大好きな円形劇場のためならどこまでも　・・オランジュ/Orange

アヴィニョンをねぐらに　　　・・さあ、円形劇場だ。
となると、子供気分のワクワクが !! 　　・・困ったもんだ。

隣街のオランジュ、
アンティークシアター(Théâtre antique d'Orange)

うれしくて、　　音響調査の前に、
まずは平土間から客席を仰ぎ見て・・　ぐるりと180°
いい景色だぁ　　・・と、うっとり

次は客席を歩き回り、　　・・いつものように
「いい音だぁ」「いい音だぁ」と呟きながら
何も鳴っていないのに。
いわゆる空間ノイズが、　　・・なんとも心地いい

下の段から最上段まで、　　・・180° 行ったり来たり

ステージ、スカエナフロンスもところどころ修理され・・
客席の階段席もところどころ修理され・・

客席の通路階段は、真ん中がえぐられている。
ながーい年月の観客の足跡ということだ。
と、思いを巡らせると、この気分、なんと表そう・・

この野外音空間の存在の喜びが・・
ローマ帝国侵略の足跡でもあることの辛い気分との葛藤・・