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Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
電子マネーでなく仮想通貨決済が今後浸透しそうなニュースが飛んできました。

Visaが米ドルステーブルコイン「USDC」で仮想通貨による決済を開始
2021年3月30日 Tech Crunch

「〇〇コインとか多すぎてよく分からん」と正直思ったので、これを機に仮想通貨について入口のところを調べてみました(以下、小難しいカタカナは読んでいて頭にくるので大幅に取り除いています)。

■仮想通貨とは

読んで字のごとく”仮想の通貨”です。通貨ですのでモノやサービス、外貨などと交換ができます。仮想通貨は鍵番号、関数などの暗号技術を利用することで安全性を確保しているとのことですが、通常の通貨と異なるのは大きく以下の点のようです。

・デジタル上に存在し、紙幣、硬貨などの実態がない(口座もいらない)
・公的な発行主体(中央銀行)や管理者がいない
・ブロックチェーン技術によって発行主体や管理者の
 裏付けなしに流通している

「ブロックチェーンってつまるところ何なのよ('・c_・`」正直思いましたが、

ブロック    :行われた取引の単位
チェーン    :連鎖
ブロックチェーン:これまでの取引の流れとか記録

のようなので、つまるところ台帳です。台帳をネットワーク上で共有して改ざんできないようにしましたということのようです。

とはいえ法定通貨のように公的に価値を保証している訳ではないので、値動きが激しいことがネックのようです。明日5倍の価値になるかもしれない〇〇コインで買い物する気にもなれないですし、半分の価値になるかもしれない○○コインで貯蓄をしようとも思わないですよね。

そこで、価値の変動が少ない仮想通貨が欲しいよねということで生まれたのがステーブルコインです。

■ステーブルコインとは

価格を安定させる(ペッグと言うらしいです)ための手法の違いから大きく3種類ある模様です・

法定通貨担保型(今回のUSDCはこちら)
ドルや円といった法定通貨を担保にしたもので、1○〇コイン=1ドルと交換比率を固定し価値の安定を目指したステーブルコイン。
コインの発行元がコインの発行枚数と同額の法定通貨を保有することで信用を担保。USDC以外にも米ドル担保のコインは結構あるようです↓
・Tether (USDT/テザー)
・TrueUSD(TUSD/トゥルーユーエスディー)
・Gemini dollar(GUSD/ジェミニ・ダラー)
・Paxos Standard(PAX/パクソススタンダード)
・USD//Coin(USDC/ユーエスディー・コイン)
・Stronghold USD(ストロング・ユーエスディー)

ちなみには日本円担保は以下
・LCNEM(エルシーネム)
・GMO Japanese YEN(GJY/ジーエムオー・ジャパニーズ・エン)
・Grand Shores West

仮想通貨担保型
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を担保にしたもの。
元が不安定なものを担保にしているためお察しのとおり価値が不安定。
素人目では元の目的から逸れているように見えるステーブルコイン。

無担保型
何の担保もなし。
コインの供給量を調整することで法定通貨と同じような価値を目指すステーブルコイン。
本当の意味で新たな通貨を作るという位置づけのステーブルコイン。

本題

ではVISAで仮想通貨決済ができると何が良いのか、これまでのクレジット決済や電子マネー決済と何が違うのかについてですが、

・口座がいらない
・コインの送受信が楽
・取引手数料などを金融機関に支払う必要がない(主にサービス提供側)

というのが大きなポイントかと思います。
あくまで仮想通貨(暗号資産)なので、電子マネーと違い第三者機関を経由せずに価値の移転を行えることはメリットですね。

これが進むといよいよ現金は消えそうです。
また、法定通貨を担保にしないコインの信用が増した場合は、法定通貨そのものの存在意義が小さくなる可能性もありそうです。
すごい時代ですね。。。


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