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3331の功罪

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HADOのステータスにおいて鉄板とされている3331。先のopen cupにて実況解説席にお邪魔した際初心者に3331安易に使わせるのもどうなの?という話を軽くしたのだがnoteという形でまとめさせていただきます。
大会の動画はこちら↓

まず3331の良いところといえば満遍なくタスクをこなす事が出来るという部分に尽きる。
それだけバランスのとれたステータスであり、とりあえず3331にさえしておけば相手のステータスに対して極端に不利ということは無くなる。どんな場合にでも腐る事のない正に万能型ステータスと言える。

じゃあ何故僕が初心者が安易に3331を使う事に対して苦言を呈したのか。簡単に言うと「真に真似るべきは考え方である。」と言う事。
「上級者が3331を使っているから3331を使おう」では決して勝てない。何でも出来るステータスだからこそ何の為に使うのかを考えなければならない。そういう引き出しでの勝負になった時に経験で勝る相手に敵わないというのは解説で話した通りです。

また、例えば試合を振り返った時に壁を割れなかった、点を取れなかったという課題が出た時に全員3331で誰が壁を割るのか、点を取るのかがはっきりしていないのでは反省もし難いと僕は思います。この場面ではAが攻撃しやすいポジショニングにいたとかBがカバーすべきだったとか各自が同じステータスの分柔軟に対応出来るのは確かに強みですが一方で無秩序にもなり兼ねないというのが僕の考えです。実際にはその判断基準をコート外で共有していなくてはいけないしその判断を80秒間コート内で各自が確実に実行しなくてはいけないので尚更です。

であればこそ一人一人にタスクを割り振り、はっきりとした判断基準を設けてあげた方がいいのではないかな?と私は考えています。
僕が以前書いた「HADO中級者に向けた覚書」にて役割とそのタスクについて簡単に解説しているので良ければ参考にして下さい。そしてそのnoteで話している通り、エナジーボールだけの話をすればスナイパーやフィニッシャーは相手のライフを奪う為のステータス、シューターやタンクは相手のシールドを割る為のステータス。といったように明確な優先順位があり、それ自体を判断基準と出来ます。つまり攻撃力の高い弾を壁に当てるのは勿体ないから弱い弾で壁を壊そう。という訳です。

僕の主観ではこれが全員が3331になった時に明確な優先順位と判断基準を持てていないのではないかという意味で苦言を述べた訳です。
初心者、中級者については特にこの部分の理解がすぐには難しいと僕は考えており「3331はあくまでハイブリッド」なので悪い言い方をすればどっちつかずの中途半端なステータスで闘っているように見えてしまいます。が、ここが3331の功罪と言うべきポイントであり、それとなく"まともにやりあえてる感"が出てしまう。それなりに点は取れるし取られるが、まずは点を取れたからいいや。と。その差こそが勝敗を左右したポイントなのに点を取れた事で満足してしまう。

おそらく初心者体験会へ参加した方はすべからく3331のステータスをオススメされると思う。大会等で最も使用率が高く、実用的とされるステータスであり当然と言えば当然である。 以前僕が初心者として体験会へ参加した際には各役割の説明としてあまり実用的でないステータスについても教えてもらった。ただ、先述したnoteで述べた様にステータスの有効性は環境に左右される為、体験会で有効だったステータスが大会では通用しない事もザラにあるし、またその逆もあり得る。

先のW杯にてエキシビジョンマッチとしてHADOインストラクターであるところのHADO CREW内のQueenを決める大会が開催されたが、選手からは「あのステータス勝つ気あるの?」とか「ふざけたステータスで負けて文句言うなよ」やら意見もあったもののこれも環境が違うのなら有効性も違うという事だと言える。
W杯の動画はこちら↓

とはいえ単純に環境にマッチしたステータスであれば勝てる訳でもなく、「自分が得意なステータス」というものが分かっていなければ不得意な立ち回りを常に強いられる事になる。
各人それぞれに避けるのが得意だったり当てるのが得意だったりする筈で、それに適したステータスがある。その上でどう環境にマッチしたステータスに寄せるのか。例えば環境的にチャージが必要だからステータスを振りたいと言って攻撃が得意な人の攻撃力を削ってまで弾数を増やすのを是とするか攻撃が苦手な人にその分チャージを担って貰うのか。仮に全員の攻撃力や回避力が同程度で判断基準が明確なら結果として全員が3331になる事もあるだろうがそこまで考えられているチームは数える程しかないと考えている。

つまるところ
①自分は何が得意なのか
②環境にてどの程度有効なのか
③環境に適応させた上で得意な部分を出すにはどうしたらいいのか
というステップがあり、①と②がたまたま合っており得意なことがそのまま有効であればいいが、そうではない時の③のステップがなりより重要なのである。③のステップを踏まえて3331にしているのか?ただなんとなく3331にしたのか?仮にただ真似しただけであればこの考え方を勝敗の差として考えてみて欲しい。

自分の得意分野を知り、どの程度通用するかを知り、より効果的に得意分野を発揮するのかという考え方は確かに難しいかもしれないが、ただ1日、2日と行った練習とはまた違った効果がある筈です。得意分野や苦手分野を知ればそこを伸ばしたり補ったりする練習だって出来るしまずは3331よりも4321や1135、2341といったステータスでチーム内で役割を回してみるのも一つの方法かなと思います。結果として3331に戻るとしてもそれを回り道と思う人はこのnoteをここまで読んでいないと思いますので笑笑

【宣伝】
2019年1月26日土曜日 13:00〜16:00
神谷町 meleap本社にて体験会講師として参加します。 当日の様子は #HADOをやって帰って来るまで のタグで実況される筈なので後追いでも楽しめるかなぁ…と。是非便乗して下さい笑


 今回主導してくださったのはいつもお世話になっているアスケア治療院の関口さんやアスリートのキャリア形成に尽力しているはしこさん、そしていつもお馴染みmeleap本木さん。 また、佐藤奨さんなど普段からスポーツビジネスに携わっている方にもご参加いただきます。僕としては普段から佐藤さんのnoteを読んで勉強させていただいているのでお会いできるのがとても楽しみです。

また、まだ参加枠がいくらか空いているそうなのでスポーツビジネス等に興味がある方や、HADOを初めて知った、やってみたいって方の参加も大歓迎です!この機会に是非!

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