ChatGPTにミステリー小説を書いてもらった
1.ChatGPTが書いた小説
「Virtual Reality: The Dark Truth」
第1章 The Hacking Project
アレックスはノートパソコンの画面を見つめ、最新のハッキングプロジェクトに取り組みながら、キーボードの上を指が飛び交っていた。テクノロジーと人工知能に情熱を燃やす高校生として、アレックスはいつもデジタル世界の無限の可能性に魅了されていた。
「おい、アレックス。何をやってるんだ?」
アレックスが顔を上げると、親友のライアンが入り口に立っていた。
「新しいハッキングのプロジェクトだよ」と、アレックスはにっこり笑って答えた。
「学校のセキュリティシステムに侵入して、成績を変える方法を考えているんだ。」
ライアンは笑った。
「それは確かに必要だな。」
アレックスは肩をすくめた。
「どうだろう。結構進んでるんだけどな。それに、別に違法なことをやろうとしているんじゃない。楽しい挑戦だよ。」
その時、アレックスの携帯電話が鳴った。発信者番号を見ると、兄のトムからだった。
「ちょっと、電話に出なきゃ。トムだ。」
アレックスは電話に出て、兄の声が聞こえてくるのを聞いた。
「やあ、アレックス、調子はどうだい?」トムはそう尋ねた。
「新しいプログラムに取り組んでいるところだよ。」とアレックスは答えた。
「そいつはよかった。俺の研究室でバーチャルリアリティを体験してみないか。今、新しい技術を試しているんだけど、君ならきっと楽しめると思う。」
アレックスの心臓は、興奮で高鳴った。トムのバーチャルリアリティ研究室の仕事ぶりにはいつも魅了され、いつか最新技術を試してみたいと思っていたのだ。
「もちろん、ぜひ参加したい。」とアレックスは言った。
「そうくるだろうと思ってた。できるだけ早く来るといい。」トムはそう言って電話を切った。
アレックスは、電話を切ると、興奮で胸が高鳴った。トムの研究室を訪問し、バーチャルリアリティの素晴らしさを体験するのが待ちきれないのだ。
アレックスは、「これは、一生に一度のチャンスだ。それを最大限に生かしてやろう。」と心に決めた。
翌朝、アレックスはトムの研究室を訪問し、早速、バーチャルリアリティの実験を始めようと意気込んだ。トムは笑顔で彼を出迎え、バーチャルリアリティの体験ルームに案内した。ヘッドセットと手袋を装着すると、アレックスは興奮と期待で胸が高鳴るのを感じた。
「準備はできたかい?」とトムは尋ねた。
「OK。いつでも準備はできてるよ。」とアレックスは、ドキドキしながら答えた。
トムがスイッチを入れると、バーチャルリアリティ装置が起動し、アレックスは、景色、音、感覚の世界に飛び込んだ。今まで経験したことのないような光景が広がり、アレックスはすっかりバーチャルリアリティの世界に没頭してしまった。
バーチャルワールドを探索しながら、アレックスはそのリアルさとディテールに感動を覚えずにはいられなかった。自分がその世界に入り込んでいくのを感じ、この技術の可能性に驚愕した。
バーチャルリアリティ体験が始まると、アレックスは興奮と期待に包まれた。彼は、バーチャルワールドをさらに探索し、この技術が提供する不思議な世界を体験することが楽しくて仕方がなかった。
しかし、彼は、バーチャルワールドがその暗黒面を明らかにしようとしていることに気づいていなかった。アレックスは、彼自身の知識とスキルを駆使して、衝撃的な真実を明らかにすることを余儀なくされるのだった。
第2章 The Virtual Murder
アレックスはバーチャルリアリティの体験に没頭しきって、バーチャルワールドを探索し、信じられないような技術に驚嘆した。
しかし、バーチャルワールドの中を歩き回っていると、突然大きな音がして、後ろから悲鳴が聞こえた。
物音の元を調べようと振り向いたアレックスは、血まみれで地面に倒れている友人のライアンを見てショックを受けた。彼はその光景に恐怖を感じ、どうしていいかわからなくなった。
その時、彼はこのバーチャルリアリティ体験が単なるシミュレーションではなく、現実の世界と何らかの形でつながっていることに気づいた。現実の世界で同じような殺人事件が起きたという話を聞いたことを思い出し、突然、バーチャルリアリティ技術の意味を理解したのだ。
仮想世界の被害者は、現実の世界でも実際に死んでいたのだ。仮想現実の体験は、単なるゲームではなく、現実の世界に影響を及ぼすものだったのだ。
彼はすぐにヘッドセットと手袋を外し、胃が痛くなるのを感じた。そして、近くにいたトムに目をやると、彼の顔には衝撃と混乱が浮かんでいた。
