「恩を回したクリスマス」
今年も残すところ数日余り…早いですね
この時期に改めて痛感する1日1日の大切さ
もう二度と戻らない時間をみんなで共に
子供の頃、一年で最も待ち通しい特別な日だったクリスマス。
サンタクロースからのプレゼントと、華やかさと厳かな雰囲気を持つクリスマスに心が躍った。
各地では雪が降り積もり、ホワイトクリスマス。定番のクリスマスディナーは、ローストチキンとアイスケーキ。綺麗なイルミネーションで飾り付けられたクリスマスツリーと、古めかしいレコードから流れるクリスマスソング。LPレコードのバチバチというノイズが今となってはとても懐かしい。
昔は、団地に住んでいて、建物の裏は広い広場となっており、その向こう側は山となっていた。雪が積もった夜、カーテンを開けると踏み荒らされていない雪原が浮かびあがる。外は極寒だったに違いないのだが、なぜか、暖かい記憶しか残っていない。
クリスマスは、人を暖かく包み込む特別な日だと思う。
僕は毎年、可能な限りサンタツーリングしています。寒いけど子どもたちの笑顔を見たくて。
2023年の12月23、24、25の3日間。
僕はサンタの衣装に身を包み、お菓子をもって名古屋市内へ駆け回っていた。
すべては子供たちの笑顔のために。
例え1人になろうとも屈指ない。
僕は日本一周で各地の方々にとにかくお世話になった。
だから、これは心を込めた恩返しをしたい。
正確には、「あの時の恩を回していかなければならない」
その確固たる信念があります。
2023年の1月の話、体の一部を痛めて、動くのが困難になったときがあった。
「ドジだな」としか言えないけれど、石垣島で滑って転倒したのが原因で、たった一瞬のことなのに、昼過ぎくらいには足首が大きく腫れ上がって熱を持ち、違和感のある痛みに襲われた。
旅の合間、湿布を貼り、なんとかやり過ごし、滅多に使わない宿を使い、室内を這いつくばりながら移動した。
「明日どうしよう」
「バイク乗るのもキツい」
でも、やるしかない。
誰かに助けてほしい。
でも、誰に助けを求めればいいのか。
心が折れそうだった。
恐縮しきって、本当に申し訳ありませんと頭を下げた
食料品でパンパンになった買い物袋を持ってきてくれ、その人は少しぶっきらぼうな感じで、こんなことを言ってくれた。
「気にするな。俺もやって貰ったんだよ」
この人がいなかったら、僕は潰れていたかもしれない。
必ず会いに行く。という信念に偽りはない。
というのは、その人は僕の恩人であり、忘れることはない人であることに違いはない。
僕も旅の最中困ってる人が居たら助けたシーンがあった。そのときは、
「すみません…」とその人は言う。そんなとき、僕は恩人に教えてもらった言葉をその人にそのまま伝えている。
「気にするな。俺もやって貰ったんだよ」
「全然負担になってないから」
でも、かなり申し訳なさそうにしてたので、その方に手を差し出す「背景」を説明した。
彼は「絶対に返すから」と言った。
僕に直接返してくれなくていい。そうしてほしいとも思っていない。見返りを求めて支援しているわけではないから。ただ、恩人の思いをあなたに向けて、やっているだけだからと。
僕たちは人の助けがないと生きられない。お互いに支え合って暮らすためにも「恩」を感じた時の気持ちは大切にしていきたい。
今までやってこられたのは、多くの人の優しさがあったから。その人たちもらった恩は、これからの子供たちに「回したい」と思った。
返すより回す。それが僕にとっての感謝。助けてもらった人を思い出しながら、自分が誰かを笑顔に出来たら。僕の活動を通じて誰かが幸せになってくれたら嬉しい。
人を思う温かい心は回っていく。
そう信じている。
全ては可愛い子供たちに会いにいくため!!
こんな気持ちを持ってサンタになりたい。
来年も子供たちに会いに行くよ!\(^o^)/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?