3年半の頑張りが報われた日
新卒で入社し、3年半勤めた会社を退職した。
いや、実際には退職日を迎えるのはもう少し先だが、もうあの職場に通うことは無くなる。
つまり、最終出社日を終えたのだ。
正直、希望の会社ではなかったし、やりたくない仕事も、会社への不満も沢山あった。
でも、とても実りのある3年半だったと、終わってみてようやく気付いた。
なんといってもその職場の"人"たちに会えたのが本当に嬉しかった。もう一生会うことはないかもしれないけど、それでもいい。素敵な人に恵まれた環境で働けたと思う。
最終出社日にもなると、みんな色んな言葉をくれる。
お世話になった方々からのメッセージ集をいただいたり、挨拶に行くと色んなエピソードを話してくれたり、わざわざ挨拶に来てくれる人もいて。
たくさんのプレゼントやお祝いの言葉、激励のお言葉。数えきれないくらいの優しい言葉をいただいた。
また支店の方々には会ったことのない人も沢山いたが、電話の先で皆口を揃えて寂しがってくれたり、頼りにしていたなどと言ってくれる人もいた。
たったの3年半しか働いていない私に対して、そんな言葉をいただけることが本当に嬉しくて嬉しくて。
そのうえ、親しい方達にはお別れ会もしてもらい、花束までいただいた。そんな日は人生で初めてだった。
なんてあったかい世界なんだろう。
その場ではさすがに泣けなかったが、家に帰り、思い返して号泣した。
そんな職場。
本当にいい人たちに出会えたし、自己肯定感の低い私に、あったかい、優しい言葉をくれて、自分に少し、自信が持てた。
これまで凄く辛かったし、辞めると宣言してからですら、結構悩んだ。
逃げ出したくなる日も何度もあったけど、それでもこの決断を信じて全うしてきた。
でも、ここまで本当に頑張って良かった。
この先何があるかは分からないけれど、これだけは言える。きっとこの日のことを、この先も忘れないだろう。
そんな素敵な環境、人に出逢えて本当に良かった。
沢山の人からいただいた言葉を胸に、これからはもう少し自分に自信を持って生きていきたい。
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