海外のデザイナーの "強い" Portfolioまとめ
デザイン留学準備で、英語でインパクトのあるポートフォリオを作る際、参考にした海外のUX、メディアデザイン界隈の学生やプロフェッショナルデザイナー、エージェンシーのWebを挙げておきます。(適宜増えます)
ユーザーエクスペリエンスデザイン
Hanna K.Bさん (アメリカのUXデザイナー、女性)
・参考にした点:各プロジェクトのDescriptionの書き方
・UX系プロジェクトで伝えるべき要素が抑えられている
・これくらい書けてれば海外でも通用するPortfolioだという基準になる
・NYU ITP卒、現職R/GAのデザインディレクター
Shuang-Shuang Liさん(アメリカのUXデザイナー、女性)
・参考にした点:各プロジェクトのイメージやマテリアルの作り方
・UX系プロジェクトで伝えるべき要素が抑えられている
・中身のマテリアルが綺麗だし動くし、作り込まれている
・CMU HCI卒、現職googleのインタラクションデザイナー
インタラクションデザイン
Luuk Romboutsさん(オランダのインタラクションデザイナー、男性)
・参考にした点:スペキュラティブプロジェクトのDescriptionの書き方
・何だろうこれ?と思わせるデザインプロジェクトが多い
・カーニング調整されたサンセリフと本文のセリフのデザインもおしゃれ
・CIID卒、現職IDEO
Dominik Wilcoxさん(イギリスの発明家・デザイナー、男性)
・参考にした点:プロジェクトの物量感とスキルの幅を見せるトップページ
・Wiredで名前を知った
・写真・画像のパワーがすごい
・RCAプロダクトデザイン卒
サービスデザイン
Engine
・参考にした点:各プロジェクトの説明の書き方・論理構造
・課題・実績・効果と全プロジェクト共通&端的にまとまっている
・UKのサービスデザインエージェンシーの元祖
・案件の幅・規模が広く、サービスデザインプロジェクトの勉強にもなる
デザインエンジニアリング
Takram
・参考にした点:グラフィックデザイン全般 (フォント、マージン、カラー等)
・基本的にTakramが使ってるFont-familyに合わせれば間違いはないと思った
・文章とイメージ、そして空間のメリハリ、バランスが心地よい
・コンテンツや説明の書き方ももちろん参考になる
ポートフォリオに関しては、基本的には自分が目指す分野で実績ある企業や、活躍しているデザイナーのコンテンツやマテリアルを参考にして、自分のに活かすとよい。その人の出身校や勤務先など、デザイン業界のリサーチにもなる。
最後に、これらを参考にした私自身のポートフォリオもこっそりとリンクしておく。今は諸事情により少しサービスデザイン系のプロジェクトなど、公開している案件を減らしたが、私の場合は仕事のプロジェクトがそのまま自分のポートフォリオになっていったのでその点は非常に良かった。
ちなみにプラットフォームはgithub上にHUGOという静的ページジェネレータで出力している。tumblrのillustfolioなど、無料テーマを使うことも考えたが、中身のDescriptionなどを考え抜いていくと、既製テーマではやはり限界があるため、最終的には自分で作ることにした。ParsonsやMichiganの教授から、ポートフォリオにインパクトがあるとインタビューでコメント頂いたので、効果はあったと感じている。この辺の具体的なPortfolio作成Tipsは、また後日書くので、乞うご期待。