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学生・ポスドクの海外留学の研究助成金まとめ [日本学術振興会]

【注意】

このページに掲載されている情報は2020年8月時点の情報です。まとめてある内容と実際の内容は異なる可能性があるので,必ず本家ウェブサイトを確認してください!!

日本学術振興会 特別研究員DC・PDについては,以下のURLから確認してください。


若手研究者海外挑戦プログラム [博士課程学生]

申請資格:次の要件を全て満たしている者
 ・採用年度の4月1日現在、我が国の大学院博士後期課程に在籍する者
 ・申請時かつ採用時において日本国籍を持つ者、又は日本に永住を許可されている外国人
 ・連続して3か月以上、研究のために海外に滞在した経験がない者
派遣期間:派遣開始日から3か月~1年
派遣開始日:採用年度の4月1日~翌年3月31日
支給経費:
 ・往復航空賃(日本国内の移動分は除く。)
 ・滞在費(派遣国によって異なる。派遣期間によらず1件当たり100~140万円
 ・研究活動費(派遣先機関の請求書に基づきベンチフィーを支給。上限20万円
  ・本プログラムに申請した研究遂行に必要であれば、他のフェローシップ等との重複受給が可能

https://www.jsps.go.jp/j-abc/gaiyo.html

海外特別研究員(海外学振) [博士学位取得後]

申請資格:
 ・身分 我が国の大学等学術研究機関に所属する研究者、又は当該研究者を志望する者
 ・上記「研究者」は、常勤・非常勤の別や任期の有無を問わない
 ・申請時の所属状況は問わない
 ・学位 採用年度4月1日時点で、博士学位取得後5年未満(申請時においては、見込み可)。
 ・職歴 採用年度4月1日時点で、大学等研究機関※の任期の定めの無い常勤研究職の職歴が過去通算して5年未満
 ・国籍 申請時において、日本国籍を持つ者、又は日本に永住を許可されている外国人
派遣期間:
 派遣開始日から2年間:採用年度4月1日から次の2月28日までに渡航する
本会支給経費:
 ・往復航空賃(日本国内の移動分は除く)
 ・滞在費・研究活動費(派遣国によって異なる。年額約450万円~620万円

https://www.jsps.go.jp/j-ab/ab_gaiyo2.html

特別研究員-CPD(国際競争力強化研究員)[PD採用者]

申請資格:採用時において以下の資格を満たしている者
 ・申請時点で特別研究員-PD又はSPDに採用中の者
 ・特別研究員-CPDは、特別研究員-PD又は特別研究員-SPD採用中の受入研究機関を、特別研究員-CPDの国内の受入研究機関とすること。
申請:学振の締め切り 6月 → 採択発表8月中旬(2020年の場合)
採用期間:採用決定日から4年半後の3月31日まで(2020年の場合)
 ・上記期間中、継続した3年間の海外渡航期間(渡航開始日:採用決定日から次の年の9月30日までの日)を含むものとする。
 ・採用期間終了の6ヶ月間前までに主要渡航を終えて 日本に帰国すること
研究奨励金:月額446,000円(支給予定額)(⇔PDは362,000円 )
研究費:PDと同じだと思う(年間150万まで)
採用人数:10名程度

https://www.jsps.go.jp/j-pd/cpd_gaiyo.html

特定国派遣研究者 研究者交流 [博士学位取得後]

対象国(対応機関):
 ・フィンランド(AF)1名
 ・ノルウェー(RCN)2名
申請資格:
 ・大学等に所属する常勤研究者(任期の有無を問わない)、または当該常勤研究者を志望する者

【フィンランド(AF)】
申請資格:博士学位を有する者あるいは取得見込みである者。(人文学、社会科学分野については、博士課程の所定単位を修得のうえ退学した者も含む)
派遣期間:12~24ヶ月
AF支給経費
 ・渡航費(実費支給)
 ・滞在費:1,500ユーロ/月・家族手当:500ユーロ/月
 ・宿泊費:1,000ユーロ/月(超過分は本人負担)
 ・フィンランド国内旅費:650ユーロ/年
JSPS支給経費:日本国内旅費

