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詩ってなあに?|大人でも明確な答えを持たないもの、人生を豊かにするもの|大人でも楽しめるおすすめ絵本

「〇〇ってなあに?」「〇〇ってどういうこと?」「〇〇はどうして〇〇なの?」 

子どもって、たまに何とも難しい質問をしてくるものだ。

そんな時、私は面くらいながら、調べたり何だりして必死で答えを導き出す。

この絵本を見つけたとき、私はその瞬間を思い出した。

詩ってなあに?』
作:ミーシャ・アーチャー
訳:石津ちひろ
出版社:BL出版

作者のミーシャ・アーチャーさんはアメリカの絵本作家さん。幼稚園で働かれていた経歴を持つ女性だ。

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原題は”Daniel Finds a Poem”。タイトルの通り、ダニエルという男の子が、公園で詩という概念に出会い、理解を深めていくお話。

詩ってなあに? そう訊かれて、堂々と答えられる人ってそう多くないと思うのだ。えっとねえ、うんとねえ、そんな言葉を使いながら、なんとなくのイメージで説明してしまう。私なら。

詩って特別なものじゃないんだよ。一部の人だけのものじゃないんだよ。そんな優しいメッセージと、豊かな言葉の世界への誘いを感じることができるのが、この絵本だ。

この絵本で、Danielがどんなふうに詩と出会い、どんな風に理解を深めていくのか、子どもと一緒に見ていきたい。そして、その子が大きくなる過程で、詩というものに積極的に触れてくれたら嬉しい。そんな風に思うのだ。


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