っちゃってますし。
子どもと言うのはいい意味でも悪い意味でも感情に素直ですね。
過去の自分のことなんですけど…。

父は、何もうまくいかない!と思ってだかもしれないです。

ただ、当時は分からなかったですが今となって父が企画して外食をしたあのイベントは父にとってすごく大きな出来事だったでしょうし、勇気が必要だったんじゃないかなって思います。


私も社会人になって飲み会の幹事という物を経験しました。
私は父のような【コミュ障】ではない(多分)ですが、大勢の人の前で話すのは苦手です。
幹事になると乾杯の音頭や解散の一言みたいなのがあるわけで、何を話していいのかわからない状況になったのを覚えています。

ただ、私は一対一でお話しすることは好きですし、お話しを聞くのも好きです。
大人数になると何を話していいのか分からなくなってしまうんです。

バラエティで芸人さんみたいに人に話を振ってその場を回しているような人を見ると凄いなって思います。尊敬です。

これを読んでくださっている方の中にも父や私みたいに、大勢の前で話すことが苦手な方いませんか?
でも、私みたいに一対一だったらお話しできるよっていう方もいるんじゃないでしょうか。
または、父みたいに話すのがそこまで得意じゃない人もいるかと思います。

人前に立つことがあったら思い出してください。私の七五三のことを。
そうしたら、ちょっと気が楽になるかもしれません。



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