はじめての老い -未入荷の老い-
このシリーズを書くようになってからというもの、会う人会う人から「老いの話」を振られるようになりました。
「ガビンさん、おひさしぶりでーす。アレ読んでますよ老いのやつ。実は僕も老眼がかなりきてまして」という具合で、「今日風つよいっすね」くらいの感じで極めてナチュラルに老いの話題がマクラとして使われます。
誰しもが多かれ少なかれ加齢による体の不調・変化を持っているわけで、これほどマクラとして便利なものはないよなあと思います。
老人たちが絶えず病気の話をしているというのも、アレは