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400☆農業じゃなくて農カルチャーなイタリア

ぼんじょーるの!
気づけば6月も10日を過ぎてこちらはすっかり夏モードです。
今日も30度越えの予報が出てますが、昨日は夕立のような雨がザーッと降って、今朝のブラッチャーノはとても爽やかな風が吹いています。

今日はオンラインサロンの生配信でローマのユダヤ人地区に行ってきます。
16世紀半ばに時のローマ教皇パオロ4世によって定められた地区です。
今ではユダヤ人以外でも出入りできますが、ユダヤ教の戒律に則った食事を提供するお店が界隈にひしめいています。

あと、比較的、昔ながらのローマの面影の色濃く残る地域でもあるんですよね。
ユダヤ人地区という閉じられたコミュニティによって周囲の環境もそのままに残された、というより結果的に残っているのだと思います。

中でも紀元前27~23世紀に建造されたオッターヴィアの回廊建造物
191年に火災で崩れたものを203年に修復・再建。
それが現在見られる姿だと言うので、1800年前の建物を見られるということです!
ムチャクチャ楽しみ!!

畑のほうは夏野菜をいろいろ植え終わりました。
追加でレタスを植えるかも。

というのも、数日前、2回続けてイノシシの被害に遭ったのです(涙!
で、イノシシってレタスが好きらしく、見事にきれいな葉っぱだけがかじられてしまって。
そのまま植えなおしたら一部復活したけど、まだ足りなさそうなのでもう少し植えたいねと言ってます。

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イノシシ除けに周囲を針金の柵で囲いました。
3日ほど経つけど侵入の様子もないし、ほかの作物が荒らされた気配もありません。
イノシシはレタスにしか興味がないのかな?

昨日は大雨で済んだけど、実は雹の予報も出ていて前日は慌てていろんな作業をしました。

大きくなりつつあるトマトの苗は風で倒れないよう、支柱にしっかりとくくりつける。
まだ小さな苗は雹が当たってダメにならないよう、野菜ケースを逆さにかぶせて保護する。

そして、今が盛りのサクランボ!

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風雨で落ちたり、雹が当たってダメになったりしたらもったいないので、できるだけ収穫しました!
2人で2時間ぐらい頑張ったかなー。
けっこう収穫できました。

今年はサクランボの当たり年なのか、5月終わりから途切れることなくサクランボを収穫できるので1度もお店で買ってません。
フルーツの安いイタリアですけどサクランボはいつでも若干、お高めなのでウレシイ。

サクランボが高いのは収穫するのに手間がかかるせいもあると思いました。
だって、木に登って、次の年の実りのために軸の根元を傷つけないように取るってけっこう大変なんですよ。

サクランボは軸の根元にある房ごと取ってしまうと、来年そこから花芽が出ず実らなくなるのだそうです。
ソメイヨシノと違って、サクランボの花は枝に縦列でぎっしりつきますけど、それで実りの収量を少しでも上げたいということですね。


最近ではまるで農家のような日々を過ごし、そして自然からいろいろ学んでいます。
新しいことを知るのはやっぱり驚きと楽しみに満ちていてとっても刺激的。

イタリア語では農業のことを「アグリクルトゥーラ」で「農文化」と呼びます。
業の「なりわい」ではなく、「文化」なんです。
農家もどきの日々を過ごす中で、その言葉の意味を実感しています。


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