将来やりたいこと(社会貢献)

この記事は、適宜修正を加えていきます。
抽象的なやりたいことを書くページです。

やりたいこと大テーマ
市民の幸福を最終目的としたまちづくり

やりたいこと中テーマ
地方から、まちづくりで、日本人の「暮らし」を変える。

やりたいこと小テーマ5
・人と人をつなげる都市を設計する。
・真の地方文化をつくる。
・「徒歩」を文化にする。
・寛容な都市をつくる。
・地方に仕事をつくる。

大テーマについて
 まず、世の中のあらゆることは、「幸福」を目的とすべきことは自明としていいと思う。だがしかし、それが忘れ去られていることが世の中には往々にしてある。私はこれを忘れないようにしていきたいと思う。ここでは社会貢献なので、「市民の幸福を最終目的としたまちづくり」と書いた。そうすると、市民の幸福を何と定義するかという重要かつ難解な問がでてくる。多様な幸福の定義が存在するなかで、それをひとつに決めるのかと。ここで、日本国憲法を参照したいと思う。

〈第25条 1項〉
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
〈第13条〉
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

日本国憲法

 全員が健康で文化的な最低限度の生活を営むことが現実的に可能なのかはおいといて、皆の幸福の定義に共通するであろう、健康文化を保障しつつ、個人がどのような幸福の定義をもつかは尊重されるとした、包括的なルールだ。第25条に注目して、「健康」について今度はWHOの有名な定義を参照したいと思う。

 健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

日本WHO協会訳

 かつ、この肉体的健康・精神的健康・社会的健康は密接にかかわっており、互いに影響を及ぼす。社会的健康は簡潔に言うと人と人の繋がりである。これが健康に含まれることは疑問だが、少なくとも肉体的健康・精神的健康には非常に重要であろう。
 少々冗長になりすぎたが、私は市民の幸福を「健康で文化的な生活が保障されたうえで、自らの幸福を追求できる環境が与えられた状態」と定義したいと思う。そして、私がまちづくりで実現したい市民の幸福は、身体的健康・精神的健康・社会的健康(人と人の繋がり)・文化・行動の自由である。これを具体化したのが小テーマになる。

中テーマについて
 
私が漠然と人の「暮らし」に興味があるので、このテーマを立てた。私は12年間東京に暮らしていて、生きづらさを感じることがある。それがなぜか考えてみた。

 個人化。他人に何かを咎められたり気遣いをしたりしなくていい反面、コミュニケーションがない。近所の助け合いもないから、全部ひとりでやらなきゃいけない。家事も子供の見守りも。みんな社会貢献したいという気持ちがあるにもかかわらず、他人の生活に干渉しちゃいけないからできない。仕事をしても感謝がない。駅を行きかう人は邪魔な存在でしかない。
 自由がない。座るにもカフェを探し、駐車するにも駐車場を探し、パフォーマンスをするにも場所代を払い、何をするにも金を払う。個人化で人との深い関りが減っているにも関わらず、コミュニティをつくるハードルが高い。
 文化は誰かが作るもの。自分が作るという感覚がない。文化が生まれる土地的余裕がない。
 昔と比べて歩かないから、健康問題が発生する。わざわざそれ用の時間をとって面倒な運動をしなきゃいけない。しかも安心してランニングできる環境がどこにでもあるわけではない。
 自然を感じない。屋根のあるエアコンの効いた部屋でこもりきり。街路樹は人工物みを感じる一様な木。生活リズムも電車の発車時刻も一定。毎日変化がなく単調。

 もちろん東京での暮らしは悪いことだらけではない。しかし、改善の余地はあると思っているので、私は「暮らし」を変えたい。そのためには、まずはハードウェアをつくる必要があると思っている。「地方から」という文言を入れたのは、私が多様な特色をもつ日本の地方が好きで、残したいからだ。

小テーマについて
・人と人をつなげる都市を設計する。
先に述べたように、人と人の繋がりは健康に生きるために非常に重要なのである。といっても、これは昔の地域社会を復活させようというものではない。コミュニティよりももっと自由に集まって自由に離れられる集まりをつくるのである。これであれば昔の地域社会に存在したしがらみもなくて済む。
・真の地方文化をつくる。
上のような集まりに、自由を与えれば、文化が生まれる。ひとりひとりが文化を生み出す拠点になるのだ。文化はもう誰かが作るものではなくなる。外部の人も文化創造に地方文化に参加することができれば面白い。古い風習が残っているというのは、真の地方文化ではない(もちろん残すべきだが)。真の地方文化は、今とは逆に地方から都心に流れていくようなものであるべきだ。
・「徒歩」を文化にする。
徒歩は肉体的・精神的健康問題を改善するだけでなく、歩行者同士顔が見えるため、交流が生まれやすい。それに事故も犯罪も起こりにくい。理想の交通手段は徒歩だと考える。コンパクトシティであれば、それが無理なく実現できるはず。
・寛容な都市をつくる。
文化が生まれるためには、「自由」が必要だ。何かしたいと思ったら、すぐにできるようにハードルを下げておくことが肝心だと思う。そのために、多様性を包容するような自由な環境を作っておくべきだ。自由な環境には多様な人が集まり、つながりも生まれる。
・地方に仕事をつくる。
当然、人がいなければつながりも生まれない。地方に移りたいのに移れない理由は仕事と教育が地方にないからだ。これを解決する。

読了お疲れ様でした。本稿では抽象的な話をしたので、あまり希望のもてる記事にはならなかったかもしれないが、次からは具体的な話なので、期待してほしい。

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