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ブランド3周年を迎えるまでの日々。

2020年9月1日。
株式会社イトバナシ が無事に3周年を迎えることができました。

4年目初めての朝となる今日から
だいたい毎日noteを更新してみるチャレンジを始めます。
何ごとも3日坊主どころか数時間で飽きてしまうこともある
飽きっぽい性格ですが、何日続くのか。。
にやにやどきどきお付き合い頂ければうれしいです。

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私は普段、年2回約3か月間はインドの刺繍産地を旅しながらものづくりを行っています。
今年はコロナウイルスの感染拡大の影響で、お正月をインドで過ごしたっきり、日本では 奈良県五條市 と、広島県東広島市志和 という2か所を拠点にして活動しています。

ゆるやかな自粛生活を始めた4月ごろ、心の中は不安と心配でいっぱいでした。
元々悩みやすくてへこたれやすい性格なのに、百貨店さんはじめ、休業要請で自分たちで製造から小売まで行っている私たちのようなブランドは大打撃!
正直、超へこたれました。

4~5月までほぼ毎週予定していた百貨店催事が全滅。
えーどうするのよ、来月の支払いとかこれからのものづくりとか。。
そもそも服売れるかな、誰も外出しないときに。。

なんていつものように、もやもやどきどきしていたら
「暮らしをポジティブにするマスクつくりましょうよ!」とスタッフの一声。

それで思い出したんです。
あぁそうだった、私たちイトバナシは『こころ躍る刺繍を』届ける刺繍ブランドで、届ける場所や方法はどんどんチャレンジすればいいんだと。

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そして生まれたのが、Poh(ポウ)
ポジティブな"音"が気に入って名付けたのですが、実は「Planned Outage Hour(計画休止時間数)」という機械工学の略語でもあって、生産計画上の休止時間のことを指します。

この意味を見つけたとき、「まさにこれ!」と思いました。
コロナという目に見えない脅威は私たちの暮らしを一変したけれど、そこで生まれたSTAY HOME時間は、もしかしたら社会が一度立ち止まって、未来を考えるための計画上必要な時間だったのかもしれないと。

そう思うと、その時間の中で生まれた刺繍マスクの名前がPohであることがすごくしっくりきて、気持ちが前向きになったのを覚えています。

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元気になった私は、そのとき一気に増え始めたオンライン会議ツール、Zoomのバーチャル背景をオリジナル制作。
有名人の会見の背景をイメージしたのですが、こちらはいまいち定着しませんでした。

…お気づきかと思いますが、飽きやすいうえにじっとしていられない性格なんです。

出店先が閉まってしまうのであれば、自分たちの意思決定でオープンできる場所をつくろう―――
ということで、奈良と広島の古民家再生を始めました。

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改修作業の道のりは、全部がとても面白く発見の連続で、冒険の旅に出たような気持ちになりました。

このお話はエピソードてんこ盛りなので、これから少しずつ記事にしていこうと思います。

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文字通りみんなで力を合わせてできた2か所のお店。

8月にオープンしたばかりの広島志和アトリエと、奈良五條ショップにて3周年を記念したイベントを開催します。

まずは今週末、広島志和アトリエにてオープンデイズを開催しますので、リノベーションのお話をいち早く聞きたい方や見たい方、ぜひ遊びにいらしてください。


3周年を迎えるまで、本当に様々なことがありました。
日々新しいことにチャレンジしようと思っても、うまくいかない日、なんだか落ち込むことも多かった気がします。

そんなとき私に元気とやる気をくれたのは、いつも応援して下さる日本のお客様と、自分たちも過酷な環境の中でこちらを想いやってくれる刺繍職人たちの存在でした。

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4年目の目標は、この写真に写るAhmadファミリーの暮らす
「インド・カシミールで自社工房をもつ」こと。

カシミールに工場?!?
銀行の人に言ったら、こんな感じで聞き返されました。

どうしてカシミールに工場なのか、はまた別の機会に。

外の風景が白けてきました。
少し肌寒い朝がやってくる季節になりましたね。
皆さまも健康第一で、今日も嬉しいことが1つでも多い一日でありますように。

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