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いとうくんのとうびょうにっき(2023/02/13〜2023/02/19)

2023/02/13(月)

 起床時間不明。

 先週ぶんの日記を書いた。とはいっても、日曜時点でほとんど書き上げていたので、この日やったのは推敲だけ。

 夕飯は麻婆白子である。麻婆と白子、どっちも好きな人であればかろうじて美味いと感じられるような出来栄えだった。そうでもない人が食べたら、たぶん、何も感じない。
 俺の料理には何かが欠けている気がする。なんだ……?

 ずっと家にいて、何も呟くことがなかったため、この日はツイート数が少ない。

2023/02/14(火)

 10時41分起床。

 このあともしばらく布団で天井を眺めていた。実際に起き上がれたのはお昼ご飯の時間を過ぎてからだ。昼ごはんは……たぶん、うどん。もしくはラーメン。

 コンビニで買ったグミを食べながら、家で短編の仕上げをしていた。

 この日は麻婆茄子を作った。冷蔵庫にあるものだけで作れそうなのがこれだけだったのだ。麻婆系の料理は、成功することは稀だが、失敗は絶対あり得ないので安心である。ちなみにこの麻婆茄子は成功でも失敗でもなかった。

 短編をアップしたから、ご褒美にお酒を飲んでいる。この時に何を飲んだのかは不明。本当にお酒を飲んだのかも怪しい。

 夜中(というか、明け方)に眠れないと叫んでいる。かわいそう。

2023/02/15(水)

 11時40分起床。

 家にいるとちまちまと昼寝してしまう。これでは生活リズムの改善なんか永遠に叶わない。昼間、眠れない環境に身を置くことが重要である……ということで外に出た。

 花粉の気配を感じ、早速外出を後悔していることが窺える。

 昼は御徒町にある羊料理のお店に行った。
 暖房の効いた部屋に篭っていたせいか、完全に春が来たものだと思い込んでいたのだが、この日は予想に反しマジでクソ寒く、勘違いで薄着で外出してしまった俺の冷えた身体に、羊のスープがよく沁みた。

 そのあと、上野公園をうろうろして太ったネコに遭遇したり、なぜか渋谷に移動してコーヒーを飲んだりしている。渋谷では他に古着屋さんにも行ったが、ここで紹介すると案件を疑われてしまうので、店名は伏せておく。何も買わなかった。今月まったく服を買っていない。

 夕飯は焼肉ライク。焼肉ライクは驚異の開発技術で煙がすべて換気扇に吸い込まれていくので、服装を気にせずに行けて良い。

 家に帰って、緑茶ハイを飲んだ。緑茶ハイは味の薄いお茶だと思っている。これを好んで飲む人間がいる事実に驚きを隠せない。

2023/02/16(木)

 7時20分起床。

 外出の効果あり、見事早起きに成功した。ただ、昨日薄着でうろうろしたせいでちょっと扁桃腺のあたりが怪しい。No pain, no gainである。

 午前中はおにまいのエンディングを聴きながら、ソファのうえでお日様に当たっていた。気持ち良すぎて爆睡してしまった。No pain, no gainである。

 「家系ラーメンは風邪に効く」という、インターネットに流布するクソくだらない都市伝説を本気で信じているので、昼は5丁目ハウスへ。
 平日にもかかわらずクソ並んでいた。
 普段は行列を嫌う俺だが(飯如きのためにわざわざ並ぶ人間はバカだと思っている)前に並んでいたサラリーマンたちが待ちきれず列を外れていく様を見れたので頑張って並んで良かったと思いました。
 5丁目ハウスは家系にもかかわらず店内綺麗で席同士の間隔も広く、落ち着いて食べられる。ライスも無料でおかわり自由。ラーメンも美味しい。ただ不定休で行ってみたら休み、ということがザラにあるので、Twitterは要チェック。

