シェア
なか
2020年2月7日 22:30
千畳敷駅を発ち、キハ40系に揺られながら五所川原駅へ。津軽鉄道線に乗り換え、津軽五所川原駅から金木(かなぎ)駅へ向かいます。なぜ五能線よりもさらにローカルな路線・津軽鉄道線へと乗り換えてまで金木へ行くのか。答えは簡単。本タイトルにもあるように太宰治出生の地だからです。太宰治 (1909―1948)本名・津島修治。青森県 北津軽郡 金木村に新興地主で裕福な家の六男として生まれる。
2020年2月10日 16:44
前回の続きから。金木駅から5分ほど歩き、「太宰治疎開の家」へ。太宰治疎開の家 (旧津島家新座敷)元々長兄・文治の結婚を機に生家の離れとして建てられた場所で、旧津島家新座敷とも呼ばれる。太宰は戦時中東京で暮らしていたが、東京大空襲を期に妻の美知子の実家のある甲府へ疎開、続けてその甲府も空襲を受けたため、津軽へ再び疎開した。そのとき暮らしていたのがこの座敷で、再度東京へ出るまでの1年4ヶ
2020年2月17日 00:45
太宰治疎開の家の次に訪れたのは、文学好きの間では有名な場所であろう太宰の生家・斜陽館。太宰治記念館「斜陽館」とは太宰が生まれる2年前の明治40年に太宰の父によって建てられた豪邸。和洋折衷・入母屋造りの建物は、明治期の貴重な木造建築物として国の重要文化財に指定されている。太宰自身は諸般の理由により勘当されており、勘気を許されてこの家に戻ったのは昭和17年、太宰の母が亡くなった後のことだっ