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【エクセル】あなたは「テーブル」機能を知っていますか

おはようございます。こんにちは。いたをです。

さっそくですがエクセルの「テーブル」機能を知っていますか?
エクセル(ワークシート内)で作った一覧表に対して、「ここが一覧表ですョ」と、エクセルに認識させる機能です。もう少しかみ砕くと、ワークシート内に作成した表を、関連するデータのまとまりとして扱いやすくするための機能なんですね。


・・・えっ!わかりにくい?


すみません m( _ _ )m


別に表をテーブルに変換しなくても、計算などが普通に行えます。
「複雑な処理をするわけでもないのに、わざわざそんな機能を使う必要はないのでは?」と思った人もいるかもしれません。

しかし、テーブルとして設定することで実は簡単に利用でき、業務に役立つメリットもちゃんとあります。設定はパパッとできますので、一覧表で管理する表はできるだけテーブルにしておくことをお勧めします。

それではテーブルにするメリットをご紹介しましょう。

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1.まずはテーブルに変換してみよう

まずは、作成済みの表をテーブルに変換してみましょう。

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表内の任意のセルを選択しておき、[挿入]タブの[テーブル]ボタンをクリックしましょう。

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[テーブルの作成]ダイアログボックスが表示されます。テーブルに変換するデータ範囲はエクセルさんが自動的に判定してくれますので、特に変更する必要はありません。1行目が項目(見出し)となっていますので[先頭行をテーブルの見出しとして使用する]のチェックマークはそのままにしておきます。

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表がテーブルに変換されます。書式が設定され、フィルターボタンも追加されています。デザインはあとから変更が可能です。

2-1.表の管理が楽になるよ

行や列の追加に応じてテーブルの範囲が拡張されるため、書式やフィルター範囲をいちいち再設定する必要がなくなります。

まずは新しい行を追加してみましょう。

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13行目に日付を入力してみます。
すると自動的にテーブルが拡張されて罫線が引かれました。
書式やフィルターの範囲を再設定する必要はありません。よく見ると金額のところが自動的に計算されていますね。

次に税込金額を計算するための列を挿入してみましょう。

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列を挿入したい位置の右側の列番号を右クリックし、[挿入]をクリックします。挿入された列には[列1]という見出しが自動的に設定されます。
テーブルデザインの縞模様がちゃんと設定されていますね。

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2-2.すばやく数式を入力できるよ

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それでは税込金額を計算してみましょう。F2セルに
「E2セル」✕1.1と計算式を入力します。Enterキーを押すと・・・。

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瞬間! F列のすべての行に同様の数式が入力され、結果が表示されました。

2-3.データの入力規則も自動設定される!

3つ目にしてこの「テーブル」機能の最大のメリットは、テーブルではデータの入力規則も自動的に引き継がれることです

今回のサンプル表では、[商品名]列にリストから選択できる入力規則を設定しています。わざと隠していましたが、右側にリストを作ってありました(笑)。

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追加した行にあるセルB13を選択すると、すでにお気づきの方もいらっしゃるでしょう。セルの右側に「▼」が表示されるのでクリックすると、さきほど設定した商品名リストが表示されるようになりましたね。そう、自動的に入力規則が新しい行にも設定されました。

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一応確認のためにB13セルを選択して、[データ]タブの[データの入力規則]ボタンをクリックしましょう。

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ちゃんと新しい行にも[データの入力規則]が自動設定されています。

こんな経験はありませんか?
通常の表で入力規則の設定されたセルのコピー&ペーストを繰り返すと、いつの間にか条件が崩れて大幅な修正が必要になったこと。

入力規則が自動設定されるのは、非常にありがたいメリットですよ。

3.まとめ

テーブルの3つのメリット、いかがでしたか? 

「テーブル」機能は、エクセルでのリスト管理を大幅に効率化してくれる機能です。 実務で役立つメリットが多いのではないでしょうか。

さいごに注意点を少しだけ。

表の一番上には項目名を入れましょう。入っていなければエクセルが任意の項目名を付けますが、わかりにくくなるので、きちんと項目名は設定しましょう。

また、空白列や空白行が間に入っていると、テーブルの範囲を自動認識できません。並べ替えやフィルターのことを考えると、データが本当にない場合を除いて空白のセルも極力なくした方がいいですね。

今日はエクセルの「テーブル」機能をご紹介しました。

それではまた。

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