 そのあとダイソーへ。
 めろん先生のこの記事に「ボディソープはQアノン並みに邪悪、石鹸のほうがコスパ良い」と書かれていて、マジじゃん……と思ったので、それからずっと石鹸に切り替える機会を伺っていたのだが、ようやく最近買い溜めしていたボディソープがなくなってきたので、満を持してお風呂場に石鹸を置くやつを買った。
 これに限らず、Amazonで買うと数百円するような日用品が、百均だと百円で買えてしまえるのですごい。日用品を外に買いに行く、というのがとにかくだるすぎて(洗剤やトイレットペーパーなどは基本Amazonだし、ニトリやイケアで買い物するときでさえもなるべくネットで済ますようにしている)最近まで百均は選択肢になかったのだけど、今後はもっと活用していきたい。

 中野ブロードウェイのなかにあるゲーセンうろうろしてたら、UFOキャッチャーにサトノクラウンのぬいぐるみがあった。いとうくんの一番好きな馬だ。最近、サトノクラウンの仔が重賞に出てくるようになったので競馬から目が離せない。UFOキャッチャーはクソつまらないゲームなので、ぬいぐるみはあとでメルカリで探そう、と思った。

 メダルゲームが豊富だったので、五百円ぶんだけ課金。スロットゲームやる。仕組みは簡単だけど全然楽しくなかった。本当に向いてない。

 上島珈琲で休憩。写真からとてもくつろいでいる様子が伝わってくる。

 夕飯は冷蔵庫の余りものでそれっぽいスープを作った。野菜とお肉の味がした。あと油が多くて食べ終わったあと胸焼けした。家系ラーメンよりキツい。

 シャワーを浴びたあと、緑茶ハイを飲んだ。緑茶ハイは味の薄いお茶だと思っている。これを好んで飲む人間がいる事実に驚きを隠せない。

2023/02/17(金)

 8時32分起床。

 早起きできたが、体調は相変わらずあまり良くない。

 ティアズマガジンを求めて中野と新宿をウロウロ。メロブ、ブックファースト、まんだらけ全滅だった。
 ティアズマガジンを事前に買ったことって一回もない。まさかこんなに競争率が激しいものだとは……。いつも当日購入で普通に入れてるし、値段もそんな安くなるわけでもないのに……と不思議だったけど、そうか、みんな、サークルチェックとかやってるのか。よく考えたら、俺、いつも会場で迷子になってるわ……。

 何も収穫がないのは寂しいので、IRAとコメダ珈琲に。
 コメダ珈琲クソ居心地良い……笑
 待ちシステムがファミレスみたいでずっと敬遠してたけど、よかった。シロノワールなんとか?みたいなメニューも美味しかった。また食べたい。

 夕飯はマクドナルド。阿佐ヶ谷のマクドナルドはいつも並びがやばい。

 家に帰ってからハイボール飲んだ。

2023/02/18(土)

 10時04分起床。

 なんか復職して異様に周りに気を遣われる夢を見た……笑

 ゴロゴロしながらTwitter見てたら、なんと、池袋ジュンク堂にティアズマガジン全然在庫あるっぽくて、電話で取り置きしてもらって急いで回収に行った。
 しかし、池袋とかいう街はいまだに好きになれない。なぜだ……?本当に耐えられない。街を歩いてる人間みんな嫌い。用事を済ませて速攻で帰った。

 夕飯はちんげん菜を炒めたやつ。楽。

 そのあと緑茶ハイ飲んだ。

2023/02/19(日)

 8時47分起床。

 のち、二度寝。10時くらいに本当に起きた。

 コミティア会場へ。若干雨が降っていて萎える。数年前に撮影したビッグサイトの写真をいつも使い回しているため、いとうくんのツイートではよく晴れたビッグサイトが拝める。

 お腹空いて倒れそうなので、会場向かう前にマクドナルドに避難。フィレオフィッシュバーガーを食べた。美味しかった!一生涯かけてもマクドナルドを超える料理を生み出せる気がしない。

 今回のコミティアはまわりたいところが多くて楽しかった。あと、事前にサークルチェックしてたから効率よくまわることができた。それでも買えなかった本はいくつかあるが……。
 目当ての買い物が終わったあとは、お茶休憩を挟みながら、青年漫画のコーナーや見本誌のあるところをうろうろ。
 自分のまだ知らないクソ面白い本がこの会場内のどこかに存在しているかもしれない、という恐怖が常にあり、コミティアや文フリでは未練たらしく会場内を徘徊していることが多いが、残念ながらそれで本を見つけられたことは未だかつて一度も無い。なぜなら知らんブースで立ち読みするの緊張するからである。

