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エッセイ | 気付けば増えている食費

私は月末になると家計簿を確認する。自分でつけているのではなく、カードのアプリで勝手に記録されているものを見るだけなのだけれど、これがかなり役に立つ。

「もう月末か。今月は何にどれくらいお金を使ったのかな」その月に買ったものや行った場所を思い出しながらアプリを開く時がワクワクして好きだ。

買い物をする時は必要なものしか買わないし、無駄遣いをすることも避けている。なるべく質素な生活を心がけているのだ。

家具や娯楽用品を買わなければ、ひと月の間で大きな金額の買い物をすることはない。コンビニに行った回数も2、3回くらいだから無駄な出費はしていない。まあ、コンビニに行ったところで大きな出費にもならないのだけれど。

アプリを起動させ、家計簿を見たら「うそでしょ」とつぶやいてしまった。

私はひと月で15,000円も食費にかけないようにしていたのだが、見ている画面には今月の使用金額は30,000円と表示されていた。履歴を見ると全部に覚えがあるが、なぜこのような金額になったのかが分からない。

今までの食事を思い出して計算してみる。少し高めに見積もっても10,000円だ。残りの20,000円はどこから発生しているのだ。

こうなったら徹底的に調べなくては。来月もこのような調子では困ってしまう。

履歴を追った中で高額だったのはAmazonで購入していたプロテインやおやつのミックスナッツだ。これだけで10,000円している。

「これは私が悪いな。予算計上しておかなければ」予算の見直しが必要かもしれない。ただ、ひと月に換算すると5,000円程度のため、ギリギリ予算内ではある。

次に問題なのが趣味のコーヒーだ。コーヒー豆の金額が7,000円ほどある。最近はアイスコーヒーで飲んでいるため、比較的安い豆を購入しているのだが、ホットコーヒーの季節になると今の倍くらいになりそうだ。

これは食費と考えない方が良いのではないかと思いつつも、どこまで自分を甘やかすかを決めるのは難しいため、いったん保留にする。

あとは3,000円ほどの金額だ。恐らくこれはスーパーで食材を購入する際に、ついつい買ってしまっているお菓子や、調味料の買い足しで発生した金額だろう。

確認してみるとちゃんと理由のあるものばかりだった。ここから削減できるのはせいぜい数千円くらいだろう。来月の食費は予想だと1万円は安くなるはずだ。

ただ、自分が知らないうちにお金を使っていることに改めて気付かされたのは良い機会だ。ぜいたくはしていないと思うが、もう少し数字と仲良くしなければと思い知らされた。



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