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日経トレンディ2021年ヒット商品ベスト30よりノルタルジー普遍の法則

雑誌を買うことはほぼなくなりましたね。でも、先月はDIMEという情報雑誌を買いました。理由は付録にモバイルPCスタンドが付いていたから。たまたまTwitterで見つけてちょうど会社のノートPCのスタンドが欲しかったから。アマゾンで似た商品がありましたが、雑誌代の990円よりちょっと高かった。せっかくなので雑誌も読めるし、PCスタンドも付いているのでDIMEを買いました。昔は雑誌はよく買ってましたが、今やスマホから十分に情報は得られる。だから出版社も魅力のある付録をつけるのが今や当たり前になっていますね。でも雑誌はこちらが意図していない事を知ることができるので価値はあるのですが、今やスマホのおかげで情報は処理しきれないほど入ってくるので雑誌を買わなくても・・・となる。

日経トレンディ2022ヒット19予測100 2021ヒット商品ベスト30

雑誌は買わなくなりましたが、日経トレンディの来年のヒット予測と今年のヒット商品の号だけは毎年買います。予測についてはまあ当たらないのが多いが兆しや傾向はつかめる。また、今年のヒット商品については知らない商品もあるので勉強になります。

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僕は食品関連の仕事をしているので食品についてのヒット商品はやっぱり関心があります。また、他のヒット商品については食品と組み合わせられないか?とも考える。だから毎年いつも隅々まで読んで楽しんでいます。

4位昭和・平成レトロブーム

今年のヒット商品ベスト30の4位は「昭和・レトロブーム」でした。
TikTokがきっかけで昭和シティポップが人気になったり、西武ゆうえんちが1960年代の昭和の世界観にリニューアルオープン。最近の居酒屋は昭和的な雰囲気のお店も増えてきた。象印マホービンがレトロなデザインの復刻版をだして売れたりと。僕らのおじさん世代にとっては懐かしいと感じ、若い世代は新鮮で新しいさを感じる。今は「昭和・平成」だが、昔を遡ると大正ロマンブームがあり、ちょうど僕らの世代のときに「はいからさんが通る」の漫画やドラマがヒットして大学の卒業式の女子の格好は袴ブームになった。また1930年~1950年代の流行歌を懐メロ(なつめろ)言う。歴史は繰り返され、今は昭和・平成レトロブーム。昭和でも1960年以降が該当すると思われる。

1965年生まれのココナッツサブレは今年「ニューレトロ」シリーズを発売している。さすが日清グループは早い!食品もレトロブームにヒットの可能性はあります。平成の2000年代は「なめらかプリン」がブームになったが、今は硬めのプリンが人気になっているとか。硬めのプリンにゴージャスにフルーツなどが盛り合された「プリン・ア・ラ・モード」は横浜の老舗ホテルであるニューグランドホテルが考案し、喫茶店で流行した。

ノスタルジー普遍の法則

僕のマーケティング師匠である藤村正宏先生は、昔から「ノスタルジー普遍の法則」を挙げている。人間というものは、未来や宇宙よりも「過去」や「懐かしさ」に、安らぎや興味や好感を覚えると。こちらは藤村先生の2011年のブログ記事です。

ブームというのはいつまでも続かないので昭和・平成ブームは今のうちですね。でもノスタルジーは普遍なのでブームはさっても根強い人気にはなるかも。

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