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【研修事例】次世代の経営者に向けて~後継者研修~【後編】

こんにちは!株式会社ISTコンサルティング研修担当の山本です。

今回は、「次世代の経営者に向けて」の研修事例・後編です!

ここからは、課題解決のために実施した研修内容や、それによりどんな効果が得られたか、どんな点がポイントだったかお伝えしていきたいと思います!

■課題解決のために実施した研修内容

後継者に対する研修は、研修参加者のキャリア形成により学びのウエイトが大きく変化します。そして、このウエイト調整のためには十分な事前ヒヤリングが必要不可欠になります。

今回は事前ヒアリングの結果、知識の体系的な整理と確認にウエイト置くことになり、以下の全10回の知識研修を行うことになりました。

第1回 後継者のマインド形成

第1回では、後継経営者としての意志確立と意識改革を行いました。

経営者へ意識を変える方法や、経営者を支える習慣事例など、経営者としての意識を持つための方法などを学びます。

第2回 現状(環境)分析と戦略の基本原則

第2回では現状分析を行い、自社の現状を把握しました。

事業の状況や組織構造、ビジネスモデルなど、自社のことをより深く知り、受け継ぐ価値を把握しました。

また、経営戦略の基本を学び、自社に活かすにはどうすればいいかをイメージする作業を行いました。

第3回 ビジネスモデルの変革と成長戦略

第3回では、第2回の内容をより具体的に考えました。

価値提供の方法は今のままでいいのか?他社との差別化の具体策はどんなものがあるか?対価の回収方法は?など、既存の方法に捉われない新たな視点で自社を見つめなおしました。

第4回 顧客の創造

第4回では、顧客について考えました。

今後、どのようにして顧客を創造していくのか、基本的な考え方を学びながら自社に落とし込んでいきます。

第5回 経営数値の理解

第5回では、つぶさない経営のための基礎知識を学びました。

経営者は決断することが仕事と言っても過言ではありません。その中で投資と撤退の決断を仕組化することの大切さや、数値の見える化の必要度などを学びました。

また、企業再生の手法から資金バランスの確保方法や固定費の削減方法、労働分配率と稼ぎ人ラインの明確化などの方法を学びました。

第6回 組織の承継と改革

第6回では、組織を受け継ぎ、さらに進化(変革)していくにはということを学びました。

具体的な組織の受け継ぎ方や、環境適応力を備える変革方法、人事評価制度などを用いて組織を動かす方法などを学びました。

第7回 リーダーシップの発揮による組織運営

第7回では、経営者に必要なリーダーシップについて学びました。

成功するリーダーシップと失敗するリーダーシップの違いや、相手のタイプに合わせたリーダーシップの取り方についてなど、実務的な内容を学びました。

第8回 経営計画理解

第8回では、中期経営計画を作成するためのポイントや考え方を学びました。

使えない計画と使える計画の違いや、なりたい理想の姿(会社)に必要な要素(KPIや未来決算書など)についてなど、未来を考える・未来に挑むということはどういうことなのかということを確認しました。

第9回 経営計画の作成と活用

第9回では、実際に自社の決算数値を用いて簡易的に計画作成の流れを体感してみました。

その上で、完成した計画書を机上の空論としないためにどうしていくべきか、今後の運用方法などについても学びました。

第10回 後継者の経営(まとめ)

第10回では、全体を通してのまとめを行い、今回学んだことを反芻してもらいました。

■研修効果とポイント

【効果】必要な知識・理論を整理しながら確認

※ポイント※

今回は教科書的な構成にし、知識・理論などを体系的に整理しながら一つ一つ確認していきました。

パーソナルコンサルティング形式だったので、その都度気になる部分を深堀しながら、自社の状況に当てはめて具体的なイメージを持つことで、より知識を落とし込んでいくことができました。

【効果】経営者としてのマインドを習得

※ポイント※

後継者の使命を確認し、これから自分がどんなことを考えていかなければならないのかの認識することで、今後の行動にも変化が生まれてくると思います。


いかがだったでしょうか?具体的な内容は企業秘密ですが、どんな課題を持った企業に対しどんなことを行い、どんな結果が出たかは伝わったのではないでしょうか?

今後も様々な研修事例を掲載していく予定です!

「もし自社で行ったらどうなるだろう?」「もっと具体的な話を聞いてみたい、聞いてほしい」というような気持ちに少しでもなりましたら、一度ホームページから問い合わせしてみてください。

お待ちしております!!