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他人との比較がやめられないという方へ。自分でしかない「自分」を大事に

正直に告白します。

私は優越感が欲しいためだけにマウントを取ってしまったことが何度もあります。

時には嘘をついてまで。

以前の私は、
いつでもどこでも他人と自分を比較しては一喜一憂していました。

でも今の私は違います。

他人が以前より気にならなくなりました。

というより、他人を比較対象として見なくなりました。

自分と他人を比べても無駄だということに気づいたからです。

比べることをしなくなると、

他人の幸福も素直に喜べるようになりました。
「おめでとう」と心から相手を祝福したり、
「つらかったんだね」と心から相手に共感し寄り添うことができるようになりました。

このように自分を変えられるようになったのには、
いくつか理由があります。

今回は他人と比較しない自分になるにはどうすればいいのか?
について、自らの経験をもとに皆さんとシェアしたいと思います。

あくまで私がやってうまくいった方法ではありますが、
「あ、私もそう!」だと思われた方にはきっと役に立つはずだと信じます。

他人と比較しそうになることがこの先もあるかもしれません。
いや、そういう時もきっとあるでしょう。

その時にこの記事の内容を思い出していただけたら幸甚です!^_^

他人と自分が違うことに気づけなかった


自分自身でも同じ人間だとは思えないくらい。
今でも他人と比べる時間が0になったか?といったら、嘘になるかもしれません。

ですが、他人と比べている暇などない!
ってくらいに自分に没頭できる時間が圧倒的に増えました。

しかし以前の私は常に人より優っている自分を探してばかりいました。ました。

あの人よりかっこいい。
あの人よりいい服を着ている。
あの人が持ってものよりいいものを持っている……

なんてちっちゃい人間だったんだ!って思われたでしょう(笑)

私も今でこそ、以前の自分がとても狭量な人間だったと思います。
きっと、他人と比べてそう思うことで自分の自尊心だったり優位性を保とうとしていたんですよね。

いってしまえば、
私にとって他人との比較は弱さの裏返し。
他人が自分よりも劣っている部分を見ることで、ダメな自分を認めたくなかっただけでした。

いつから自分は他人との違いばかりを気にして比べるようになったのか。

思い返すと、海外にいた時分の私は、「他人との比較」から逃れられていました。

私は二十代の半分くらい(5年間くらい)をロシアという国で過ごしました。
ロシアには100以上の民族がおり、自分と同じように外国人も多くいました。
というより、当地では私自身が「外人」であり、
日本人があまりいない環境に身を置いていたので、
「違う」ことが当たり前だったんですよね。

それだからか、
私は私、他人は他人と割り切ることが自然とできていました。

海外にいた方は共感していただけるかもしれませんが、
海外では他人と自分があまりにも違いすぎるのが一目瞭然だからです。
比べる対象があまりに違うと、人というのはあまり気にならないもんなんですよね(笑)

ところが、日本に帰国してからは違いました。
また元の「他人と比較」する自分に戻ってしまっていました。

私は失恋や就職がうまくいかずに、
自信を無くして帰ってきたこともあり、
引きこもりにまでなってしまいました。

「海外にまで出た自分が引きこもりになるだなんてきっと笑い者だ」

当時の私はそう思い、ますます自分を責めるようになりました。
文字通り、自分の殻に閉じこもりました。

「日本」という環境のせいにはしたくありません。

ただ、一つ思うことがあります。
「自分と近いからこそ比べたがる」のではないか?ということ。

日本にいると、ほとんどが自分と同じような日本人ですし(外国の方が増えたとはいえ、諸外国に比べて多様性に富んでいるとは言い難いです)、見た感じでは似たようなもの。

小さく狭い社会にいると、人は周りを気にするようになると私は思っています。
隣近所が気になる小田舎みたいな感じでしょうか(※田舎を揶揄しているわけではありません)。

こう思うのですが、これを読むあなたはいかがお考えでしょうか?

