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【DAY2】IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTO現地レポート

2024年7月4日(木)〜6日(土)まで京都パルスプラザで開催しているIVS2024 KYOTO/IVS Crypto 2024 KYOTO。ここでは開催2日目の様子をリアルタイムでレポートしていきます!また、IVS2024 LAUNCHPAD KYOTOに関しては別のnoteで発信致しますので、そちらも要チェックです!!


開場前

2日目も朝から大盛況です!

今日の最高気温予想は35℃!!!(熱中症には気をつけてください!)
中では冷たいドリンクでお出迎えの準備も万端!!

アイスクリームや…
レッドブルも!
YOUTRUSTが冷たいラムネでお出迎え!

10:00 開場!

本日もIVSスタートです!!

11:00 MA2-1 データから読み解く日本と世界のスタートアップエコシステム

海外のスタートアップエコシステムとの比較から、日本のエコシステムの今後を考える本セッション。

  • 東京はスタートアップエコシステム世界10位の都市

  • 日本のスタートアップはナレッジに強みがあるが小粒のエグジットが多い

  • スタートアップがより高い価値を生むには、規制緩和など政策的なことに加え、スタートアップ、大企業、社会全体でアントレプレナーシップを持つことが必要

茂木幹事長から規制緩和や新NISAを活用したスタートアップへの資金調達支援などのお話もありました!

登壇者
茂木 敏充(Secretary-General Liberal Democratic Party)
南 知果(Ministry of Economy, Trade and Industry Director for Startup Policy)
名倉 勝(CIC Institute Director)
西口 尚宏(Startup Genome Japan President)


10:50 MC2-1 CoinMusume Live Performance & Japan Blockchain Week Summit Opening Session

IVS Cryptoのオープニングがスタート!コイン娘がJapan Blockchain Week Summitのオープニングセッションを飾りました。

▽コインムスメについてはこちら!

11:00 WE2-1 日本における暗号資産への課税:現状と将来

まだまだ多くの課題がある暗号資産への課税制度。暗号資産の利益に最大55パーセントの個人所得税がかかる現在の制度は魅力的ではなく、大きな参入障壁ともなっています。
日本の暗号資産の未来を考える上で、皆が興味を持ち、暗号資産の可能性を皆が理解し、日本の税制を国際基準に押し上げることが重要です。

暗号資産がまだまだ世界と比べて浸透していない日本で可能性を広げていくためにも重要な意味を持つ税制。参加者が興味深く聞いていたのが印象的でした。

登壇者
Asako Motohiro(pafin Inc. Director of Business Advancement)Gaku Saito(pafin Inc. Co-CEO)
Keigo Takegahara(Coincheck CFO)

11:00 PP2-1 AI×Web3 Anime Contest "Prince JAM!"

生成AIを使ったショートアニメコンテスト&アニメ業界の今と未来を読み解くセッション!ピッチでは、生成AIを応用したクリエイティビティ溢れるアニメが盛りだくさん。

これまでのアニメの概念が覆される圧巻の作品ばかりで、心が動かされます。観ていて思わず息を飲むような瞬間も!

また、アニメ業界について「NOW編」と「FUTURE編」に分けてセッションが行われ、現在のアニメ業界が生成AIで今後どう変化していくのか、妄想が膨らんでワクワクがとまらない時間でした!

11:30 DG2-1 生成AIが変える世界 - 革新的プロダクトを生み出す市場選択と開発手法の真髄

生成AIについての現在地と未来予測についてワクワクするトークが展開されました。

これまで、「価値の高い人」の定義は「体力のある人」から「知的単純労働のできる人」へと移り変わってきましたが、「今後は新しい価値基準が生まれるのでは」という斬新な仮説が語られました。

このセッションを聞かれた参加者は「今すぐに生成AIを活用しよう」と思ったはず!

