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良い循環と良い社会

お金持ちになりたいかぁ~?
豪邸に住みたいかぁ~?
高級車に乗りたいかぁ~?

まぁ、すべての呼びかけに対して「オー!!!」と応えたくなる気持ちは分かります

そりゃ、お金はないよりあった方がいいし、小汚いアパートよりも豪邸の方がいいし、オンボロ車じゃなくて高級車の方がいいに決まっています。

けれども、度を越したものは不要です。こんな研究もあるそうです。

年収800万円が幸福度のピーク」との説を聞いたことがある人は多いでしょう。ノーベル賞受賞者であるダニエル・カーネマンの研究で有名になった事実で、あらゆる職種の年収とメンタルの変化を調べると、およそ年収が800~900万に達した時点で幸福度の上昇は横ばいになります。
これは世界中どこでも見られる現象で、アメリカでも日本でも幸福になれる金額の上限はさほど変わりません。もっとも、この数字はあくまで「それ以上はいくら稼いでも幸福度がほぼ変わらなくなる」最大値を示したものであり、現実的にはもっと手前から幸福度は上がりにくくなります。

MONEY PLUS
「最も幸福度が高い年収はいくら? ノーベル賞学者の研究結果」より引用

お金があるだけ幸せなはずじゃん?なんで幸せじゃないの???

不思議に思われるかもしれません。

かくいう私も、そんな大金持ちになったことがないので、私が言うのも変な話ではありますが、大金持ちには大金持ちなりの悩みがあるということでしょう。

使い切ることもできないから、それを十分に満喫することもなく、かと言って放置しているだけで目減りしたり、税金で持っていかれるのも嫌だから、そうならないための諸々の対策も必要なのだと思います。「あの人は大金持ち」とみられることで、精神的に孤独を感じたり、心の繋がりを感じられなくなったりという悩みもあるかもしれません。

とにかく、「あればあるだけ幸せ」なんていう、単純なものでもないということです。

だいたい、今の世の中、両手を広げて何でも取ろうとしすぎです。そういう人たちで、溢れかえっていると思います。

※この投稿を貼り付けてみたら、相変わらず「一部の人々にとって不都合な内容」を、「センシティブな内容」というもっともらしい表現に置き換えるTwitter様のご都合主義は、一旦、横に置いておきます。

無料PCR検査の話、呆れます。何が正しいとかまでいうつもりはありません。お金もらえるんだから、それをやろうというくらいの軽い気持ちかもしれません。お小遣い稼ぎには、ちょうどいいのだと思います。

でも、そうやって感染者(という名の陽性反応者)が増えたことになるから、こういうメディアが調子こいて、さらに煽るわけです。

こんなメディアに付け入るスキを与えているのは、欲をかいて、感染者数を増やしてしまっている人々のせいである側面、否定するわけにはいきません。自分たちで、自分たちの首を絞めているようなものです。

そんな大勢の人たちを目の前にして、私たちはどうするべきか?というところが、向き合うべき課題であり、重要なポイントです。

私なりに、そのポイントは、「正しくキレイに出す」ことだと考えます。「正しくキレイに出す」ことができてこそ、「正しくキレイに入る」が成り立つわけです。

「正しくキレイに入る」は、「たくさん入る」とも違います。けっして、たくさんではないのです。

例えば、分相応という言葉があります。

その人の身分や能力にふさわしいこと。また、そのさま。応分。「―な(の)生活をする」

goo国語辞典より引用

分相応は、お金に限ったものではありません。あらゆるものに通じるものです。自分の身の丈以上のものを得ると、ろくなことにはなりません。それが、先ほどの記事で言われていた、幸福度と年収の関係にも表れているともいえます。

ただし、分相応といっても、その量は人によってバラバラです。果たしてそれが「いくらか?」というところが問題です。多すぎてもいけないし、少なすぎても困ります。

そのヒントは、呼吸にあります

重要なのは、正しくキレイにお金を使えるようになることです。正しくキレイにお金を使っていれば、その出ていったものに見合った分、自ずと正しくキレイなお金が入ってくる・・・そんな感じ?
そんな感じで、呼吸で大切なのは、とにかくきちんと吐き切ることです。そうすることで、体内に溜まっていた余分なもの、体内にあってはいけないものが出ていくわけです。それが、次の息を吸うところで活きてきます。

「腹式呼吸してみたら?」より引用

呼吸で大切なことは、きちんと息を吐き切ることです。これは「呼吸」という漢字の順序にも表れています。まず「呼(息を吐く)」があって、その次に「吸(息を吸う)」があるのです。

吸うことにこだわると、無駄な空気まで吸うことになってしまいます。同様に、ガツガツとお金を稼ぎに行ってしまうと、見境がなくなってしまい、おかしな小遣い稼ぎに走ってしまうことだって考えられます。

順序が違うのです。

少しでもいいから、まずは正しくキレイにお金を使えるようになることです。感謝できることがあったら、その気持ちをお金を支払うという行為で表現していくことが大切です。「呼吸」でいうところの「呼」をしっかりする必要があるのです。

これをきちんとしていれば、自ずと必要なお金、分相応なお金は入ってくるのだと思います。「呼吸」で、正しく「呼(息を吐く)」ができていれば、何もしなくても勝手に「吸(息を吸う)」はできるということです。

「呼吸」と同様、「出入」という言葉も、先に「出」があって、その次に「入」があります。お金を入れる(稼ぐ)ことばかりに気を取られると、それに振り回されてしまう点、注意しなければなりません。


さてさて、そんなことを考えつつ、私は今年から農業を始めていますお金、かかります農業からの収入?そんなものはありません。今、そんなものは、ほとんど気にしていません。

けど、いろいろとお手伝いをしてくれている方々には、私なりにお示しできる感謝の気持ちを表しています。それは、時としてお金であったり、野菜であったり、お手伝いという労力であったり、かたちはさまざまです。

私が大事にしたいことは、そこでお金を稼ぐ「入」ではありません。質の良い「出入」であり、そんな質の良い循環です。

そうやっていくうちに、いろいろなものが、回っていくようになるのでしょう。お金も、モノも、感謝の気持ちも・・・そうやってじゅんぐり回っていくことで、少なくとも私の周りでは、小さくとも幸せな社会が構築されていくのではないかと思っています。

そういうことの積み重ねが、将来の明るい未来に繋がるように思えてなりません。


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