日本を出て海外に出ることで環境が変わったので、
海外で生活している間は「他人との違い」があまり気にならなかった。

だとすれば、
環境を変えてあげるのが一番です。

ですが、なかなか難しかったりもしますよね。
ならば、小さなところから変えてあげよう。
私はそう思いました。

周囲で他人と何かと比べたがる人から離れる。
人間関係を変えることもいいでしょうし、

一度自分自分と集中的に向き合ってみるのもいいでしょう。

外側(環境)か内側(マインド)を変えるか二つに一つしかないと私は考え至りました。

環境をすぐに変えるのはなかなか大変です。
人間関係をリセットするには孤独になる覚悟もいります。

私はいろいろ試みましたが、
私個人的に一番おすすめなのは、まずは自分のマインドセットを変えてみることです。

では、自分のマインドセットをどう変えるのか?
いきなり変えるのはハードルが高いと思われるかもしれません。

なので、これだけ意識してみてください!というのを今回はご紹介します。

他人と比べるマインドセットを変える。あなたは変われます!

マインドセットをどのように変えれば、他人と自分を比べないようになるのか?

結論から申しますと、

一番は他人と比べずに過去の自分と現在の自分を比べることです。

あなたは、昨日の自分より今日の自分が成長したと感じられていますか?

自分の「成長」に目を向けていると、他人が気になりません。

他人と比べてばかりいると、
自分の劣った部分ばかりが浮き彫りになってきます。
根がネガティブな人ほど感じやすいでしょう。

私がまさにそうでした。
どこかで自分を肯定したいのだけど、
他人と比較してばかりいるうちに、
気づけは自己否定に陥っている。

「なんで、あいつはできるのに、自分はできなんだろう……」

学生時代はこう思ってばかりいました。

「あいつより、上手くなってやろう」
「あいつよりいい点数を取ってやろう」

でも、気合い先走ってしまい、空回り……
結局、できない自分を責めてばかりいました。

人よりできることもあれば、できないこともある。
得意・不得意があるのは自然なことだと今では思えるのですが、
当時の自分は、「努力」ですべてが解決できることを疑いませんでした。
そもそも「努力」の中身をわかっていませんでしたね。

それに当時はまだ自分がADHDという発達障害の持ち主だということを知りませんでしたから。

ただ、他人との優劣ばかりを気にするマインドセットだったんですよね。

他人と比べてばかりいるのは、疲れます。
それに、何より苦しくなります。息苦しくなってしまう。

そこである時気づいたんですよね。

「比べる対象」が間違っているんじゃない?
あいつと比べても意味ないじゃん?って(笑)

昨日よりも今日、今日よりも明日。

どこかで聞いたことがある言葉でしょう。
この言葉を思い出しました。

自分は自分で、他人は他人でいい。

海外にいた頃をまた思い出しました。

もちろん、
他人のことをまったく無視するのは正直いって難しいです。
私だって、今でも時々は比べてしまっていることもあります。
ただし、すぐに「自分」を取り戻せます。

すべては自分がなじんでしまっている「習慣」から抜け出すこと。

これまでの自分を振り返ってください。

いつも自分を誰かと比べることが「常態」になっていたりしませんでしたか?

無意識に他人と自分を比べているとしたら、
もう立派に比べることが「習慣」になってしまっています。

一度習慣化してしまったものを変えるのにはほんの少しの勇気と行動が要ります。

本音は人間って自分を変えたくないのです。
でも、変えないままだと苦しいままです。「変えよう?」のサインはとっくに出ています。
それはわかってる。
だから、どうにかしたい。でもどうしたらいい?で迷っている……。
あなたは今、こういう状態だったりしませんか?
私自身が「迷い子」だったのでわかります。

マインドセットを変えるにも少しの勇気と行動が必要です。
変わりたい!と心から思い、行動する人しか変われないのが現実だと私は思います。

周囲を忘れるほどに夢中になろう!

昨日の自分を振り返ってみてください。
昨日の自分と今日の自分で何が変わりましたか?
別に何も変わってない?

それなら「変わる」チャンスです。

他人と比べている暇はありません。
昨日の自分を追い越しましょう!

とはいえ、

人間、一人きりで生きていない限りは
どうしても誰かと関わらずにはおれません。

他人のことをまったく考えないようにすればするほど、
余計に気になったりするのが人間
です。

とくにSNSなど他人と比べさせるような媒体はいくらでもある現社会。。。

ついつい他人の華やかなライフスタイルに目を奪われがちですよね。

ではどうするか?

それなら、他のことを思考をふり向けてあげるのがいい。

私はそう考えるようになりました。

一番いいのは、自分が夢中になれることを見つけること。

周囲が気にならないほどに没頭できることを見つけることです!

