見出し画像

何もしないをするのに最高の場所 (ハワイ ノースショア)

私はハワイのことをずっとずっと舐めていました。ハワイなんて日本人だらけで、そんなところには行くものかとまで思ってました。

でもなんか気になったので、10年くらい前に「まあそんなに言うなら行ってやるか」くらいの超絶偉そうなノリで、さらに、どうせつまんないだろうから無駄使いになってもいいようにと、エイチ・アイ・エスの格安ツアー(3泊5日で全部込み一人6万円)で飛びました。それくらい期待してませんでした。だったら行くなよという話ですがまあそうおっしゃらずに。

そしたら前言撤回、朝令暮改。いいじゃないですか。

その時はワイキキの外れの、ビーチまで歩いて10分弱のコンドミニアムに3泊しました。ワイキキ周辺は正直まあこんなものかくらいでしたしたが、せっかくだからノースショアに行ってみようと、その時はレンタカーを借りていなかったので、路線バスであるThe Busでソースショアに向かいました。

お約束のドール・プランテーション、ハレイワタウン、サンセットビーチあたりを1日かけてバスで周りました。これが最高に良かったんです。良いというのはこれらの観光スポットではなく「空気感」です。

ワイキキ周辺は、特にショッピングにもレストランにもまるで興味がない私には、お台場と変わらないじゃんくらいに感じていたのは事実。ワイキキの高層ホテルで窓を締めてエアコンつけて眠る、というのがどうしても納得がいかないからです。これは今でも変わっていません。

でもノースショアは違いました。風が違う。これは絶対再訪すると誓ったのです。

帰国してノースショアの宿を探して見つけたのがこのKe Iki Beach Bungalowsでした。とても人気があるので空きがなく、訪問するまで1年近くかかったと思います。

ノースショアへは実は路線バスであるThe Busでも楽勝で行くとができます。バスは頻繁に走っている(1時間に3本くらい)ので周遊も可能です。以前はアラモアナバスセンターから直通でしたが、若干路線変更があって、ホノルルの空港からですと2回乗り継ぎが必要です。でも現地の交通ICカードHoloカードがあればたったの3ドルで行けちゃいます。いまはGoogle Mapがあるのでバス停も自分の現在位置も全部わかるので全然簡単です。でも自由度は格段に下がるので、レンタカーを借りることが多いです。

なお、The Busにはスーツケースを持ち込んで乗車することはできませんのでご注意ください。



空港からH1、H2を経由してカメハメハハイウエイハを走り、ハレイワタウンを超えると、突然この景色が広がります。最高に気分が上がる瞬間です

私は運転免許を持っていないので。家人に運転はお任せ。幸いなことに彼女は運転好きで、海外でもそんなに躊躇なく、怖いもの知らずで走ってくれます。

ワイメア渓谷の近く。ノースショアはこの先に

Ke Iki Beach Bungalowsは5、6室のこぢんまりとしたビーチフロントの宿です。グレッグ夫妻が運営しています。

とにかく素敵な場所なので写真だけを何点か並べてみます。

駐車スペースからエントランスを見る
ビーチに面した庭
部屋からの長め
ビーチへの入り口。ビーチまで徒歩0秒!
ハンモックもあります
ビーチ側から
開放廊下のライト
名前がわからない白い花
ピンクのハイビスカス
お約束のプルメリア
庭からビーチを
ガーデニアというお気に入りの部屋
プレート
ガーデニアはビーチフロント!
ガーデニアは2ベッドルームで4人まで宿泊可能
奥にあるベッドルーム
キッチンと食器類も完璧


さて部屋の目の前のビーチはこんな感じです。ただ結構急に深くなるので、泳ぐには細心の注意が必要です。

宮古島ほどではないですが、ワイキキの比ではない透明度で
このくらいまでした沖には行かないほうが無難
離岸流も激しいようです
ハレイワタウンで買ったキャンドルは先程の写真と同じカラーリング
プルメリアの絵

ここでは何をしているかと言えば、もちろん何もしないをしに行きます。すぐ近く(徒歩5分)に大きなスーパーマーケット、フードランド・ププケアがあるので、そこで食料とお酒を買い込んで、ひたすら飲んだり、結構自炊をします。ノースショアにはレストランが殆どないので、食事するならハレイワまで来るまで20分ほど行く必要があるからです。

海を眺めながらいつもだらだら飲んでます
はい、飲んでます
眼の前に夕日が落ちる至福の時間です
日によって夕陽は表情を替えてくれます
この日はいい色になりました
キッチン以外に、バーベキューグリルもあるので、肉を焼くことも多いです。特に美味しいのはベイクドポテトです
こんな感じで夕食です

これまでに4回滞在したと思います。大抵はチェックアウトするときにグレッグに直接次回の予約を入れてもらいます。短いときで3泊、長いときで5泊したように思います。毎回そうですが観光的なことはほとんどしていません。というかそういう場所は近くにはありません。

宿の周辺には高級別荘が立ち並んでいます。ホテルはさらに20分位先のタートルベイリゾートしか無く(食事はしたけど正直値段に見合わないホテルです)サーファー用の狭くて安いB&Bは何軒かあります。波乗りがメインであればいいですが、のんびりするのには向いていないところばかりなのが残念です。AirBnBは何軒かあるみたいです。


さてさて、Ke Iki Beach Bungalowsは3年ほど前にリニューアルされて、増築とリフォームで新しくきれいになったようですが、ちょっと趣がなくなった感じがします。そして料金はなんと10倍近くに高騰しています。当時は1年先くらいまで満室でしたが、いまでは流石にこの料金なので結構空いているようです。もう行けないかも・・・

ガーデニアはこうなったようです。プルメリアの絵はそのままですね


たくさんの方がハワイに行かれたことがある、行こうと計画をされていると思います。ワイキキもいいですが、ネイバーアイランドとまでは言いませんので、ノースショアに行ってみてください。そこはワイキキとは全く別の場所です。

もしもこの宿が気に入っていただけたのなら、私のお気に入りの宿について書いた記事を貼っておきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?