見出し画像

【なぜ、NPOだったのか?~一新塾NPO化20周年】

20年前、大前アンド・アソシエーツ・グループから一新塾の独立が決まった時、私は一新塾のネクストステージのビジョンと計画に思いを巡らせていました。

その中で、直面したテーマの一つは、一新塾の法人格をどうするか。
株式会社にするのか、NPO法人にするのか?


いろいろ思いを巡らせる中で、
背中を押してくれたのは、P・F・ドラッカーの言葉でした。


知識社会においては、企業は生計の資を得る場所ではあっても、
生活と人生を築く場所ではありえない。
非政府であり、非営利であるNPOだけが、今日必要とされている
市民にとってのコミュニティを創造することが出来る。
NPOだけが市民性の回復を実現しうる唯一の機関である。
20世紀において、われわれは、政府と企業の爆発的な成長を体験した。
だが21世紀において、われわれは、新たな人間環境としての都市社会に
コミュニティをもたらすべきNPOの、同じように爆発的な成長を必要としている。


私は、創設者の大前研一さんに、
一新塾のネクストステージはNPOとして再出発させてほしいと、
企画書をお渡しさせていただきました。

そして、20年経ちました。
大前さんの創設の理念を土台に、
社会変革の第一人者の講師の方々のお知恵を借りて、
一新塾生の皆さんと共に主体的市民の文化を育んで
これた奇跡の時間でした。

この場に集った、
様々なバックグラウンドの人たち。
私たちは組織人である前に一人の人間。
誰もが、一人の人間、一市民に立ち戻って、
自分自身に問いかけ、社会に問いかけました。

「市民性を回復し、そして、
誰もが志を生き、社会創造に参画する。」
いま、この理念は形になっています。

人生と志を守り育むコミュニティ。
このNPO文化が、この混迷の時代に、
爆発的に日本社会に広がりますことを
NPO化して20年の節目に切に願います。


■新しい日本を創造するネクストリーダー養成学校            大前研一創設のNPO法人一新塾(東京・大阪・名古屋・仙台・通信科)
「一新塾体験セミナー&説明会」開催中!(リアル・オンライン)
https://www.isshinjuku.com/

■『第二の人生は志を生きる~サラリーマンから市民への転身』(一藝社)
NPO法人一新塾/森嶋伸夫 著
https://www.amazon.co.jp/dp/4863592485

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?