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職員全員が広報担当!?

今回は病院と職員さんと広報担当との関係性から相乗効果を生み出せるというお話です。即効性のある内容ではございませんので、気軽に読んでいただけますと幸いです。

「病院」と「スタッフ」と「広報」

病院の職員様は医療で患者様を改善することが仕事です。そのため各担当の方がそれぞれの業務に従事され専門的な知識をもった集団となっております。そういった状況もあるため、各個人では自分の専門性で患者様を改善させたいという思いはあるものの、それ以外に関してはあまり視野をひろげないというケースがみられる施設様があります。正直それはあたり前でありそういった考えが大半かと思います。ただ、広報という分野のフィルターで見たとき、そういった専門の方々とつながることで相乗効果は計り知れないものとなります。

スタッフによる情報発信

まず、大前提としてご本人が顔や声やコメントを各媒体を通じて発信することを拒否されないかを確認することを忘れないでください。「顔を出すのは嫌だけどコメントやインタビュー(声だけ)等はいいよ!」とか「インタビューや映像出演はいいけどライティングはNG」とうの方々もいらっしゃると思いますので適宜に詳細を確認しつつ対応することが前提となります。本人の許諾を得ないで進ますと後々もめることが目に見えます。院内職員あっての広報なのです。

(こういった理由からも広報はコミュニケーションが大切ということがお分かりになられるかと思います。)

配信先は?

まずどういった発信の内容があるかですが、SNS、ブログ、自院のHP、マスメディア媒体等々がございます。まず手始めにブログもしくは自院のHPを使用しての配信をスタートしてみることをおすすめします。HPは編集も自由ですし、ブログに至ってはすぐにスタート時の簡易的な設定のみですのでお手軽に始められます。(最近のHPはワードプレスといったHPの制作システムが導入されており、担当様でも簡単にブログをアップすることが可能となっております。)

配信内容は?

さて、職員による情報発信とは具体的にどういったものかと言いますと、まず日常の病院内の風景を配信してみることから始めてみてください。もちろんですがよほどの有名人や有力者がいない限り(偏見ですみません)SNSのアカウントやブログ開設後のPV(閲覧者数)が急激にアップすることなどまずないと思いますので、まずは第一歩の初歩的なことから始めてみてはいかがでしょうか。特にPV数やフォロワー数は気にせず定期的に継続することが重要となります。ただ、毎日でなくても問題ございません。不定期でもいいのです。月に2回でも、3回でも構いません。またその際どういった職種の方が書いているか(もしくは出演しているか)であるかを掲載することを忘れないでください。担当の名前まで出す必要はございませんが、親近感を感じていただく上でも重要ですし、自分自身が診療でお世話になっている部署でしたらなおさらご覧になられた際のイメージが違ってきます。(サイトなどの離脱率にも関連してくる内容です。)

第2phaseとして、専門的な内容の配信へと段階を進めてみてください。例をあげるとすると、リハビリーテンション関連は特に親和性が高いと思われます。どういったリハビリを担当している、どういった疾患の治療が可能かといった内容を広告ガイドラインに抵触しないことを前提として配信してみてください。(広告ガイドラインに関しては以前の記事でも記載しておりますが、さらに詳しい内容を後日アップ致します。)また、施設の紹介を入れてみるのも一つの手です。別にダヴィンチがあるとか、重粒子線があるとか、最新のMRIがあるといった内容でなくて全く問題ございません。なければないなりの手法があります。どういった治療に使う機器がわかるだけで患者は安心し、実際に目にしたときの不安感の軽減や、患者自身の治療に関するリテラシーの向上につながります。(医療機器の掲載に関しては機器の販売名(型番含む)等をできる限り避けるようにし、治療体験談のようなテイストもNGとなっておりますおでご注意ください。)新患にもイメージをしてもらいやすくなり、来院への可能性が高くなります。

最後に

こういったブランディング構築の一つ一つの手法が全体に影響を及ぼしていきます。どこまで数値的に影響を出しているか分からない部分が多いところではありますが、医療分野のまして地域に特化した施設様にとっては、病院やクリニックの内面を知っていただくことは必ずしも無駄ではないはずです。


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