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腹式呼吸してみたら?

20代後半の頃、体重がピークでした。若いころと同じように食べているのに、運動量が減っているから、ドンドンと肥えていくわけです。自然の摂理というやつですね。

その時、いろいろと運動をしてみたものの、なかなか体重に変化がみられず、ちょっと諦め気味になっていました。効果が出ないので、モチベーションもあがりません。

転機だったのは、ヨガや瞑想を通して習った腹式呼吸の呼吸法でした。数字はよく覚えていませんが、1~2週間の間に10kgくらいの体重変化があったように思います。ズボンが合わなくなったので、スーツは全部買い直しました

その後、今でもちょっと時間があれば、意識してその呼吸法を実践しています。

呼吸法には、いろんなコツがあると思いますが、私が意識しているのは、以下の3つです。

①全身の力を抜いて、力を入れるのは下っ腹だけ。
②時間をかけて、下っ腹を引っ込めながら、口から細く息を吐く。
③自然と入ってくる分だけの空気を鼻から吸う。

それぞれのポイントについて、少し説明したいと思います。

①全身の力を抜いて、力を入れるのは下っ腹だけ。

人間、普通にしていると意外と力んでしまったり、筋肉が収縮してしまっているようです。

これは個人的な特殊ケースかもしれませんが、先日、奥歯が痛くて、歯医者に行きました。診察してもらったところ虫歯はなく、日常生活の中で歯を食いしばっていることが原因の「外傷」とのことでした。

まさか、自分が歯が痛くなるほど食いしばっているだなんて、思いもよりません。しかし、その後意識してみると、たしかに「グッ」と噛みしめそうな瞬間があることに気づき、それ以降、注意するようにしています

パソコンの前で作業しているとき、運転しているときなどでも、ふと気付いてみると、肩や腕周りが「ギュッ」と緊張したような状態のことがあります。

こういうのを全部排除して、とにかく意識して全身から力を抜くのです。力を入れていいのは下っ腹だけの状態にして、呼吸に集中します。

②時間をかけて、下っ腹を引っ込めながら、口から細く息を吐く。

呼吸と聞くと、とかく息を吸い込むことばかりに神経がいきがちになるのではないかと思います。しかし、それはです。いかにきちんと息を吐き切るかがポイントです。

下っ腹に力を入れて引っ込めながら息を吐くのは、最後の最後まで、残った息を吐き切るためのものです。

これは息だけではなく、人生にも通じることだとも思っています。例えば、お金です。

お金欲しいですよね?だから、たいていの人はお金を稼ぐこと、お金が入ってくることばかりに目が行くのではないでしょうか。

けど、お金なんてものは「天下の回り物」です。入ってくることばかりに目がいってしまっていたら、入ってきてはいけない、ろくでもないお金まで入ってきてしまいます。そんなのが入ってきてしまったら、人生、道を踏み外していくわけです。どこかの有名社長さんみたいなもんです。

重要なのは、正しくキレイにお金を使えるようになることです。正しくキレイにお金を使っていれば、その出ていったものに見合った分、自ずと正しくキレイなお金が入ってくる・・・そんな感じ?

そんな感じで、呼吸で大切なのは、とにかくきちんと吐き切ることです。そうすることで、体内に溜まっていた余分なもの、体内にあってはいけないものが出ていくわけです。それが、次の息を吸うところで活きてきます。

③自然と入ってくる分だけの空気を鼻から吸う。

体内に溜まっていた余分なもの、体内にあってはいけないものが出ていったあとは、「これでもかぁ」と目一杯、息を吸う必要はありません。自然と鼻から入ってくる分だけの息を吸います。適量というやつです。

先ほどのお金の例で言えば、身の丈にあったお金があればいいということになります。使い方も分からないまま、ただお金が欲しいという人は、その欲に溺れて身を滅ぼすなどというのは、よくある話です。

呼吸にしても同じです。体が必要としていないものを、無理にたくさん取り込もうとすると、体にはかえってよくないということなのだと思います。息を吐き切るだけ吐き切ったら、自然に息を吸うことで、本当に必要な分だけの空気を体内に摂り入れることになるわけです。


これが私が実践している呼吸法です。ところで、これで体重が落ちるってどういうこと!?

うーん、そうなんです。どうしてでしょうね?

私の実体験として思うことは、まずこの呼吸法というのは、いつでもどこでも意識さえすればできてしまうという点です。

通常、ダイエットのためにおジョギングやウォーキングといったエクササイズをしようとしたら、そのための時間を別途確保していかなければなりません。一日のうち、毎日30分確保するのだけでも結構大変ですし、それが1時間なんていったら、大抵の人には、かなり高いハードルになってしまうのではないでしょうか。

しかし、腹式呼吸は、いつでもどこでも可能です。やり方によっては、起きている時間のほとんどの間、腹式呼吸をし続けることもできます。

腹式呼吸をしている間、お腹はものすごく大きく動きます。それだけ運動をしているわけです。そのエネルギー、割とバカにできないのかもしれません。それだけたくさん動いていれば、お腹が出っ張るようなことは、まずなさそうです。

それともうひとつ、腹式呼吸をしているときには、下っ腹以外の部分は、極力リラックスすることを意識します。その結果、全身の筋肉が弛緩し、体中の老廃物がうまい具合に回収され、きちんと体外に出るようになります。つまり、いわゆるデトックス効果が促されるわけです。

こんないい感じの腹式呼吸をしながら、瞑想なんかをしていったら、さらにいい効果が得られるかもしれません。

ただ実際のところ、この腹式呼吸瞑想や悟りの世界の関係性について、私はよく分かりません

この点について、アキラボーイズさんは何か見出したようです。

アキラボーイズさん的には、腹式呼吸で息を吐いている時、脳から出る周波数が低くなり、それが地球の周波数と近くなるというのがポイントなのだそうです。

ふーん・・・よく分かりませんが、そういうのもあるのかもです。

そこんところは、よく知りません。けどま、当面、デトックス効果を高めつつ、ダイエットに役立つのなら、起きている間は極力腹式呼吸を意識してみるという生活、試してみてはいかがでしょうか。

もしかしたら、いいことがあるかもしれませんよ?


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