家族か人生か。仕方ないのか。In Philippine.
フィリピンでいろんな人たちと会ってきて、プライベートな話もできるようになってきた中で、ここでの家族構成とか、家族に対する価値観的なものがわかるようになってきた。
そして一番びっくりしたのは、家族がめちゃくちゃいること。
僕は5人家族だが、こっちのフィリピン人の友達は12人家族だったりとかする。
しかもそれが普通な感じで、両親がまだ47歳だからまだ家族増えちゃいそうとか言ってる。
サッカーチーム作れるやんって普通のツッコミをしたら、けが人が出た時に困るからまだ完全じゃないけどねって言われた。笑
すごく仲良くなった子がいて、その子は僕と同じ22歳で、9人の兄弟がいて、一番下の子は1歳になったばかり。
しかもまだ増えそうって。
ここで一番不思議に思ったのが、なんでそんなに子供を産むのかってこと。
子供が多い方が間違いなく楽しいと思うし、幸せなことではあると思うけど、シンプルに養っていけるのかっていう疑問があったから。
その子とはかなり仲良くなったからストレートに質問してみた。
するとその子は9人兄弟の一番上で、自分だけが働いてその給料をほとんど家族に渡しているらしい。
そのために、卒業したかった大学を辞めて今は毎日働いている。
幸せなのかを聞いてみたら、先生になる夢があるけど、今は自分が働かなきゃ仕方ないって言ってた。
長男と長女はこういう人が多いらしい。
大変だけど仕方ない、でも家族にすら会えてないこともよくあること。
1つ下の妹がいて、その子は今大学にいて、その子が先に卒業するって言ってた。
そして後3年働いて他の何人かも卒業させられたら、自分は仕事を辞めて大学に戻りたい。
そしてそのあとは、働き始めた妹、弟たちにお金を払ってもって生活する。
フィリピンの面白いところは、家族の中で誰かが働いて他の人は働かない。そして自分の順番が回ってきた時にある一定の期間働いて家族を養う。その他の人はそのお金を使って生活する。働きたくないのが根底にあるみたいだが、お母さんは、子供と過ごす時間を一瞬たりとも失いたくないし、お金では時間は買えないから働かないって価値観らしい。
それは素敵なことだとは思うが、その子は本当に辛そうにしていたので少し疑問が残る。
その子によると、フィリピン人はかなり嫉妬深くて、大変らしい。その子の父親もかなり嫉妬深くて、奥さんが少しでも他の男と楽しそうに話していると怒っちゃうみたい。
子供9人いる理由もこれが原因の一つらしい。
いろんな疑問は残るけど、やっぱりこれは文化的なものがあって、僕が少し話しただけでは完璧に理解できることではないって感じた。
ハッピーな笑顔が多くみられる一方でやっぱり大変でしんどい一面があって、みんながサバイバルをしている。
僕にとっての幸せを考える旅にするためには、幸せで楽しいことだけを経験するんじゃなくて、どんな人がどんな戦いを人生の中でしているのかを知っていくことがこう言った面も含めて色々知ることが必要だと改めて思うし、もっと多くの人たちから多くのっことを吸収したい。
残り1週間、全力で毎日を過ごす。
それでも楽観的に。
Be optimistic.
Issei Yamasaki
僕のインスタグラムを通じて、人生や旅について、そして英語や留学、ボランティアに関することについてなどの連絡をしてきていただいている皆さん、いつもありがとうございます!
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