アントレプレナーシップ教育
丹波市教育委員会のアントレプレナーシップ(起業家)教育プログラムづくりに関わる、教育プログラム策定チームとして関わり始めて1年ちょっと。
いまプログラムを教育委員会の人たちと作っていて感じていることがある。
このまま公立校でアントレプレナーシップ(起業家)プログラムをするにしても、全員を平等に起業家にするなんてことは、よほどのことがない限りまあ無理だということ。
(1)そのための時間がないから
なぜかって普通の授業の時間があまりにも忙し過ぎて、起業にチャレンジして試行錯誤する時間がなさすぎるから。
いくらかの課題設定と情報収集と企画づくりと提言の時間が設けられても、せいぜい年間で1週間程度の時間も起業には取り組む時間がとれない。
(2)そのための両親の理解がないから
親御さんがそのことについて理解をすることができないままでは、協力を得られず、本人の日常の行動変化にはつなげられないから。
スポット的に刺激を受けたところで、日常の変化が生まれない限りは習慣は変えられないので、習慣が変わらなければ精神は育てられない。
(3)そのための地域の理解がないから
都会であればすこし事情が違うが、地域において他と違うことをするというのは憚られる。
結局は周囲の理解が得られないところでは両親もなかなか、その他と違う子育てをする勇気は出ないわけで、すべての人にそうした気持ちを育てるには地域全体の雰囲気まで変化させる必要がある。
これはいよいよなんとかせなあかんな、と考えている。
ただ具体的に何とかするにしても、出来ることは小さなことからやらなくちゃいけないし、小さなことからしかできない。少なくとも僕は。
いくらかの中学生が「アントレプレナーシップ教育プログラム」に触れる機会を通じて、新しい生き方と考え方に刺激を受け、瞬間的に気持ちが昂ぶることがあるだろう。
このタイミングで次の一手を用意しておかなければ、おそらくこの熱が実際の行動に移されることはないままだろう。
そこで、どうやるかはこれから考えるとして「たんばこども起業塾」を作って、(みんなに助けてもらいながら)やってみようと思っている。
なんとなくこうすればいいかなという気持ちはあるけど、どうやればいいのか全然おぼろげなので、全国にいるそういうことに興味を持ってくれそうな人たちから知恵を借りながら、丹波に暮らす人たちに助けてもらいながら、実際に行動が起こるような「たんばこども起業塾」をやってみようと思う。
いま、ないなら創るんだということを、ここから示せばいいよねー。
急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。