過去の自分がそうだったのですが、
結局他人と比べているうちは、まだまだ思考が「隙間だらけ」な状態だと思うのです。
他人のことを考える「余地」がまだあるのですから。

本気で物事に向き合っている時間というのは、
目の前のことに集中している状態
です。

言い換えると、
他人がどうしてようと気にならなくなっている状態ともいえます。

他人のことなんてどうでもよくなっちゃう状態に
自分を放り込んでやる。

私は他人が気になり出したら、
「ああ、集中力切れてるな。好きなことやろ!」のサインだと思うようにしています(笑)

たとえば、
ゲームに夢中になっていたとする。
ゲームに夢中な間って、時間も空間もゲームの中に没入している感覚がありませんか?

何でもいいんですよね。
読書でもいいし、映画を観てもいいし、推し活しても◎です。

夢中になれるものを見つけて、没頭する!
昨日よりも上手になった自分を褒めてあげる。

自分にも何かできることを知る!
自信が戻りると「自身」も戻ってくる(笑)

今すぐ探しましょう!
自分が心を捧げて夢中になれることを!

何も一生続くものでなくったっていいんです。
夢中になれる対象は変わったっていいんです。
何だっていいんです。
まずは挑戦してみましょう!!

私はいろいろやりました。
結果はうまくいかないことの方が多いです。
今やっていることも上手くいく保証はどこにもありません。

それでも「今」夢中になれることをやっています!
他人のことなんて考えている暇がないほどに夢中になっている自分にようやく気付けました。

他人よりも昨日の自分からの成長を意識できるようになりました。

今では、「夢中」は自分を変え、世界を変えてくれると信じられるくらいになりました!

私の場合は、毎日文章を書くことで
文章を書くことが何より好きだと気づけました。
これからもいろんな「好き」に出会えるかもしれないとワクワクしています!(笑)

ぜひいろいろなことにチャレンジしてみてください!
きっといい出会いがあるはずですから。

気づいたら他人と比べてる暇なんてないじゃん!ってなってますよ(笑)

他人と比べることを逆に利用してやる

他人と比べてしまいがちな人は、
いっそ他人と比べることを有効活用してあげるのもいいと思っています。

ただし、一つ注意が必要

「自分」を見失わないことです。

他人と比べてばかりいて、自分の軸を見失ってしまってはもったいない。

まずは自分の軸というのをきちんと持ってから。

他人と比べること=競争意識を持つことで
モチベーションにつなげている人もいるので、
競争心の強い人にとっては、
他人との比較をエネルギーに変換できるかも
しれません。

私はあまり競争心のある人間ではないのと、
できることとできないことの凸凹が大きい人間なので、
戦いにならないフィールド作りを目指したいところです。
自分だからこそできることを知って、それに集中する道を探る方を選びました。

ただ、他人と比べることが必ずしも「よくない」わけではないことを申し添えておきたかったので紹介しました。

とはいえ、

他人と比べることで「自分」を見失うくらいなら、
いっそ他人と自分を比べない。

比べるなら昨日の自分と、です!

自分の「成長」にフォーカスすることで、
もう他人は他人だと思えます。
他人は自分とは「違う」生き物だと思えば、
比べるだけ無駄だと思えるようになります。

ただ、他人が頑張っている姿に励まされるくらいがちょうどいいでしょう。

最後に

繰り返しになりますが、

唯一無二の存在である「自分」を他人と純粋に比べることなんて不可能なのです。

ましてや比較によって「自分」を責めるなんてもったいない。

ありふれた言葉かもしれませんが、
「自分」をもっと大事にしましょう。

私自身の話ばかりで恐縮ですが、
私はできることとできないことの差が大きく、器用に生きられない凸凹人間です。
でも、みんなそれぞれに凹凸はあるのです。

凸凹こそがあなたの「個性」を形づくっているのです。

できないことばかりにフォーカスせずに
できることにフォーカスしましょう!

苦手なことばかりを気にしているより、
そのほうが幸せに生きられる気がしませんか?

他人と比べている暇なんてもったいない!

「自分」という人間を精一杯楽しみましょう!

私はそう生きると決めました。
あなたはこれからどう生きますか?

今回もお読みくださりありがとうございました!m(__)m


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