登壇者
小城 久美子(SB Intuitions Manager of Business Strategy Department)
南野 充則(GROWTH VERSE CTO)
大野 峻典(Algomatic CEO)
松本 勇気(LayerX Representative Director, CTO)
石川 佑樹

11:45 MC2-2 KONAMI リセラ NFT Solution on Avalanche

「KONAMIはなぜリセラを作るのか?」や開発現場の苦労についてのお話でした。Web3ゲーム作るという高い壁を乗り越えるには地盤を固めることが大事。国や地域を含めて技術的にも法律的にも整備が必要です。先日発表された、リセナがアバランチを採用した秘話などについても説明がありました。

世界で戦える面白いブロックチェーンゲームを作るために、リセラは進化していきます。

登壇者
Haruchika Inoue(Ava Labs Solution Architect)
Ken Kanemoto(KONAMI General Manager)
Takuro Eika(KONAMI Game Director)

12:15 MA2-2 スタートアップ育成5ヵ年計画 後半戦の行方と展望

スタートアップ育成5ヵ年計画は、政治的な盛り上がりの中で誕生。しかし、政策や規制緩和にも現場の声が必要であり、登壇者からは「もっとスタートアップの声を拾いたい」とのメッセージが。

「世界からの投資をどう引き込むか。京都はアートやコンテンツ産業でインパクトがある」
「京都を含め、地方にスタートアップエコシステムを拡大していきたい」
「革新的スタートアップは、多様性の面からも地方から生まれる可能性あり」
など、行政も熱い想いでスタートアップを盛り上げてます!

登壇者
伊藤 和真(PoliPoli CEO)
松井 孝治(Kyoto City Kyoto City Mayor)
富原 早夏(Ministry of Economy, Trade and Industry Director)
今枝 宗一郎(member of the House of Representatives)

12:15 EH2-1 キャリアもファミリーも諦めない。「佐俣家の秘密」オフライントーク

▽Forbesの記事を深掘りするセッション

3人のお子さんを持つ佐俣家。「キャリアも育児も諦めない」と夫婦で決めて、これまで歩んできました。それをメディアで公開したことで、下の世代の起業家からは「勇気が持てた」という声が届き、上の世代からは「今まで表には言えなかったから、ありがとう」という声が。まだ結婚をしていない方からは「起業と子どもを持つことが両立できるんですね」という言葉も。

近年は経営層の年齢層も若くなっているため、育児や人生で大切にする価値観もアップデートされています。だから、もう少し年月が進めばさらに両立しやすく、生きやすい世界になるのではないでしょうか。

登壇者
佐俣 アンリ(ANRI General Partner & Co-Founder)
宮本 恵理子(Editor/Writer/Interviewer)
佐俣 奈緒子(STORES Director)

12:30 MC2-3 Web3ゲームのレベルアップ:SuperVillain LabsとAptos Labsとの対話

SuperVillain Lab:ゲームやWeb3市場に対する高い理解度とブロックチェーンゲーム開発の技術的ノウハウを保有したWeb3ゲーム開発スタジオ

Aptos Labs:
安全性とUXの向上を焦点としたブロックチェーンイノベーションのリーダー

両社は戦略的パートナーシップを結んでおり、次のゲーム体験を開発し、没入感があり、革新的で、世界中の人々がアクセスできるゲーム体験を作り出そうとしています。

Web3が次世代のゲームを補強し、創造的な役割を担っていく可能性、それに伴う課題について熱くディスカッションしました。

登壇者
Mo Shaikh(Aptos Labs CEO & Co-Founder)
Joseph Lee(Supervillain Labs Inc. CEO, Co-founder)
JT Law(IVC Partner)

「ネットワークの進化はゲーム側の進化に追いつき続ける必要がある」

13:15 WE2-4
2,800万人が訪れる2025年大阪・関西万博で日本のWeb3とFintechはどのように変わるか

2025年に行われる大阪・関西万博。
万博会場内では全面的にキャッシュレスとなり、現金は使えない!
ここで早速Web3の技術が使われます。

他にも開催前から多様なデジタルコンテンツを用いてWeb3の活用をアピールし、技術への理解を促進!そして、万博後もこれらの技術をインバウンドなどで活用する展望が発表されました。今後の日本の大規模なデジタル化に向け、オーディエンスの期待が高まる様子を感じました!

