生きている私の中で、何かが死んでいく
〇月〇日
中学生の頃、近所に住んでいたクラスメイトが交通事故で死んだ。
先生に言われて、クラス全員(だったと思う。記憶が曖昧だ)で、彼の葬式に出た。そのとき、初めて知ったのだが、父親がいない家庭だったらしい。母親が怖ろしいくらい号泣していた。その姿に中学生の私は一瞬引いてしまったが、自分が年齢を経ていくと、よくわかるようになる。大切な人がこの世からいなくなるということの意味、重さが。
身近な人間が死ぬ。そのたびに生きている私の中で、何かが死んでいく。
この感情の最終的な行先、その果ては、どこなのだろう?
自分自身の死、なのだろう。
〇月〇日
かつて見た、路上で逆さまにされた自転車。ん? どういうこと? どういう意味?
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