 今回買った本は以下。感想はぼちぼちこの日記に書いていきます(たぶん)。『SAD SONG
シガラミ先輩、廻る
旅と失踪は同義ではない
テレビを見る間に起きたこと
ニイハオ、のち報復
魔王さまのラストダンジョン管理日記
manga.com
美人すぎる女装刑事
リバーシは黒がN極

 コミティアのあとは闇の絵師の打ち上げに混ぜてもらった。人とわいわいお酒飲むの久しぶりだったのでめちゃ楽しかった!楽しすぎて何話したのか半分くらい覚えてないです!働きたくねぇ……。

補足

 ここまで読んでもらえばわかる通り、今回の日記は自分のツイートをもとに書いている。日記を書き始めるようになってから、日々体験したことは逐一ローカルにメモしていたのだが、今週はそれをなるべくTwitter上に流すようにした。行った場所や食べたものをリアルタイムに発信するというのは、あらためてやると、これが思いのほか気恥ずかしかったが、それでもやった。

 主な理由はふたつ。
・日記書くのに少し飽きてきたこと。
・Twitterをやりたくなったこと。

 とくにふたつ目の理由がでかい。
 いつからだろう。
 気がつくと、俺は、Twitterを、茄子を買った報告にしか使用できなくなってしまっていた。あと最近だと自炊報告か。
 かつてはそうじゃなかった。
 自分の気持ち(大抵、悪口)や、行った場所、外で食べたご飯、買った本、ヒプノシスマイクやパンダとの思い出……そういうことを無邪気に呟いていたはずなのに。
 もう一度ちゃんとTwitterをやってみたい、と、突然、思った。
 今の俺に必要なのは、もっと……なんというか、他者との、リアルタイムな、言葉と言葉のやり取り……みたいな、そういうの、かも……と思った。
 だから、今、決めました。
 このとうびょうにっきの目的のひとつを、Twitterのリハビリとします。
 茄子買ったしか呟かなくなったパンダのアイコンに、もう一度、命を吹き込む。また虹を吐いてもらう。
 だって、Twitterなんて、いつなくなっちゃうかわかんないわけだし。

(↓なお、ここから先はいつも通り、逐一メモしていた文章に戻ります↓)

 加藤純一界隈に謎の陰謀論が蔓延っていて笑ってしまった。でも布団ちゃんの受け答え方もなんかちょっと不自然な感じがするので、10%くらいは真実が含まれているんじゃないかと思ってしまう。俺はもうダメかもしれません。

 ゆにクリエイトから新しい人が出た。オカルトや陰謀論について解説してくれるらしい。バーチャルユーチューバーを観る習慣はないけど、ちょっと気になる……笑
 現時点でちゃんとした(?)動画は、自己紹介動画と、みんなでわいわいがやがやしてる配信の切り抜きしかないので、はやくひとりで語っている動画をあげてほしい。
 バーチャルユーチューバーがみんなでわいわいがやがやしている動画が本当に苦手だ。みんな、もっと、二次元のキャラクターが三次元そのままの口調で喋っている矛盾に生理的な嫌悪を抱くべきだと思う。この際アバターは棒立ちでもなんでもいいから、とにかく喋り方をなんとかしてほしい。いくらキャラデザが良くても動画開いたらガッカリすることばかりだ。声とかどんだけ作り込んでもさぁ、笑い方が三次元なんだよな、やっぱり。
 その点、月の兎さんや名取さな、あと、ゆにクリエイトのメンバーなどは、ひとりでやっている動画や配信においては三次元みをあまり感じさせないのでまだ見て(聞いて)いられる。なのでたまに見る。ほかは知らん。

