記事一覧
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その10
第46菜~第50菜第46菜「トマト入りスクランブルエッグ」
第47菜「キノコ入りスクランブルエッグ」
第48菜「アスパラガスの穂先入りスクランブルエッグ」
第49菜「セロリ入りスクランブルエッグ」
第50菜「レタス入りスクランブルエッグ」
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その9
第41菜~第45菜
第41菜「スクランブルエッグ」
第42菜「チーズ入りスクランブルエッグ」
第43菜「パン入りスクランブルエッグ」
第44菜「オニオン入りスクランブルエッグ」
第45菜「ケッパー入りスクランブルエッグ」
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その8
第36菜~第40菜
第36菜「卵のコロッケ」
第37菜「堅茹で卵のサラダ」
第38菜「ロシア風卵」
第39菜「皇帝風卵」
第40菜「スタッフ男爵夫人のイースターエッグ」
【「スタッフ男爵夫人」は19世紀後半から20世紀初めにかけて活躍した女性作家ブランシュ・ソワイエの筆名。「マナー術」シリーズが大人気となり日本語訳もある】
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その6
第26菜~第30菜
第26菜「堅めの半熟卵」
第27菜「堅茹で卵」
第28菜「堅茹で卵のクリームかけ」
第29菜「メートルドテル風堅茹で卵」
第30菜「堅茹で卵のプーレット・ソースがけ」
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その5
第21菜~第25菜第21菜「フライドエッグ」
第22菜「カエル卵」
第23菜「バイヨンヌ風卵」
【バイヨンヌはフランス・バスクの中心都市】
第24菜「卵のドレッシングあえ」
第25菜「卵のゼリー寄せ」
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その4
第16菜~第20菜第16菜「パリ風ポーチドエッグ」
第17菜「ムール貝のポーチドエッグ」
第18菜「白ワインのポーチドエッグ」
第19菜「メラニー風卵」
【メラニーはギリシア語由来の女性名で原義は色の「黒」を指す】
第20菜「脳味噌卵」
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その3
第11菜~第15菜第11菜「ヴィクトリア風卵」
【料理名は恐らく地中海に面したスペインのマラガ州の町リンコン・デ・ラ・ヴィクトリアに由来。ここはアンチョビで有名で,町の名前は守護聖人の「勝利(ヴィクトリア)の聖母」から取られている】
第12菜「ベルシー風卵」
【ベルシーはソースの一種で一般にヴルーテ・ソース(肉や魚のストックにルーでとろみを付けたソース),白ワイン,エシャレット,バターから作られる
ローズ嬢の『卵百菜』(1900)その2
第6菜~第10菜第6菜「トマト卵」
第7菜「アーティチョーク卵」
第8菜「ハム卵」
第9菜「タルチュフ風卵」
【タルチュフはフランス古典期の劇作家モリエール(本名ジャン=バティスト・ポクラン:1622-1673)の同名の喜劇(1664年初演)に登場する,敬虔なキリスト教徒のふりをする偽善者。「タルチュフ風のà la Tartufe」という語の定義は,ヘンリー・ワルドマー・ルオフ(1865-1935
ローズ嬢の『百菜』シリーズ(『卵百菜』(1900))
序文+第1菜~第5菜 卵は非常に栄養価の高い食品で日常的に食べられていますが,その調理法に変化をつけるすべを心得ている人は余りいません。そこで私たちは,読者の皆さんがこの同じ食材で100種類の料理を作ることができるようにこのレシピ集を出版しました。読者の皆さんはさらに,ポーチド・エッグを使ういずれの方法も,固ゆで卵や半熟卵にも適用できること(またその逆も)がおわかりになるでしょう。同様に,オムレツ
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概要
パリが最も華やかだったと言われる《ベル・エポック》に人気を集めた小型本のレシピ集がありました。著者の名前は「ローズ嬢 Mademoiselle Rose」ですが,これは勿論筆名で,後に『フランスの家事 La Ménagère Française』という雑誌の編集主幹となります。そのレシピ集は一冊ごとに特定の食材を扱った100種のレシピを収録しており,それらの食材は例えば卵,ジャガイモ,冷