「トム、どうしたんだ?何が起きたんだ?」アレックスは声を震わせながら尋ねた。
「知らないよ。本当だよ。バーチャルリアリティの体験はシミュレーションのはずで、現実の世界に影響を与えることはないはずだ。」トムは顔を青くして答えた。
アレックスは、自分が目にしたことを信じられませんでした。トムが優秀な研究者であることは知っていたし、彼のことを信頼していた。しかし、今、彼は何かが間違っているのではないかと思い始めていた。
「何が起こったのか、誰がやったのか、明らかにしなければならない」。
トムは頷き、事件の真相を探るために、二人は自分たちの技術と知識を駆使して調査を始めた。
事件を深く掘り下げるにつれ、アレックスは、自分の想像をはるかに超えた複雑で危険な事件に直面していることに気づいた。
だが、その真実は自分の想像以上に身近なものであり、その犯人は自分が信頼し、愛している人物であることに、アレックスはまだ気が付いていなかった。
第3章 The Shocking Revelation
アレックスは、この殺人犯を突き止めることを決意し、そのためのスキルと知識を持つのは自分だけであることも分かっていた。彼は何時間もかけてバーチャルリアリティを体験し、犯人を指し示す手がかりや矛盾点を探した。
ハイテク機器の助けを借りて、彼は重要な手がかりをいくつも発見することができた。そして、バーチャルリアリティのシミュレーションが改ざんされている証拠を発見し、その原因を作った特定のユーザーアカウントにたどり着いたのだ。
そして、そのユーザーアカウントは、自分が信頼する人物、つまり実の兄のトムのものであることに気づいたのだ。彼はその事実を知り、信じられない思いで一杯になった。
しかし、ショックと不信感にもかかわらず、アレックスは調査を続けなければならないことを悟った。個人的な感情に流されることなく、真実を突き止めようと決心した。
アレックスは、バーチャルリアリティ体験と現実世界の殺人事件との関係について調査を続けるうちに、トムの真の動機を明らかにする決定的な証拠を発見した。
お得意のハッキングで、トムのパソコンのデータを調べていたアレックスは、その中にトムの秘密の日記データが隠されていることを発見する。
日記のデータにアクセスしたアレックスは、トムの苦悩と、その解決策として犯罪に手を染める決意を読み、衝撃を受けた。その日記はトムの行動の明確な動機となり、アレックスは、トムに不利な証拠を固めていった。
そして、トムが個人的な悩みを抱え、それを解決するために犯罪に手を染めたことを突き止めた。トムがテクノロジーとバーチャルリアリティの知識を駆使して殺人を企て、その痕跡を消していたことが分かったのだ。
アレックスはこの事実を知り、心を痛めるが、兄と向き合い、裁かなければならないと思った。
彼はすべての証拠を集め、トムと対決した。トムはアレックスの発見にショックを受け、打ちのめされた。
結局、真実は明らかになり、トムは自分の行動の結果に直面することを余儀なくされた。アレックスは、兄の裏切りを受け入れ、衝撃的な事実の後、どのように前に進むかを決めることになった。
第4章 The Final Showdown
アレックスは、兄のトムと対面し、様々な感情が交錯するのを感じていた。裏切られたことに心を痛めながらも、トムに正義の鉄槌を下すことを決意していた。
「トム、なぜだ?なぜ、そんなことをしたんだ?」アレックスは、怒りと不信感で声を震わせながら尋ねた。
「俺は、・・・分からない。もがいていて、逃げ出したくなったんだ。バーチャルリアリティの技術は、現実から逃避するためのものだったはずなのに、事態を悪化させるだけだった。」トムは、後悔と悲しみに満ちた声でそう答えた。
アレックスは何も言えなかった。兄を尊敬し、信頼していたのに。しかし、今、トムの行動を目の当たりにして、どう気持ちを整理したらいいのか分からなくなった。
「トム、あなたは自分のしたことの結果に向き合わなければならない。技術の陰に隠れて、現実を見ないふりをすることはできないんだ。」
トムは、アレックスの言うことが正しいと理解してうなづいた。トムは、個人的な問題や科学技術への幻滅から判断を鈍らせ、とんでもない間違いを犯してしまったのだ。
「すまない、アレックス。」と、トムは感情で声を詰まらせながら言った。
アレックスは何と言ったらいいか分からなかった。兄を許したかったが、正しいことをしなければならないことも分かっていた。
「トム、僕は警察を呼ぶよ。警察があなたを拘束し、あなたは自分の行動の結果に向き合わなければならない。」アレックスは声を震わせながら言った。