【ノルウェー(RCN)】
申請資格:採用時博士取得後6年くらい未満(たぶん)あるいは派遣時までに取得見込み。
派遣期間:6~12ヶ月
RCN支給経費:
 ・滞在費(航空券代等を含む)
 ・最初の1ヶ月 54,000ノルウェークローネ/月
 ・2ヶ月目以降 30,000ノルウェークローネ/月
JSPS支給経費:日本国内旅費
派遣期間:
 ・採用日から1年以内に滞在を終了すること
 ・派遣後、RCNの予算状況次第で1年間の延長申請可能

https://www.jsps.go.jp/j-bilat/tokuteikoku/gaiyou.html

二国間交流事業 [博士学位取得後]

共同研究とセミナーがあるが,セミナーは省略します。対応機関のリストがあるので,そこから留学先を探します。詳しくは公式HPを確認してください。

支援期間
 A 対応機関との合意に基づく共同研究
  共同研究:1年以上3年以内
 B オープンパートナーシップ共同研究
  共同研究:1年以上2年以内
支援金額
 A 対応機関との合意に基づく共同研究・セミナー
  共同研究:100~250万円以内/件/年度
 B オープンパートナーシップ共同研究・セミナー
  共同研究:200万円以内/件/年度

https://www.jsps.go.jp/j-bilat/semina/jrss.html

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化A・B) [博士学位取得後]

これは研究者番号を持っている若手研究者への助成金です。

国際共同研究強化(A)】
申請資格・期間・目的など:
 ・科研費に採択された研究者「一人」が「半年から1年程度」海外の大学や研究機関で行う国際共同研究
 ・申請時点で「基盤研究」または「若手研究」 を持っている&45歳以下
 ・申請書の学振締め切りは9月初め → 2月交付内定 → 渡航開始はそこから約1年後の3月末までに随時
 ・基課題の研究計画を格段に発展させるとともに、国際的に活躍できる独立した研究者の養成にも資することを目指す
 ・1,200万円以下
 ・代替要員確保のための経費が支出可能
公募要領:
 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/35_kokusai/01_kyoka/download.html

【国際共同研究強化(B)】
申請資格・期間・目的など:

 ・複数の日本側研究者と海外の研究機関に所属する研究者との国際共同研究
 ・主として研究代表者が海外の研究機関等に直接出向き研究活動を実施する
 ・複数(3人から5人程度)の日本側研究者による研究組織(研究代表者+研究分担者)を構成
 ・研究組織に1名以上の若手研究者(申請年度4月1日時点で博士学位取得後8年未満の者,博士学位未取得であっても39歳以下ならOK )が参画
 ・学術研究の発展とともに、国際共同研究の基盤の構築や更なる強化、国際的に活躍できる研究者の養成も目指す
 ・期間:3~6年間 2,000万円以下
 ・代替要員確保のための経費が支出「不」可能
公募要領:
 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/35_kokusai/04_kyoudoub/download.html

https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/35_kokusai/index.html

他にもたくさんあるので調べましょう

  • 他にも民間の財団海外の組織や財団等が助成金を出しています。そっちもネットには色々と情報が転がっているので参考にしてください。

  • ポスドクの身分であれば,受け入れ研究希望先の先生に直接連絡するとどうにかなることが多いです。ただしいきなりのメールでは,読んでもらえない or 返信してもらえない可能性が高いです(そういう先生には世界中から同様のメールが腐るほど届くことを想像してください)。

    • そのような場合には,頑張って知り合いを探して,その人から一言伝えてもらうようにしましょう。知り合いの知り合いの知り合い~とかでも問題ありません。あなたの熱意次第です。

    • 身元が分からない(外国の)人と連絡を取るのは,大人でも怖いしリスクがあります。そのあたりを考慮した連絡を心掛けてください!

  • あと,ものすごくお勧めするのがTwitterです。受け入れ研究希望先の先生や,その分野の先生をフォローしておきましょう。

    • ポスドクや学生の受け入れ募集をしている場合,だいたいTwitterで宣伝します。実際,たくさんの募集がありますし,そのあたりをフォローしておくことができれば,研究室のメンバーなども知ることができることも多いです。

    • そうじゃなくても,研究室の論文が出た際にはいち早くわかりますし,何かの論文に対する議論なども参考になりますので,絶対に損はしないと思います。


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