 少し昔の本だけどずっと気にはなっていたので、読んだ。
 地元商店街よりショッピングモールのほうがよっぽどありとあらゆる人々にとって開かれた場になっているのでは?という視点はいかにもあずまんらしい。
 これは前に読んだ「危ない平成史」の花咲回で話されていた「資本主義は平等。お金さえ払えば誰でも同等のサービスを受けられる。だからリベラルは資本主義を否定できない」というのと通じるところがあると思った。
 あと、地方が東京のバッグヤードになっている、そして東京に住んでいる自分たちはバックヤードに対して「後ろめたさ」を感じている、という話が面白かった。
 この前の文フリで買った(この本のことを思い出すきっかけにもなった)『近代体操 創刊号「いま、なぜ空間は退屈か」』のなかのどこかでされていた「地元のTSUTAYAがなくなって、代わりに物流倉庫ができた(うろ覚え)」みたいな話や、ずんだもんのこの解説動画(イオンが地元商店街を破壊し尽くしたうえ、現在は撤退しつつある)なんかを見ると、結局地方は本書で言われているところのモールの内部、ユートピアに成ることができず、むしろバックヤード化が進んでしまっているのかもしれない。
 しかし、もう何年も地元に帰ってないので、地方に対するイメージがまったくアップデートできていない……。うちの地元でもTSUTAYAなくなりつつあるらしいが、衝撃すぎる。思い返すと、あの頃はTSUTAYAによってなんとか必要最低限の文化的生活を送ることができていたように感じる……。筋肉少女帯のCDとか借りていた。でも今はTSUTAYAのかわりにNetflixとSpotifyがある。YouTubeもある。何が良いことなのか俺にはよくわからない。

【赤瓦一号館にグッドスマイルカンパニー...

Posted by 倉吉市 on Sunday, November 15, 2015

 この前グーグルマップで地元を見てみたら、いくつか気になるお店ができていた。

 あとモールといえばである。

 くーるべ先生のnoteが面白い。過去と決別し、プロゲーマーへの道を歩み始めた藤井賢太郎。はたしてこの先、どのような試練が待ち構えているのか。

 まず何より、読みやすく、エンタメ小説としてよくできている。バンド物のお手本のような内容だ。これで基本的にはノンフィクションだというのだからすごい。
・ファミレスでほぼ初対面のメンバーと緊張の顔合わせ→意気投合し五時間駄弁った末、バンド結成へ
・順調に初ライブが決まる→野ばら先生が大麻で捕まりおじゃんになる
・メンバー間の軋轢でバンド解散の危機!?→乗り切り結束を強める
 ↑この辺の展開とかマジで漫画みたいだもん……笑
 そもそも野ばら先生、バンド結成時まったくギター弾けず、物語終盤になっても下手くそなままなのに、MILK BOY着て爆音かき鳴らしてシャウトして暴走する様があまりにも主人公すぎて笑う。ライブDVDもよかった。

 売れっ子小説家の浅倉秋成と偉人の小畑健による青春「お笑い」漫画。
 この漫画のすごいところは「お笑い」の笑いを漫画で表現できているところにある。作中のネタのどれもこれもが本当に実際の「お笑い」を見ているようなのだ。コンビによって漫才の型がわかりやすく異なるのも良い。このコンビはどんなタイプの漫才をするのだろう、とワクワクしながら読める。たぶん、理で漫才を分析できているからこそ、こういう芸当が可能なのだと思う。
 また、日常パートも基本的にはこの「お笑い」のトーンで繰り広げられるのだが、これが不思議とクドくない。奇跡的なバランスである。
 このバランス感覚と分析にかける熱量、あとは読者を次へ次へと引っ張っていくフリの巧みさなんかが浅倉秋成の売れる要因(?)に多少なりとも繋がっているのかもしれない……。
 ていうか本当にすごい。すごすぎて読んでて死にたくなってきた。俺はこんなふうにひとつのことにひたむきに向き合えているだろうか……。

 ぞるさんのゲーム実況。変に盛り上げたりせず、淡々とゲームしてる感じなので良い。作業しながら裏で流したりしている。友達の家に集まって、一方はゲームして、もう一方は宿題して……みたいな、俺には一度もなかった学生時代を追体験できる。
 小学生のころ、みんなでゲームしている後ろでひとり『クレヨンしんちゃん』を読んでいたことがあるが、あれは俺がスマブラ下手すぎて仲間に入れてもらえなかっただけなので今回のケースには含まれない。

