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大学のマーケティング専攻ゼミ生の甲子園。Sカレでトリプル優勝獲得した留学DIARYの商品化に向けて。初めの一歩

産学連携取組みを始めて3年目。今年は商品開発やマーケティングを学ぶ大学生のビジネスコンテスト Sカレへ参加しています。
(ある先生によるとSカレはマーケティング専攻ゼミ生の甲子園みたいなんだよね・・と。)

取組み開始は2023年5月から。伊藤手帳は「デジタル化時代に必要な手帳」というテーマでエントリーしました。
全国17校19ゼミから64名がこのテーマについて考え、商品化獲得件に向けて競います。

ステージ1:2022年10月14日(土)の秋カン(Autumn Conference) では学生によるコンセプトのプレゼンが行われました。

まず、ここに至るまで各チームとオンライン面談を重ね、ここはこうした方がよいと企業側としてフィードバックを重ねました。

コンセプトとして優勝を獲得したのは日本大学商学部石田ゼミ チームポッポ焼き 筋トレ手帳「Motivate+」

この段階で、他チームのモチベーションが下がったらどうしよう・・・・と社長と心配しておりましたが。

心配とは裏腹に選に漏れたチームの猛追撃が始まったのでした。

ステージ2:冬カン 2023年12月9日(土)近畿大学にて開催
テーマ「デジタル化時代に必要な手帳」についてコンセプトと販促プランを競う。
ここでテーマ1位のチーム案は商品化ステージへ進めます。

秋カンのアイデアをブラッシュアップするチームもあれば、コンセプトをがらりと変更して改めて攻めてくるチームもあり。

面談の依頼も日に3-4件ベースの状態で、社長に「面談お断りしましょうか」と心配した程でありました。年末の忙しいスケジュールの中でも社長の伊藤は「学生さんの意向は無視しない」という一貫したスタイルで冬カン直前まで面談を続けたのでした。

冬カン当日。沢山の優秀なテーマから1つを選ぶのは苦渋の決断でした。
審査員は伊藤手帳、同志社大学冨田健司先生、近畿大学瀬良兼司先生、福岡大学明神実枝先生、南山大学川北眞紀子先生。

審査員の中からも意見が飛び交いましたが、最終的にグローバル人材が求められる昨今において留学する学生が増加する。そういった社会背景の中留学の不安や留学時の思い出を手帳に託すという心打つコンセプトをもつ和歌山大学柳ゼミハイファイブチーム「留学DIARY」をテーマ1位に選出しました。

先日、ゼミ担当の柳先生にもご参加頂き、商品化のための打ち合わせが行われました。

伊藤手帳の伊藤より「商品化は考案者とメーカーが一緒になって作り上げていくもの。メーカーには売る責任が発生します。消費者にとって本当に使いやすいものを世に出さなければなりません。」という説明からスタート。

細かな仕様について打ち合わせが行われます。当然学生の意見と企業側の意見が分かれる場面も出てきます。

学生側の想い。企業側が形にする際のハードル。

1度では決め切れないため、両者宿題を持って年明け2回目の打ち合わせを行う予定です。
2回目は和歌山大学へ訪問します。ここで販売に向ける各種詳細を決めていきます。

和歌山大学柳ゼミハイファイブチームと伊藤手帳。商品化へ向けての打ち合わせ風景

尾張名古屋(伊藤手帳本社)と紀州和歌山(和歌山大学)は徳川御三家。何かご縁があるのかもしれないと思う次第です。

ステージ3:実はこの先がまだあります。商品化しました。よかったね。では終わらないのがSカレの凄いところ。2024年秋。ファイナリスト(ハイファイブの留学DIARY)は商品化実績をもとに総合優勝を争奪する。

という、なかなか厳しい戦いが今後も続くのです。

先日の打ち合わせは来秋の総合優勝を目指すための最初の1歩が始まったのでありました。

※早速ですが12月17日毎日新聞にてハイファイブの留学DIARYにかける想いをご紹介いただきましたので宜しければご覧ください。

https://mainichi.jp/articles/20231217/ddl/k30/040/148000c



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