トムはガクンとうなだれた。トムはひどい間違いを犯したのだから、アレックスは、彼に自分の行動の責任を取らせるつもりだった。
しかし、アレックスが警察にトムの犯行を通報しようとした時、背後で物音がした。振り向くと、小型のドローンが自分に向かって飛んできており、その下側には必殺の暗殺装置が取り付けられていた。トムがあらかじめ準備していたその装置は自動的に作動し、アレックスとトムを狙い始めた。
暗殺装置は小型の爆弾で、小さく目立たないように設計されているが、殺傷力は高い。爆弾は衝撃で爆発するようにセットされており、間一髪でかわさなければ、二人とも死んでしまうほどの破壊的な爆発を起こす。
アレックスは、予め仕込んでおいたバックドアを利用したハッキング技術でドローンをコントロール下に置き、ぎりぎりで爆発を回避し、最終的に、ドローンの暗殺装置を無効化して、脅威を排除することができた。アレックスとトムは無事で、すぐに警察が到着し、トムを拘束した。
アレックスは、この数日間の出来事について考え、兄の裏切りを受け入れなければならなくなった。しかし、それでも彼は、科学技術の未来を信じ、自分の技術と知識を役立てようと決意した。
(完)
2.ChatGPTに小説を書いてもらう方法
(英語で指示する方が精度の高い回答が返ってくることから、基本的に英語でやり取りしており、以下は、その日本語訳となります。)
(1) どんな小説を書きたいかChatGPTに希望を伝える。
小説のジャンルや登場人物、大まかなストーリーなど、自分が書きたい小説の希望を伝えます。この段階で、ChatGPTに相談して提案を求めても構いません。
(2) ChatGPTと相談しながら、小説の内容を詰めていく。
ChatGPTと相談しながら、小説の内容を具体的に詰めていきます。ミステリー小説であれば、どんな事件が起こり、どんな謎を解いていくのか、犯人像をどんなものにするかなどが重要でしょう。自分が小説に入れたいエピソードなどもChatGPTに伝えます。
(3) ChatGPTにプロットの作成を依頼する。
これまで相談した内容を基に、ChatGPTにプロット(物語のあらすじや設定をまとめたもの)の作成を依頼します。ChatGPTは、箇条書きの形でプロットを提案してくる場合と、文章の形でプロットを提案してくる場合があります。どちらの方がよいか指示することもできます。
「Try again」のボタンをクリックすれば、新しいプロットを提案してくれますので、ChatGPTが自分の納得できるプロットを提案してくるまでこれを繰り返します。さらに、ここで要望を伝えて、プロットを修正することもできます。
(4) プロットを基に小説の第1章の作成を依頼する。
自分の納得できるプロットが完成したら、ChatGPTに小説の第1章の作成を依頼します。ChatGPTは、ストーリーの流れを急ぎがちなので、各章ごとにどこまで書くかを指示して、ストーリーの進み方をコントロールした方がよいでしょう。
ChatGPTが原稿案を書いてきたら、修正したい部分を引用して、どういう風に修正したいか指示します。「もう少し話を膨らませて」とか「もっと具体的に書いて」とか「会話を追加して」などの抽象的な指示でも構いません。
(5) 第2章以降の作成を依頼する。
第1章と同じ手法で第2章以降も1章ずつ作成を依頼し、修正を加えながら内容を完成させていきます。言葉使いのおかしなところや意味の分かりにくい表現などは、人手で修正して仕上げます。
(6) タイトルを付けて小説を完成する。
最後に全文をコピーして入力し、小説全体のタイトルと各章ごとの章タイトルの作成をChatGPTに依頼して小説を完成します。
3.感想など
以上のような手法で、ChatGPTとやり取りをしながら、ミステリー小説を書いてもらいました。言葉使いのおかしなところや意味の分かりにくい表現は、筆者が少し手直ししていますが、基本的なストーリーや文章は、ChatGPTが書いたものそのままです。
ところどころ辻褄の合わないところが残っていますし、仮想世界の殺人が現実世界の殺人にどう繋がるのかよく分からないところもありますが、結構よく書けているのではないでしょうか。
レポートや小説をChatGPTに書いてもらう場合は、事前にChatGPTとブレーンストーミングをして、アイデアや考え方を擦り合わせてから、アウトラインやプロット(物語のあらすじや設定)を依頼すると、上手くいくことが多いようです。AIに作業を頼むにも、コミュニケーション能力が必要になりそうです。
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