 今まで阿部共実にまったくハマれなかったのだが、この漫画だけはバツグンに好き。タツキの『ファイアパンチ』→『チェンソーマン』の変化と似たようなことが起こっている感じがする。作家性をコントロールする術を心得たというか、なんというか……。
 あと単純に群像劇が俺は好きだ。そこで描かれるキャラクターが魅力的であれば尚更好きだ。そして恥を忍んで言えば俺は摩耶先生が特に好きだ。でもどうせみんなも摩耶先生のこと好きだと思うからこんなことは本当に言いたくなかった。

 エッセイ集。基本的に嶽本野ばらが好きなものか嫌いなものについて語り倒している。森茉莉についての話とかめちゃくちゃ面白かった。
 でも、途中まで読んで気づいたけど、俺、これ、前に読んだことあるわ……。香水のくだりがすごく印象に残っているもん。そのときはたぶん半分くらいで読むのやめちゃったんだ。なんでやめちゃったんだろ、と不思議に思うほど一気に読んだ。

 布団ちゃんのホラゲ実況がおもろい。基本的に布団ちゃんはゲーム内の自分の職務を懸命に全うしようとするので好きだ……笑。

 2022年3月に開設したらしいStudyチャットなる匿名掲示板についての解説動画。
 Studyチャットはおそらく決して大きな規模の掲示板ではない。なんせ荒らしが個体認識されているような掲示板なのだ。(試しに覗いてみたところリアルタイムの接続数は20〜30前後を推移していた)。
 だからこそ、俺は、この、わずか一年足らずの出来事を”歴史”としてまとめ、”ゼンオチ君”なるコテハンユーザーを”有名人”と称したり、失踪してしまった管理人に「お前がいないと掲示板がめちゃくちゃだよ」と動画内で語りかけたり、荒らしのことを”第○使徒”なんて呼び方で紹介する……そんな投稿主の姿に、ちょっと、感動してしまった。
 きっと、この動画の投稿主は、Studyチャットという小さな匿名掲示板に対して、すごく真剣な帰属意識みたいなものを持っているのだ。
 多くの中高生にとって教室という空間が世界のすべてであるように、投稿主にとってStudyチャットは世界のすべてで、そこで交わされるやり取りは何よりもかけがえのない青春なのだ。だからこそ、そのStudyチャットを脅かす荒らしという存在はまさしく”使徒”となりうるのだ。
 そんなインターネット空間が今も存在することにクラクラするし、そういう閉じた世界がYouTubeというプラットフォームを通じて外に届いてしまえる事実にも、驚く。(一個目の動画は一万再生を超えている)

 琴葉茜さんの日記。漠然と30歳くらいで終わると思っていた人生はどうやらそうでもないらしくて、だけど自分はボイスロイドとしてはもう落ち目で、布団のなかでずんだもんの解説動画を見ることしかできなくて、苦しくて、疲れて、それでも生活は続く。レトルトのチキンカレーに鶏肉を足すことを覚えたりして続く。神様にお願いしても日々は過ぎ去っていくし、変わる。悲しいです。

 ここ一年くらい、もう自分はセカイ系的な世界観の中心人物(ぼくときみ)ではあり得ないな、という感覚がある。
 ある日、突然、世界が劇的に変わって……とか、そういうのは、どうも、僕の人生には起こらないっぽい。
 あるのは、パッとしなくて、食べていくので精一杯、みたいな、そんな生活だ。
 そしてそんな生活を、それでも生き抜いていかないといけない……。(だから今年は自炊とかしている)
 なので作中、少年少女にはまだ勝利の可能性、未来があるのに対して、主人公が抱く「そのためならどんな空腹にだって耐えてみせる」という決意は敗北があらかじめ決められている。なぜなら人は物を食べないと死んでしまうからである。
 物を食べるのはだるい。
 未だに食事や料理に肯定的に取り組むことができない。
 でもしないといけない。
 しんど。
 また今回、はじめにあらすじを載せてみた。くそ酔ったときにゲラゲラ笑いながら書いたものだ。本当はこういうのも作中でそれとなく伝わるようにすべきなんだろうけど、だるいので、ズルいけどこういう形をとった。
 なんにせよ、もっと面白い小説を、もっとうまく書けるようになりたいである。

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