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使ってみた。 『無印良品 ポリプロピレン衣装ケース引出式 』 後編

※ こちらの内容は、ウェブサイト(現在は閉鎖)にて2016年~2019年に掲載したものを再投稿しています。内容等、現在とは異なる部分があります。ご了承ください。

パン屋さん時代に考えたこと、やってみたこと、使ったもの 27.

仮に、番重を床から天井近くまで縦横何列にも積み上げたとすれば、これ以上ないほどプレハブ庫内を無駄なく使える。
ところが生地は仕舞って終わりでなく何度も出し入れをするので、取り出す際には積み上げた重い番重を一度よけなければならない。それも−20℃の庫内で。
「一番上の番重から生地を○個出して」ならともかく、「列の真ん中辺りにあるから」「一番下の番重に入っているから」と言われた日には、それが理由でスタッフの退職にさえなりかねない。

だからみんなラックを組むのか・・・と思うものの、何枚も棚板を付けたのでは有効なスペースが減るため真ん中辺りに棚板を1枚付け、上下それぞれに積んだ番重を置くのが現実的なところだと思う。

ラックが無いよりは労力も多少軽減されるだろうけれど、こんな体力も時間も無駄としか思えないことを1日の間に何度も繰り返すのは避けたい。
これこそ効率良くする方法がないかと考え、思い付いたのがこれ。

無印良品さんの衣装箱 小(幅400×奥行650×高さ180mm)と大(幅400×奥行650×高さ240mm)

サイズもバリエーションがあるので生地の数によって使い分けができるし、高さの違いで容量が変わるだけなので重ねることもできる。
無論決め手は、引き出しだった。
これなら積み重ねたまま中身を取り出すことが可能になる。
ちなみに大きいものだと、うちが使用している番重と容量もほぼ同じ。

京都の無印良品さんを何軒も回り買い集めた衣装箱は約100個。
プレハブ庫内の一面が埋まるほどになった。
カッティングシートで作った番号は、−20℃の庫内で生地を探すという無駄な時間を省くため、プレハブのドア(外側)に貼った一覧表及び在庫数と照らし合わせるための番号。

現在使いはじめて4〜5ヶ月ほどになるけれど、番重ほど丈夫でないにしてもぶつけたり落として割れた以外、懸念していた耐久性はいまのところ問題ないように思える(※ 本来の使い方ではありません。冷凍により破損することも考えられるので、使い途は自己責任でお願いします。こんな使い方する人いないと思うけれど)。

追記 カッティングシートが冷凍耐性がないようなので、それに代わるものを考える必要は出てきた。

つづく


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