13:15 DG2-2 (前半)
宇宙ビジネスIPOセッション

陸海空に加えて「宇宙」という選択肢ができたものの、日本には宇宙領域で上場している企業は少ないのが現状。宇宙ビジネスの上場が難しい背景には、不確定要素の多さがあります。
日本はモノづくりが得意なので、可能性はたくさんあります。宇宙ビジネスの第一歩は人それぞれですが、「踏み出すときにあまり恐れないで欲しい」とエールが贈られました。

登壇者
野﨑 順平(ispace Director & CFO)
新谷 美保子(TMI Associates Partner, Attorney)
藤井 涼(ASAHI INTERACTIVE Chief Editor, UchuBiz)

13:15 DG2-2 (後半)
人類課題の解決に、宇宙産業はどう貢献できるのか

さまざまな産業で「宇宙」は無視できない存在になってきており、10〜20年後には宇宙ビジネスが当たり前になると予想されています。政府は10年で1兆円の民間投資を打ち出しており、宇宙ビジネスは利益をどれだけ追求できるかが重要になってきます。また「宇宙を念頭においたビジネスはいずれ地上でも活用される」という展望も語られました。

登壇者
大森 香蓮(Kyoto University Study about the building with artificial gravity)
佐藤 航陽(SpaceData Founder / CEO)
新谷 美保子(TMI Associates Partner, Attorney)
藤井 涼(ASAHI INTERACTIVE Chief Editor)

13:15 DY2-2「創薬力」を定義する

海外では創薬スタートアップが1社で1,000 億円規模の資金を調達するなど、スタートアップが新しい医薬品を生み出すサイクルが確立している一方、日本の創薬マーケットは非常に落ち込んでいます。

一方、イノベーションを起こして軌道に乗せるまではスタートアップ、そこから展開するのが製薬会社、と役割分担が進んでいます。創薬といってもアカデミア、製薬会社、病院等々、ステークホルダーが多いことを改めて感じるセッションでした。

登壇者
髙橋 政代(Vision Care President and CEO)
八木 信宏(The Kyoto University / Kyoto iCAP Head of Investment Dept.)
二見 崇史(AN Venture Partners Partner)
澤邉 岳彦(Beyond Next Ventures Director)
小栁 智義(Kyoto University Hospital Director of Business Development)

13:30 EH2-2 世界を6兆ドル豊かにしうる女性起業家

世界の先進諸国と比べて女性起業家が圧倒的に少ない日本。その中で起業した女性登壇者へ「起業に対する不安は?」や「ライフプランとキャリアの両立は?」といった質問をぶつけ、女性起業家を増やすための考え方を模索しました。

登壇者
頼 嘉満(UB Ventures General Partner)
グライムス 英美里(Yuimedi CEO)
成井 五久実(INTER HOLDINGS CEO)
橋本 真里子(RECEPTIONIST CEO)

14:00 DR2-3 国際的な創業者と日本でのベンチャー構築

夢を語ることとビジョンを共に構築していくことの大切さ、チームビルディング、出口戦略、創業者の役割といった幅広いトピックで話が展開。
「日本」という市場の魅力と可能性について非常にポジティブなコメントが多く、参加者との対話型ということもあり終始熱量の高いセッションでした。

登壇者
Justin Waldron(gemz Founder and CEO)
Kenneth Jeng(Venture in Japan Co-author)
Russell Cummer(Paidy Founder&Chairman)
Samantha Ghiotti(Habitto Co-Founder & CEO)

参加者からの積極的な質問も!

15:30 PP2-2 IVS Crypto THE DEMODAY by WaveHack Global

アプリ開発の国際的なアクセラレーションプログラム「WaveHack Global」の初となるデモデイを開催。韓国、タイ、インド、北米など世界中から開発者が集結し、次のグローバルトレンドをリードするキラーアプリのデモピッチが行われました。

Web3版LAUNCHPADとして、今後さらに注目のイベントになることが期待されます。

15:30 IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO

スタートアップ起業家の登竜門ともいわれる国内最大級のピッチコンテスト「IVS2023 LAUNCHPAD KYOTO」がスタート。NEXT CITYのメインステージとCryptoメインステージを合体させ、大迫力のスケールで行われました。

結果は

1位・スタートアップ京都国際賞&オーディエンス賞 W受賞
圧倒的なピッキング効率•格納効率を実現する大規模•超高密度な自動倉庫システム「RENATUS」
RENATUS ROBOTICS株式会社

2位:株式会社Solafune
3位:株式会社komham
4位:emole株式会社
5位:株式会社Penetrator

詳細や受賞者の声は下記のリリースをご覧ください。

会場は満席で立ち見が出るほどの盛況だったため、他の各ステージでパブリックビューイングも行われました。


2日目も大盛況で、多くのネットワーキングや商談が繰り広げられました。

いよいよ明日で最終日!
まだ間に合いますので、ぜひご来場ください!

▽チケットお申し込みはこちら

【開催概要】
名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他
Webサイト:https://www.ivs.events/ja/2024

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